2016年6月26日日曜日

東寺蓮池

東寺に向かう

いつものように御影堂に上がり
般若心経を唱える
ゆっくり声を出さず

宝物館は開帳の時期ではないが
2階の千手観音様に手を合わせる

五重塔を撮るナイススポットの池に来て
驚く

蓮の花が一面満開

ここを見せようと
足が向いたのか

来てよかった

蓮の花は長く観るほど
心落ち着く

石上神宮

今月も無事墓参りを終える

石上神宮へ向かい
これっもいつもの順に参拝を済ませる

御手洗を曲がり
山の辺の道へと入る

しばらく神鶏がコッココッコとついてくるが
鏡池が過ぎる頃には静寂の森に包まれる

6月ではまだ早いか
やはり蓮の開花は7月かと
不安半分期待半分で歩き進む

あっ

蓮畑が一掃されている

見てはいけないものを見てしまったかのように
あわてて踵を返す

なにかとんでもない不幸をが
自分に襲いかかったかのように
ス-と気が引けた

コッココッコと迎える神鶏に微笑みかけ
平静を装う

山の辺の道になど入っていない



2016年6月22日水曜日

舞台『劇団東京乾電池創立40周年記念本公演-ただの自転車屋』

下北沢本多劇場へ

柄本明
ベンガル
綾田俊樹

ほぼ3人芝居

40年前から知ってる

歌舞伎の早変わりのように
ショ-トコントが次々回転する

頭いい人たちの集まりと
感心していた

作家さんもあとで紹介されてたから
脚本はあるのだろう

ベンガルのツッコミの間は
絶妙

アドリヴとしか思えないシ-ンがたくさん

初日とあって客席には
荒川良々くんや山田洋二監督まで

柄本さんの最後の挨拶は
今回もただ下を向いて顔を上げず
人前に出ることさへ恥ずかしいかのように
ぼそぼそ

いつもおもしろい
いつもすごい




2016年6月18日土曜日

Shikinami ライヴ

恵比寿ア-トカフェフレンズへ

待ちに待ったShikinami ライヴ

年を重ね容貌は変われど
彼らの中にある純粋性は変わらず

何度も聞いたエピソ-ドと
何度も聴いた曲でも
思い出と過ぎた年月が重なって
今新たな感動に涙する

何回も
でなくていい

唯一無二のShinami の音を
絶やさないでほしい

五十鈴川のせせらぎの音も
また聴きたくなった


2016年6月7日火曜日

コンサ-ト「ヒラリ-・ハ-ン ヴァイオリン・リサイタル」

東京文化会館大ホ-ルへ

モ-ツァルト
ヴァイオリン・ソナタ ト長調 K379

J.S.バッハ
無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番 ハ長調 BWV1005

前半は完璧過ぎるお手本のような演奏

完璧なのになぜか物足りない

アントン・ガルシア・アプリル
無伴奏ヴァイオリンのための6つのパルティ-タより
第2曲「無限の広がり」
第3曲「愛」

ア-ロン・コ-プランド
ヴァイオリンとピアノのためのソナタ

ティナ・デヴィットソン
地上の青い曲線

仕事帰りなので後半は眠るかなと懸念していたが
なんのなんの
眠らせてはくれない

前半とまったく違う激しいうねり

超絶技巧に圧倒されるも
その一つ一つの音に
全くブレがない

途中から口をポカンと開け
笑いながら見入り聴き入ってしまった

フワフワのドレスがシ-スル-であればよかったのに

全身全霊での演奏だとひしひし伝わる

激しい脚の動きまで見たかった

ブラボ-
ブラボ-

スタンディングオベ-ションに応え
3回ものアンコ-ルを演奏してくれる

日本語で曲紹介してくれたが
マイクがなくちょっと聞き取れなかった

その小曲たちも素晴らしかった

仕事の疲れもなにもかもふっとんだ

音楽の力をまざまざと感じ知った

ヒラリ-・ハ-ン
貴女に感謝致します