2013年5月31日金曜日

水無瀬神宮の名水

 

 見渡せば山本霞む水無瀬川 夕べは秋となに思ひけむ

後鳥羽上皇の水無瀬離宮跡に
隠岐の島での崩御後
またこの水無瀬神宮に戻られた

新古今和歌集の歌人としての
豊かな感情表現を学び
勝手に親しみを覚えている

大阪にありながら
ここも足を運ぶのは
初めて

静かに参拝する境内の端で
ざわざわとした気配

大きなポリタンクをもち
一つの蛇口に群がっている人たち

ここは名水百選に選ばれた
離宮の水

かの時代から
着物を着て
桶を持った人々が
小競り合いをしながら
飲み水を求めて
並ぶ光景が目に浮かぶ

御蔭様で
水の都大阪で
大阪らしい光景も

いつも有難う御座います

2013年5月30日木曜日

廣瀬神社の甘水


龍田の風神祭と
廣瀬の大忌祭

風の神さんと
水の神さん

やはりセットで参りたい

奈良盆地を潤す
富雄川 佐保川 初瀬川 寺川 飛鳥川 曾我川 葛城川  高田川の
合流地点に鎮座する

そこに水の神さんがおわすのは
超自然

駅からの街並みも風情がある

御蔭様で
鳥居からの参道に
木漏れ日が美しい

いつも有難う御座います

2013年5月29日水曜日

龍田大社の風神


風の神さんとは
この龍田大社の神さんのことらしい

675年に
国の祭りとして
風神祭りが行われていたと
日本書紀にある

悪風を防ぎ
荒雨を防ぎ
国家を鎮める神

稲作中心の日本では
台風の被害は生きることそのものに
影響する

荒ぶる風は
今も怖ろしい

竜巻の被害あることろまで
御守護を伸ばしていただきたい

御蔭様で
風組の御縁は続く

いつも有難う御座います






2013年5月28日火曜日

大和神社のyamato


石上神宮と同じ天理市内にあっても
なかなか足が向かなかった

大和神社
おおやまとじんじゃ

平安時代
十六社奉幣のひとつであったのに
あまりにひっそりしている

名前にちなんで
戦艦大和にその分霊が祀られていたという

慰霊碑もあり
航海の神様というには
盆地の中にある

ふだんは静かでしょ
ちゃんちゃん祭りのときは
すごい盛り上がりですよ
わたしも神輿をかついだことあります

たまたま乗ったタクシ-の運転手さんは
大和神社の氏子さんであった
ちょっとラッキ-

御蔭様で
ようやく大和の国の
大和の里へ

いつも有難う御座います

2013年5月27日月曜日

石上神宮の七支刀


東京大神社展から
帰ってきた七支刀は
どこにありますか

わかっていながら
七支刀の話題は
今に限ると
喜んで訊いてみる

拝殿の後ろの禁足地ですよ

拝殿の脇から
手を合わせることも
堂々とできる

御蔭様で
新緑の葉葉とともに
ふるへゆらゆら

いつも有難う御座います

2013年5月26日日曜日

廣田神社の御田植


今日も良いお天気
御田植日和

朝早く起き
西宮の廣田神社へ

運よく
御田植神事の真っ最中

華やかに着飾った早乙女たちは
地元の小学生という
なかなかの美少女二人

張りつめた空気の中
厳かな神事が進む

早苗は
眩しいほどに
緑活き活き

日本では昔
稲のことを御年と呼び
人の歳と重ねていた
水稲栽培によりまた一年を
生かさせてもらえる
御田植はその大事な儀式
といわれる

神事のあとの
宮司様の御話も感慨深い

都会で農耕儀礼の衰退を
復活させようと準備されてた方々
お疲れ様です

青空のように
皆の御顔も晴々

御蔭様で
また御米にも感謝

いつも有難う御座います

2013年5月25日土曜日

お墓地でニアミス


新緑の五月
奈良も気持ち良い

お墓地にいくと
昨日来られてましたよ
そう教えられ
ニアミスにショック

大阪でのコンサートを知り
もしかしたら
と予感もしていた

ニアミスでもうれしい

最近毎朝の
目覚まし曲としても
お世話になってる

御父様の墓前にも
手を合わせる

御蔭様で
この月も無事
参れました

いつも有難う御座います

2013年5月24日金曜日

エヴェレスト

エヴェレストにあこがれてあこがれて

もちろん登りたいなどと思ったことはない

その絵を見るだけで
そこには特別な空気があるとわかる

近くに行きたい
近くで見たい
近くで深呼吸したい

数年前
我が儘叶って
カトマンドゥに降り立った

ポカラから見る
ヒマラヤの山々を忘れない

もっともっとと
小型機に乗って
エヴェレストの山々を周遊した

大変な偉業を
にこやかに語る大大先輩

そこは
どんな特別な空気なんだろう

御蔭様で
ほんの少し
また戻り
感動と勇気で
また進む

いつも有難う御座います




2013年5月22日水曜日

蒜山の空

蒜山に行きましょか

昔の仲間から
お誘いがある

大学1年の夏
はじめて小学生たちを連れての
キャンプをしたところ

緑の大草原を思い出す

大自然のきれいな空気を思い出す

楽しい思い出ばかりでもない

経験未熟な者が
経験者のふりをして
緊張していた

預かった子供たちが怪我をしないよう
緊張が続いていた

たった1週間のキャンプ

実りある
思い出深い時間

御蔭様で
生き続ける
時も
場所も

いつも有難う御座います







2013年5月21日火曜日

雨上がりのトマト


大好きなトマトの品種は
年毎に増えている

久々の雨で
急成長

早く大きくならなくていいのよ

子育ては
ゆっくり楽しませてね

御蔭様で
うれしくもあり
さみしくもあり

いつも有難う御座います


せっせと日日草を植えていた

特にひっそり作業をしていたわけではない


鳩が一羽ベランダの柵にとまり
躊躇なく我が花壇に降り立つ

ひょいひょいと
鉢花の細い淵を動き回る

花の蜜を探してるのか
土の虫を探してるのか

ともかく慣れたものだ

ここに主人がいることなど
眼中にない

昼間無人であることを
知ってるらしい

息詰めてると
こちらがよそ者であるような
気がしてきた

御蔭様で
観客が
励みに

いつも有難う御座います

2013年5月19日日曜日

然後


字には意味がある

 後

時間や位置を表す

光明皇后楽毅論
からの言葉

 難ヲ通ジ
 然ル後ニ

後 が
にわかに希望に燃えた
輝く意味を持つ

字を立ち上げるように
筆を下ろす

御蔭様で
先は遠く
いつか後に

いつも有難う御座います



2013年5月17日金曜日

舞台『スウィーニー・トッド 』


30年ほど前
はじめて観た
『CATS』が
若き市村正親だった

ジョニー・デップも演じた
ブロードウェイミュージカルの
宮本亜門版

今日は青山劇場へ

市村正親と大竹しのぶ

これはもう間違いないでしょ

残忍悲惨なストーリーも
今の身近な環境に置き換えてしまう

人の心はみな
よく似たもの

表向きを変え
残虐の上に生活している

御蔭様で
表参道をフワフワ歩く
気持ち良い夜風に吹かれ

いつも有難う御座います

2013年5月16日木曜日

視る


近世の神道家たちの議論の輪に入りたい

多くの影響を受け
それでもやはり
どこにも属さず
自分の感覚が
真実を視るのを
追い求め続けるだろう

御蔭様で
学びたいことを
学べる幸せ

いつも有難う御座います

2013年5月15日水曜日

UV


花粉症の時期が
ようやく終わったと思いきや
次は風邪

マスクが外せない

陽射しも強くなり
サングラスかけ
日除けの帽子をかぶり
マスクをする

怪しい者でございます

これ以上暑くなると
このイデタチもつらくなる

なかなか思うようにはいかない

御蔭様で
UVカット万全

いつも有難う御座います

2013年5月13日月曜日

ホワイトウルフの教え


かすかな物音に耳をすます
かすかな光に目をこらす
かすかなにおいに
かすかな味
かすかなものを感じるには
鋭敏な感覚と集中力が必要です
気配 かすかな動き ふるえ
人の心の変化もまた
かすかなものこそ
物事の より本質的な表れです
それを感知しなさい

『ホワイトウルフの教え』より

先日新たな旅立ちを祝った方から
逆に本をプレゼントされた

葉祥明という絵本作家の訳であるという

本を開くだけで
空気が変わるのは
不思議

呼吸が深くなることに気付く

御蔭様で
読むヨガもある

いつも有難う御座います

2013年5月12日日曜日

宗教学


神社庁での講座に参加するため
今日は代々木へ

皇学館大学の先生から
宗教学のお勉強

テキストは2冊あったが
そこに書かれていない
脱線話がおもしろい

中学の社会の先生も
よく脱線話をしてくださった

脱線話になると
耳が急に集中力を増すから
不思議

神社の歴史の学びは
仏教の歴史を知り
日本の歴史を知る
こととなる

社会の授業が
好きだった

御蔭様で
何回目の繰り返しでも

いつも有難う御座います

2013年5月11日土曜日

♪母の日


息子の一人が
大学に入りしばらくして

母の日のプレゼントを
買うことができないから
今年はこれですみません

そういって
白いCDが1枚
送られきた

まさか何年もたって
人前で聴いていただくようになるなんて

御蔭様で
一期一会

いつも有難う御座います




2013年5月9日木曜日

霊峰富士


植木に水やりをするために
最近は
早く起きる

朝早い時間だけ
東からの太陽が
富士山を照らす

出勤する頃には
雲がかかっていることが多い

フジヤマが
外国の方に認められなくとも
霊峰富士は
そこにあった

御蔭様で
手を合わせる
どうぞ御鎮まりを

いつも有難う御座います

2013年5月6日月曜日

家庭菜園


ゴ-ルデンウィ-クはいつも
ささやかなる
ベランダ菜園を愉しむ
始まりの作業にあてる

まだ植えたばかりなのに
もう脇芽を探したり
お世話したくてたまらない

子育ての愉しみを
思い出すだけの寂しさから
ほんの少しまた
代替品となってくれる

御蔭様で
土いじり日和

いつも有難う御座います

2013年5月5日日曜日

子どもの日


5月5日

義父の誕生日
父母の結婚記念日
子どもの日

行事重なり忙しい日

だった

小さな老舗の和菓子屋に
お供え用の
柏餅を買う

御蔭様で
五月晴れに
こいのぼり

いつも有難う御座います


2013年5月2日木曜日

うめちゃん


息子が学生のとき
一人暮らしがさみしかったのか
うさぎを飼いだした

名は
うめちゃん

就職して
結婚しても
うめちゃんは
彼についていった

13歳

うさぎにしては
すっかりおばあちゃん

先週もうめちゃんを出して
ゲ-ジを洗ったばかりだという

今朝
彼が起きるのを待っていたかのように
ぱたんと横たわり
静かに息を引き取ったという

一度も病気することなく
一度も病院に行くこともなく
大往生を遂げた

よくそばにいて
よく支えてくれました

御蔭様で
うめちゃんもまた
神さまでした

いつも有難う御座います

2013年5月1日水曜日

皐月朔日


今朝はいつもより少し早く起きる

新しい御榊を供え
新しい御水
新しい御塩
新しい御米を供える

新しい御野菜を供える

気持ち良い季節
気持ち良い朝を迎える

手を合わせ
感謝の頭を垂れながらも
さみしい気持ちは残る

ちょうど終えた頃
メ-ル音が鳴る

遠方の友より
朝のウォ-キングの途中という

こうして
遠方でも
友がいますよ

神のささやかなるメッセ-ジのような気がした

御蔭様で
言葉は
爽やかな風も吹かせる

いつも有難う御座います