2011年12月31日土曜日

大晦日


あと1時間でこの年が終わる
同時に
この歳が終わる

わたしにとって
カウントダウンはそのまま
ひとつ歳をとることとなる

あああと1時間でこの歳が終わるのかと思うと
これまで以上に
とてもさみしい

男の人に
人生の精神的な転換期は
父上を亡くす歳です
なんてよく話していた

今それが自分にも
当てはまることを
実感する

女性にとっても
母親を亡くす歳が
精神的な大きな転換期の年となるみたい

とうとうこの
いろんなことがありすぎた年が終わる

それでも今年ありがとう

それでも生きていかなければ

御蔭様で
今年悲しみを感じた
たくさんの方々と共に

いつも有難う御座います

2011年12月30日金曜日

まめまめしく


毎年母の元に集まるので
長い間正月準備はいい加減

もう戻る家もなく
自然におせち料理準備をする

煮豆は普段からよく作り
得意としていた母にならって
久々に黒豆とおたふく豆の水戻しをはじめる

いつまでおせち料理が作れるんだろうと
時が永遠でないことを
母との会話でわかっていたのに
今さらながら
ゆっくり手伝うことさへしなかったことが
悔やまれる

重箱のなかみは
自然に見慣れた献立に

御蔭様で
母への思いを
重箱に詰め

いつも有難う御座います

2011年12月29日木曜日

仕事納め


無事本日で仕事納め

ちょこちょこと若い人たちから
ちょっとした愚痴や相談を受ける

年の最後だから
吐き出しておきたいと
思うのかもしれない

最後には怒りをぶちまけたいと
カッカする言葉に
首を横に振る

もし被害者であると思うなら
加害者でないことを
喜んだほうがいい

暴言を吐いて相手を傷つけたなら
またそのことは自分を汚すこととなる

御蔭様で
クッションの役割も
仕事納め

いつも有難う御座います

2011年12月28日水曜日

来年は


激動の年であった
うちでも
そとでも

来年は
ホノルルマラソンに行こう
皆で走ろう

よし走ろう走ろう
おおいに盛り上がる

屋久島に登ったとき
一番の健脚はボクだった

立山に登ったとき
へたったのはだれだっけ

富士山でご来光はどうかしらん

イタリアにいってみようか

来年の話になると
どんどん夢が膨らむ

来年のことなんだから
言いたい放題

皆健康で
すべて思い通りに
時間が進むと思い込んでる

いや自分ではコントロ-ルできない
大きなものの流れに
いつ巻き込まれるともしれないことを
もうじゅうじゅう皆知っている

明日のための今日があればいい

御蔭様で
やっぱり
この今がきらきら

いつも有難う御座います

忘年会


家族の忘年会&クリスマス会
ようやく皆が揃う

とにもかくにも
この日息災で集まれたことがうれしい

子どもたちからの
クリスマスプレゼントは
エバニュ-のストック

とてもほしかったもの
うれしい

子どもたちへのプレゼントは
皮の手袋

とてもあげたかったもの
プレゼントできてうれしい

愉しい時の幕切れを告げるのは
いつも終電の時刻

皆同じなんでしょう
横浜からの終電は
超満員

御蔭様で
おしくらまんじゅう状態も
うれしい余韻で気分ふわふわ

いつも有難う御座います

2011年12月26日月曜日

イルミネ-ションの名残


街のイルミネ-ションが
やはり名残のように見える

週末の祭りのあとが
忙しい月曜日でよかった

一息つくたび
このクリスマスも
この年だけのものだと
つくづく思う

今までと違う時間の過ぎ方に
とまどい
過ぎるそばから
郷愁に変わる

今年だからか
この歳だからか

御蔭様で
過ぎ行く時間も
愛おしく

いつも有難う御座います

2011年12月25日日曜日

メリ-クリスマス


今夜はホ-ムパ-ティ

チキンのほかはなにがいいときくと
グラタンという

チキンの塩釜焼きや
タンやロ-ストビ-フ
世界のクリスマス料理を習った時代もあったが
クリスマスも考えれば
誕生日と同じ年に一度しかない

たくさん作っても
集まる人数が少ないと
ケ-キもあるし
そんなに食べれたものでない

家でテ-ブルにごちそうを並べているときは
いつも思う

マッチ売りの少女が
窓から見る暖かい家族を

今ここはあの窓の中

今も
凍えながら外で震える人がいることを
忘れないでいたい

メリ-クリスマス
すべての人に

御蔭様で
キャンドルの灯に
ゆらめく思い

いつも有難う御座います

2011年12月24日土曜日

♪グロ-リア


♪グロ-オオオオ-オオオオオ-オオオオオ-リア
インエクシエルシスデ-オ-
グロ-オオオオ-オオオオオ-オオオオオ-リア
インエクシエルシスデ--オ--

1週間ほど前から
鼻歌でもグロリアばかりを口ずさんでいた

ダミ声を裏返し
精一杯のソプラノで
自宅では声張り上げて繰り返してた

クリスマスイヴは教会で

四谷の教会でイヴミサに参加

キャンドルサ-ビスが
神聖な雰囲気をつくり
感無量になる

立派なパイプオルガンの伴奏で
合唱する賛美歌は
なんとグロリア

まさかこんな素敵な場所で
熱唱できるとは思わなかった

ああこの時間のために
練習してきたのか

久々に
祝福まで受け
新しい居場所を見つけたような
安心を得る

御蔭様で
たくさんの隣人と
聖なる夜を

いつも有難う御座います

2011年12月23日金曜日

イヴイヴ


8時になると
バババ-ン

なにごとかとキョロキョロ

続けて
外で花火が
ドド-ン

えっ
イヴイヴだからかしらん

知らなくて
サプライズプレゼントされたみたい

サンタワ-ルドからの
クリスマスカ-ドも届き
どんどん静かに盛り上がっていく

御蔭様で
明日の仕込みに
思いを込めて

いつも有難う御座います

2011年12月22日木曜日

ゆず湯


冷え冷えとしたこんな日は
ゆず湯がほっこり身体を休める

別にいつでもゆず湯をしてもいいはずなのに
冬至にはゆず湯といわれる御蔭で
ゆずを買ってしまう

節目節目の行事に
素直に合わせる

ちゃんと身体が守られるように
導かれる

御蔭様で
二日酔いでも
しじみとゆずで

いつも有難う御座います

2011年12月21日水曜日

六本木の夜


クリスマス近くに
六本木で夜を過ごせるのは
なんとも華やいだ気分になる

ハ−ドロックカフェには
昔と変わらず外人が多い

この地をよく知る友に
六本木の裏道を案内される

新しい街のようで
古い史実の名残が
どっしり重みを加える

東京の道の片隅にも
江戸も明治も残っている

ブラタモリのように
大東京の昔探しも
またおもしろい

たしかにここに
それぞれの志をもった人々が
未来に向かって
生きておられた

その未来は今

嘆こうにも見えないところが
またいい

御蔭様で
ただあるく
そのあしもとにも
先人の功

いつも有難う御座います

2011年12月20日火曜日

墓前にて


今月も無事墓参りを終える

義父の墓前に通い詰めた墓地で
父の墓前にも参る月参りも
母がそこに加わったことで
思いが大きく変化する

心より懺悔することは
赦しを求めないこと
だとわかる

してしまったこと
しなかったこと
そのすべてに対する報いを
そのすべてを
受け入れよう

生きなおしたいなどと思わない
そう豪語してきた

その傲慢さも含めて
できるものなら
生きなおしたい

御蔭様で
心あらたに
する覚悟

いつも有難う御座います

2011年12月19日月曜日

師走の石上神社


師走月にまた石上神社に参ることができた

広いともいえないこの神社のあちこちに
とても気持ちいい場所がある

いつきても
境内を掃き清める人がある

人ではない気配も
人が場を作ってくださってるのかもしれない

御蔭様で
手を合わせる
向きも増え

いつも有難う御座います

2011年12月18日日曜日

復興祈願詞


  春日若宮おん祭は
  大雨洪水による飢饉疫病蔓延からの救済
  国家安寧を願いはじまった祭礼です
  よって本年は東日本大震災と奥吉野熊野大水害の
  早期復興を祈願して祭典における復興祈願詞の奏上
  また古例により別願舞楽の奉納を行います

競馬
稚児流鏑馬
御旅所祭

その願いが篭ってか
小さな子どもも大人まで真剣そのもの

古代の習わしを忠実に再現しようとされてる
意気込みが伝わる

春日大社は
子どもの守護神といわれ
節目毎に参拝させていただいていた

御蔭様で
おん祭りの日の
春日詣で

いつも有難う御座います

2011年12月17日土曜日

春日若宮おん祭


奈良に住む友から
案内をもらっていた

なんとか奈良にたどりついたときには
競馬の真っ最中

細い道の間を
颯爽と駆ける馬たちを
間近に見るのは
迫力満点

この日のために
柔らかい砂が敷かれている

ゴールの済んだ馬たちは
細い道に集まり
回りの公園には鹿たちが
なにごとかと見物している

和やかな光景

御蔭様で
悠久の地で
古代の儀式を

いつも有難う御座います

2011年12月16日金曜日

にわか登山家仲間


先月から始まった月例登山は
今月はもう中止になる

素人に日の短い登山は危険だと判断した

大きなものにはいたって臆病

サポ-ト役の息子は
たった一度の丹沢登山で
職場の人気者となっているらしい

隠れ登山愛好家が
たくさんおられることに
驚いている

ヒマラヤを制覇した御方まで
自然に寄ってこられ
山談義に話が弾むという

新しい世界に一歩踏み出すことは
その景色のみならず
下界での人の繋がりまで
両手を広げることになる

社交的な息子は
大いに喜び
次々と経験者のおすすめル-トをきいては
次回を楽しみにしている

御蔭様で
必要な情報は
自然に笑顔で

いつも有難う御座います

2011年12月15日木曜日

日程調整


忘年会とクリスマス会

師走に入り日程調整ばかりしている

子らも皆社会人になると
近くにいても
なかなか休日が折り合わない

まして他人たちとは
なおさら

まして儀式的なこだわりに
すでにがんじがらめ

欲張りには
12月は短すぎる

大掃除の段取りも
あれやこれや

御蔭様で
手を動かさず
思案ばかりは
お手のもの

いつも有難う御座います

2011年12月14日水曜日

『道』


ある会の今日の一言で
ある方が
この激動の時代
うまくいかなくつらいとき
この言葉を繰り返し思います
と相田みつをの『道』を
と紹介された

  道
  長い人生にはなあ
  どんなに避けようとしても
  どうしても通らなければ
  ならぬ道-
  てものがあるんだな

  そんなときはその道を
  黙って歩くことだな
  愚痴や弱音を吐かないでな

  黙って歩くんだよ
  ただ黙って-
  涙なんか見せちゃダメだぜ!!

  そしてなあ その時なんだよ
  人間としての いのちの根が
  ふかくなるのは・・・・・

おもわず拍手が沸いた

そして私も
その人のそばに寄り
ありがとうございます
と頭を下げた

深く思うところを知ることによって
その人をより理解するのを手伝う

御蔭様で
つらいおもいも
よろこびに

いつも有難う御座います

2011年12月13日火曜日

『脳を活性化させる論語の素読から学ぶ生き方』


  子(し)曰(のたま)わく
  学びて時に之(これ)を習う
  亦(また)説(よろこ)ばしからずや
  朋遠方より来る有り
  亦楽しからずや
  人知らすして恨みず
  亦君子ならずや

楽しみにしていた講演は
全員で論語を
声を出して読むところから
始まった

学而(がくじ)第一は
読んでみると
なかなか長い

曰く

のたまわく
と読むのは
孔子への尊敬語であり
曰く

いわく
と読むのは
その弟子の言葉であるそうな

幼児の頃から
論語を音読することによって
将来
人生の節目節目に
その言葉の意味がよみがえる
といわれる

  子曰わく
  人の己を知らざるを患(うれ)えず
  人を知らざるを患うるなり

学而第一の
はじめから
最後の言葉まで
まさしく今日の心境

御蔭様で
先人の智慧
先輩から

いつも有難う御座います

2011年12月12日月曜日

論語


明日
論語についての講演会に行くことになる

また講演者へのインタヴュ-をさせていただく
役目を得る

準備にせっせと
論語の本を買い込み
にわか勉強をしている

学んでやっと
論語に魅かれる
わけがわかった

両親とも
詩吟の師範であり
流派の代表でもあった

毎日長年
聞き慣れていた漢詩の中には
孔子の論語も含まれていた

書道の臨書にも
論語の言葉を
数多く書いていた

台湾の高雄では
孔子廟が
最も気に入った場所であった

今までもずい分と意識せずとも
親しくしてきた

少し離れていたが
また引き寄せられてるよう

御蔭様で
深く付き合う
予感する

いつも有難う御座います

2011年12月11日日曜日

『NOEL』


クリスマスものは大好き

『NOEL』を観た

見知らぬ人の個人的な話の中に
客観視した自分を見つけ
未来を知り
変わろうとするシ-ンがある

日常
今もよく
他人の中に
過去の自分を見つけ
恥ずかしくなることがある

御蔭様で
あらためるまで
みせられる

いつも有難う御座います

2011年12月10日土曜日

皆既月食


わあお月様きれいよ

電話をしながら
息子が歓声を上げる

欠けていく月を
はじめから見続けたのは
はじめて

地球の影ときくと
影なのに
月に自分たちが移動したかのように
感じる

映る影に
そこで地球が生きている気がする

御蔭様で
確かに
宇宙の中に
存在する

いつも有難う御座います

2011年12月9日金曜日

初雪


今朝は初雪が降る

耳を手で引っ張るように
広げていると
キンキンと凍った空気が
弾ける音がする

寒さが苦手なはずだけど
なぜかうれしい

順繰りに巡る季節の変化に
安心する

木々たちに話しかける

さあ本格的に冬支度しなくちゃね

御蔭様で
大気の変化も
仲間内

いつも有難う御座います

2011年12月8日木曜日

期待しない


これから楽しみですね
子らのことでよく言われる

素直に
ありがとうございます
なんてニコッと笑ってればいいのに

いつも
素直に
戸惑ってしまう

親が子供に期待するところから
親子関係の悲劇が始まる

昔そう学んだ

期待しない

子育て中
肝に銘じた

今がすべて

生きていてくれるだけで
充分

本人が楽しんでるなら
なおよし

社会に貢献できてるなら
なおよし

御蔭様で
よくここまで
これたもの

いつも有難う御座います

♪again


久々のア-トカフェフレンズ

ライヴでしかお会いできない方々とも
久々の再会再会再会

書とのコラボもおもしろい

大きな作品をあっという間に
書き上げるのを
見ることができてうれしい

音を抑えて
唄うようなドラムも
素敵

盛りだくさんの選曲も
12月にふさわしく
総まとめのよう

御蔭様で
この方々と
♪again

いつも有難う御座います

2011年12月6日火曜日

水色の傘


夕方
突然の雨

駅までの短い道のり
濡れていこうと出かけたところ

傘はありますか
これ使ってください

帰り際
仕事の忙しい最中
声をかけてくれる人がある


同じ場面を経験している

この前も
この人だった

普段はあまり親しく話さないが
よく見て気遣ってくれる

一気に
この若い女性への高感度がアップする

何気ないところに
爽やかな感動を感じた

御蔭様で
こころかろやか
水色の傘

いつも有難う御座います

2011年12月5日月曜日

新年の挨拶に代えて


そろそろ喪中の挨拶状を書かねば
そう思ってるところ
同じように喪中のハガキが相次ぐ

同じように
親を看送る年代になっている
友人知人たち

今日は変り種

今年は震災や水害の被害に遭った方々を思うと
  お祝いの口上を述べる時期でなく
  新年の祝辞を取り止めることに決めました
とある

要約しすぎだが
本文は丁寧な長文であった

喪中ではないが
新年の挨拶はしない
とお知らせいただいたこの御方は
からだの痛みのみならず
こころの痛みも感ずることができる
関西で大変お世話になったドクタ-

よほどの苦しみを感じておられると
察するだけで
こちらも胸が詰まる

御蔭様で
引き戻される
あの世界

いつも有難う御座います

2011年12月4日日曜日

白い富士山


今朝は久々に
くっきりはっきり
昨日の寒波で
雪が降り積もったであろうほやほやの
白く輝く富士山に
挨拶できた

陽にあたって
新雪の表面は
きらきらと輝いてるのだろう

近くまで行ってみたい

足跡をつけないように
ふんわり触れてもみたい

御蔭様で
夢想の中で
仰ぐ富士

いつも有難う御座います

2011年12月3日土曜日

『かたつむり食堂』


一日中食べ続ける

食べても食べても
満腹感がない

夕方はたと気付く

急な冷え込みに
皮下脂肪を蓄積せよ
と命令が下されたのだ
たぶん

DVD『かたつむり食堂』を
観たからかもしれない

単純で影響されやすい

今日の夕食は
魚も肉も野菜も
盛りだくさん

こんな日があってもいい

ダイエットは明日から

御蔭様で
美味しいものは
幸せ気分に

いつも有難う御座います

2011年12月2日金曜日

なんとなくさりげなく


12月に入り
職場でも
急に仕事が立て込むようになった

次々と仕事が与えられる

ちょっとそれまでは無理かも

なんとなく
余裕がありそうだからと思って
と言われる

学生時代
スキ-教室で
なんとなく滑らないでください
そう言われて以来
こちらが一生懸命しているつもりでも
なんとなく
さりげなく
しているように見られることがよくある

余裕のある表情は
ときとして
反感を買い
ときとして
仕事が増える

仕事が減っても
おかげさんでありがたい
仕事が増えても
おかげさんでありがたい

根底にあるものが
やはり顔に出てしまう

御蔭様で
誠心誠意
さりげなく

いつも有難う御座います

2011年12月1日木曜日

師走月一日


早師走

歳をとると
1年があっという間に過ぎるという

まさしく実感

今年は激動の年

自分の身の上だけでなく
世の中も同じように

事は去り
心は置き去り

せわしい日々が
体を否応なしに動かす

せわしい日々こそが
与えられた潤滑油であるのかもしれない

御蔭様で
こころこおらせる
ひまもなく

いつも有難う御座います