2009年5月27日水曜日

救急法

今朝
大阪市営地下鉄で

隣は男子高校生
ちょっと小太りで厚い眼鏡をかけている

降りる駅近くで
肩に寄りかかってきた

ウトウトとされてるのかと
横を向く
どんどん体重がこちらにかかる
あれあれどうして

ス-と立ち上がった

するとその高校生は
そのまま倒れこんだ
まずは横に
そのまま前に

前に座っていた若い男性が
頭を床に打たないように
咄嗟に手を差し伸べられた

てんかん
痙攣 が激しい
どんどん硬直していく
舌を噛まないように
ハンカチを口に挿ませる
電車の非常停止ボタンを押す

別の方が救急車を呼ぶ

その間も
声を掛け続ける
大丈夫か
わかるか

何もできなかった
ただ見ていた
オロオロと困った顔をして
あの時
避けるように立ち上がらなかったら

学生時代
救急法を学んだ
率先して動けなくなった
情けない

たまたま
ワッペンをつけた方が前に座っておられた
営繕
地下鉄の方のよう

素早い力強い保護に
感動した

立派なカッコイイ方

救急員の方が来られた頃に
高校生の意識は戻った

いろんな複雑な思いが
頭の中をぐるぐる回る

自分の無力さを責めるのは無駄
進むことは学ぶこと

よく見せていただきました

有難う御座います