2010年12月31日金曜日

大晦日


今年最後のご挨拶に
谷保天満宮に参った

帰り道
ちょっと一休み

大学通りの2階から
静かに
本を読みながら
ときおり
本から目を離し
窓の外の
大きな桜の枯れ木を眺める

自分の人生よりも長生きの
枝ばかりの
この木も
確実に歳を重ねながらも
春には可愛い花咲かせる蕾の
その元となる細胞を
隠し持っている

まだ見た目には
ただの老木

自分の中にも
蕾の元となる
細胞はあるだろうか

昨年の今日
一年後の大晦日に
この地で
ぼんやり
不安さへも
幸せを感じる
こんな穏やかな時間を
過ごしているとは
想像もしなかった

大移動の前には
今までの総決算ともいうべき
たくさんの方々が
温かく逢ってくださった

こんなに素晴らしい方々に
囲まれて生きていたんだ
と気づかず過ごしていたことを
恥じた

そしてこちらにきても
優しい心根の方々にふれ合う日々を
過ごしてきた

今年出逢った
すべての人に
深く感謝します

御蔭様で
皆様の御蔭で
素晴らしい年に

いつも有難う御座います

2010年12月30日木曜日

松入り御榊


今年最後の御榊が
夜遅く届いた

お正月用なので
立派な松が
スックと中央に立てられている

明日の大晦日に
正月準備をするのは
一夜飾りでよくない

お世話になるお花屋さんも
こんな日にちにこだわる行事に合わせ
大忙しであったのだろう

神棚を掃除し
注連縄を新しくし
松入り榊を供え
すべてを正月用にする

だから今年は今日まで

今日まで
お世話になりました

今年は大きな引越しがあり
神棚も大移動するという
大きな変化の年であった

変わらぬ御守りをいただいて
無事この日を迎えられました

御蔭様で
神事に通じる
お花屋さんとの出会いも

いつも有難う御座います

2010年12月29日水曜日

街角から


夕刻
駅前の横断歩道で
ふと時間が気になり
富士山の方を見た

ハッと立ち止まり
カメラを取り出す

人並みが乱れる

こちらを
怪訝そうに見ながらも
皆カメラの先に目をやる

 おおぅ

 わぁきれい

 わぁここから富士山が見える

 ほらおとうさんみて
 すごいきれいな夕焼け

口々に回りで声が聞こえる

その声は

うれしそう

自分のわがままが
なにか善行をしたような
晴れやかな気分になった

御蔭様で
今日も共に
自然と人と

いつも有難う御座います

2010年12月28日火曜日

人生における問題


また今日のお言葉の中で
気に入ったところを
引用させていただきたい

人生における問題
について
アラン・コ-エンさんより

問題は実は存在していない
自己改善に囚われている故に
問題を造っている

自己を改善するのではなく
自己を発見する
神が創造したもの
それがあなたの源であり
すでに完全なものである


変わろうとしなくてもいいのかもしれない

自分自身を見つめなおし
自分を守る大いなるものの存在に気づくとき
自分自身をより大切にできるのかもしれない

今のままで十分ですよ

そう言われたら
微笑んでしまう

御蔭様で
年の瀬も
なんだか
ほんわか

いつも有難う御座います

2010年12月27日月曜日

光線芸術


今日の富士山は
太陽に圧倒されていた

なんの加減か
建物を超えて
光り輝く幾多の線が
こちらに向かう

蝶が羽を広げているよう

なんとも美しい
光線芸術

そのあいだ
赤い光の玉が
あちこちに飛び交う

ありがたい気持ちになる

御陰様で
この場所で
この体験

いつも有難う御座います

2010年12月26日日曜日

暮れのご挨拶


たくさんの方々に
お世話になってきた

してもらってきたことばかり

しかも関西を離れてる

こちらがなにもしていないことは
明らか

それでも
それでも
暮れの御挨拶などと
御心のものをいただく

あちらからも
こちらからも

今まで社会に貢献してきた
偉い身分でもなし
ただの
ただの
普通の者

義理も徳もないはず

どこにいても
気持ちが離れていないことを
ヒシと感じる

かたじけない

御蔭様で
大いなるものからの
メッセ-ジを受け取る

いつも有難う御座います

2010年12月25日土曜日

シュトレン


ドイツの伝統的なクリスマス菓子
シュトレン

ラッキ-なことに
ウチのすぐ近くに
ドイツで修行された
本格ドイツパン屋さんがある

ベッカライだから
シュトレンもおいしいかも

プチパ-ティの日にためしてみると
とても美味しかった

パ-ルシルクの雪化粧も
しっとり口になじむ

ドイツ本場仕込みの
おいしいシュトレンにであえて
とてもラッキ-

ラッキ-をシェアしたいと
お分けしたら
大層喜ばれて
またラッキ-

いただきました御気持ちへの
御礼の気持ちを
甘く包み
お届けします

メリ-クリスマス

御蔭様で
甘いクリスマスの
ラッキ-繋がり

いつも有難う御座います

2010年12月24日金曜日

♪アメ-ジンググレ-ス


銀座松屋へ
はじめて行った

まだおのぼりさんで
知らないところだらけだが
失礼ながら
名前さへ聞いたことがなかった

1Fに
好きな Baccarat のショップがあり
グレ-ドの高さを感じる

クリスマス一色の店内
たくさんのお客さまが
足早に通り過ぎていく

キラキラ光る宝石店の前で
生の音が
奏でられ始めた

慌しい空気の流れが
そのあたりだけ
澄む

♪アメ-ジンググレ-ス
クリスマスに聴くと
より身近に
神様の存在を意識する

クリスマスの夜だけは
八百万の神の国も
イエス様大好き
となる

世界中の
すべてのこどもたちに
Amazing Grace
驚くほどの主の恵みが
降りそそぎますように

御蔭様で
クリスマスで
世界がひとつに

いつも有難う御座います

2010年12月23日木曜日

明神社


横浜明神社に参った

近くを通り
のぞいてみると
広い境内に
庭木もよく手入れされている

参拝順路の立て札もあり
たくさんの摂社に
導かれる

本社は天照太神宮
摂社に豊受大神宮
月読社
風宮
切部之王子社
日之王子社
鹿島社
雷神社
白鳥社
火産社
山神社
山王社
厳島社
見目社
天満宮
稲荷社

水神社まである

御由緒を読むと
やはり
伊勢神宮になぞらえて
造られたものだという

裏で
大祓の茅の輪が
出番を待っていた

御蔭様で
家族の新居に
いただく御縁

いつも有難う御座います

2010年12月22日水曜日

冬至


今日のために
いただいた柚子のいくつかを
とっておいた

昨日は翌日雨の予報だったのに
朝から雨も止み
よいお天気に

雲が多く
あいにく
冬至のダイヤモンド富士は
拝ませてもらえないかと
あきらめていたが
ちょうど夕方4時頃から

さあ開幕ですよ
とばかりに
富士山方面が
赤くなりだした

少しずつ
富士山の形が
光で
ふちどられはじめた

お天気と
人の気持ちだけは
どうにも
自分でコントロ-ルすることはできない

わかりながら
なかなか観念することが
むずかしい

なにもかもが
思い通りになったなら
こんなつまらないこともないだろう

思い通りにならないから
相手から
光輝く手を広げられたら
どんなにうれしいか

すべての憂いは
このときまでの序章

御蔭様で
積年の冷えをほぐす
柚子香る湯けむり

いつも有難う御座います

2010年12月21日火曜日

祝色彩検定合格


やりました
合格通知が届きました

文部科学省後援
色彩検定
2級合格

3級の一部を習っただけで
2級はまったくの独学一夜漬け
ホントは一週間漬け

3級2級のダブル受験は
無謀な挑戦だった

3級だけでも四苦八苦していたことだろう

2級に挑戦することで
3級分を短期間でクリアしなければならない
そう脳に身体にインプットさせた

脳の体操も使った
ESRも使った

この資格を得ることよりも
老化の進んだ自分の脳を
色彩検定というタイミングを使って
自分自身がテストしたかった

だから
少し生き返ったようで
とてもうれしい

結果にこだわってもなかったが
とてもうれしい

協力してくれたのは
家族
いつも有難い

一緒に受験した友からも
喜びのメ-ルが届く

御蔭様で
喜び合う
友がいる
家族がいる

いつも有難う御座います

2010年12月20日月曜日

クリスマスマ-ド


サンタクロ-スから
クリスマスカ-ドが届いた

もう何年か続いて
この時期に届く

差出人は
スウェ-デンのサンタワ-ルド

自分の名前宛に
きれいなカ-ドが届くのは
いくつになっても
うれしい

雪の世界から
サンタさんがやってくる
絵を見てるだけで
なぜか
クリスマスの日に
自分にも
なにかいいことが
起こるんじゃないかと
秘かに期待してしまう

子供の頃
ウチに煙突がないことを
ひどく悲しんだ

煙突さへあれば
空からサンタさんが
ウチを見つけてくれるのに

それでも
クリスマスの朝
プレゼントが枕元にあった

いったいどうやって
いったいどこから

しつこく聞き回っても
だれもこたえてくれなかった

そのことこそが
おとなたちがしてくれた
こどもの心を守るための
プレゼント
だと
おとなになって
ようやくわかった

御蔭様で
喜んでかかりたい
サンタさんの魔法

いつも有難う御座います

2010年12月19日日曜日

♪追憶


次の曲は
♪追憶

そう聞いただけで
ウッと胸詰まる

演奏のさ中
ときおり
ロバ-ト・レッドフォ-ドと
バ-バラ・ストライサンドの
中年になってから
街ですれ違う
映画の一シ-ンがよみがえる

そして
自分の未熟な恋を
振り返る


ようやく
追憶を実体験する歳になった

この映画を観た
若いときも
悲しくせつない
追憶の感情が
ひしひしと心に沁み
涙した記憶がある

まだ歳を重ねていないのに
どうして
20年後の恋人との再会に
深いせつなさを
感じることができたんだろう

そして
Shikinami の3人は
その若い歳で
どうしてこの中年のせつなさを
まるで何もかも経験済みのように
悲しく
演奏することが
できるんだろう

きっと生まれる前から
なにもかもの
あるいは
それぞれに合った
一生分の
あらゆる感情を
あらゆる経験を
どこかに隠し備えて
見知っているのかもしれない

御蔭様で
ようやく味わう
追憶の日々

いつも有難う御座います

輝く富士


冬至の頃には
ダイヤモンド富士が見えるらしい

今日はまだ
その少し前

夕方4時すぎ
しばし呆然として
カメラを撮ることを
忘れた

太陽と
富士山

なんとも
でっかい
組み合わせ

御蔭様で
寒い冬も
熱い光景

いつも有難う御座います

2010年12月17日金曜日

RYOEI


原宿ラドンナに
出かけた

RYOEI
という人の
ライブ

エネルギッシュで
すごい声量

懐かしい洋楽や
クリスマスソング

カッコイイ

オリジナルの新曲は
せつなすぎ
泣けてしまった

最後に一人一人に
握手してくださる

またきてください
といわれる
またきます
という

TVでは
ほんの一面
しか見えない

ライブならではの魅力

沖縄の熱気が
そのまま
身体に入ったままのような
熱〜い方だった

御蔭様で
世界は愛に
満ち満ちてるみたい

いつも有難う御座います

2010年12月16日木曜日

代々木公園


代々木公園に
はじめて行った

広々とした芝生の遊び場で
フリスビ-や
縄跳びや
バトミントン
それぞれ自由に
楽しんでいるようだった

へえぇ
街中にこんなに緑がいっぱい
こんなに自由なスペ-スがいっぱい

アメリカの70’代ファッションで
ロカビリ-を踊ってるグル-プもあった

驚いたのは
出口の先に
明治神宮があったこと
恥ずかしながら
23区の位置関係も
まだ知らない

地理も地図も好きなのに
ここ東京では
なぜか知ろうとしない

行くべきところの
どこにでも
駅があるようだから

車に地図が必需品だったのに
ナビがとってかわったように
人には
駅探がある

こんなふうに
ふらふら歩いたとしても
どこかの駅にたどり着く

御蔭様で
安心の網の中で
きまま探検

いつも有難う御座います

2010年12月15日水曜日

Paris FRANCE


久々にエアメ-ルが届いた
Paris FRANCE から

パリ在住30年の
日本人絵描きよりのお便り

パリでは
画家というより
絵描き
という言い方の方が
しっくりする

パリは雪が降ってるという

世界を飛び回る人の話では
パリのクリスマスは最高だと聞く

パリの近況と
いつパリに来られるのかと
打診される

写真も添えられていた

「雪のモンマルトル・サクレク-ル寺院」

母校にパリ校もあり
最近パリを行き来する友と
話す機会が多い

良いイメ-ジを
話す人ばかりではない

どこを歩くか
誰と出会うか で
ずい分印象が違うみたい

たぶん
それは
日本にいても
どこにいても
そうなのだろう

どういう見方をするか

それは
その人のものなのだ

パリの空気を吸いたくて
封筒のふたを
少しだけ
そっと開けて
匂いを嗅ぐ

御蔭様で
パリの空気の
エアメ-ル

いつ有難う御座います

♪見上げてごらん夜の星を


ふたご座流星群のピ-クが
14日午後8時頃に
ピ-クを迎えるという

ちょうどその頃
吉祥寺マンダラで
♪見上げてごらん夜の星を
を聴く

もっとも好きな曲

星が見える奇跡
天空に自分もいる軌跡

日常の繋がりの時間でありながら
全く別世界にいる
Shikinami との音楽の空間

名古屋から
山形から
関東近郊から

ただいま

またお会いしましょう

御蔭様で
集う仲間と
心一つ

いつも有難う御座います

2010年12月13日月曜日

映画『ノルウェイの森』


あまりに長い間
自分なりのイメ-ジの中で
そこにあり続けた
『ノルウェイの森』
の世界

いまさら
違う映像を
受け入れられるだろうか

恐る恐る観た

小説の中のセリフが
断片的に
ピックアップされ
継ぎ接ぎされてるようで
一言一言
あああの場面かと
頭の中で文章をなぞる

ある興味について
それは
集約されているようだった

随分と違った表現だと思ったり
イメ-ジ以上だと感心したり

特異でもあり
日常でもある
人が抱える心の中にある混沌を
あらためて考える

御蔭様で
人の中に観る
曼荼羅

いつも有難う御座います

2010年12月12日日曜日

白寿ホ-ル


まさか
尺八で
バッハ
シャコンヌ
が聴けるとは

あの抑揚
あの間

情感たっぷりに
ドラマチックな
シャコンヌ

いったいいつ
息継ぎが
なされてるのか

若き尺八奏者
中村仁樹さんの
邦楽演奏家ガラ・コンサ-ト

白寿ホ-ルで
聴く機会を得た

どの曲も
深く心に沁みる

舞台に
日本のもっとも美しい夕景が
映像として映し出されてる
ような気がした

尺八の音が
さまざまな色を映し出す

松林の緑や
天空の蒼や
激しい波飛沫の白
夕焼けの深い黄赤

舞台には
何の演出もない
照明の移動さへなかった

音が
こんなにも
情景を作り出すものだとは

日本は素晴らしいなぁ

音を聴きながら
そう思えた

御蔭様で
日本のよさを
再発見

いつも有難う御座います

2010年12月11日土曜日

今朝の富士山


最近
空気がひんやり澄んでるせいか
毎朝
富士山が
きれいに見える

だんだん
雲の変化も
わかってきた

日の出とともに
こちらからだと
朝陽を浴びて
山肌もくっきり
赤く輝いている

ところが
10時ころには
雲がどんどん出始め
富士山をすっぽり
隠してしまう

昼間
なかなか
雄姿は
見せてもらえない

映画『SMOKE』
のように
毎朝
同じ時間に
ここからの
富士山を
撮ろうかしら

御蔭様で
早起きでいただく
三文の徳

いつも有難う御座います

2010年12月10日金曜日

武蔵野八幡宮


吉祥寺にある
武蔵野八幡宮に参った

御祭神は
誉田別尊(ホムダワケノミコト)
比賣大神(ヒメノオオカミ)
大帯比賣命(オオタラシヒメノミコト)

あまり聞き慣れないが
誉田別尊(ホムダワケノミコト)とは
応神天皇のことで
八幡神のこと

境内は
よく掃き清められていた
クスノキもよかった

控えめに
弁財天の石碑もあり
この地域の
商業 芸能 
の発展の支えを
知った気がする

御蔭様で
御縁のある土地で
産土神社へ

いつも有難う御座います

2010年12月9日木曜日

冬のベランダ


今日もとてもよいお天気

久しぶりに
お布団干して
毛布干して

みつばちが少なくなってる
そんなニュ-スを聞くが
どこから噂が伝わるのか
我が家のベランダには
花から花へ
いくつもの蜂たちが
飛び回ってる

美味しいのかなあ

喜んでくれてるみたいで
うれしい

冬は
花が少なく
申し訳ないなぁ

いつも有難う御座います

2010年12月8日水曜日

金色の富士山


夕方
後ろに太陽があるはずなのに
太陽の陽が
雲に反射して
富士山が
金色に
輝いていた

御蔭様で
御蔭様で

いつも有難う御座います

2010年12月7日火曜日

クリスマス通り


地域の新聞に
点灯式の日時などが
大きくでていたが

越してきたとき
不動産屋さんが
12月もきれいですよ
そう言われていたが

神戸から戻り
久々に
夜のウォ-キングに出たら
驚いた

ここまでやるか

繁華街でもなし
商業地でもなし
大きな街でもなし

どちらかというと
静かな住宅街の
小さな街

あのイチョウの木は
何メ-トルほどか
てっぺんのお星様は
4階建てのビルより高い

すっぽり包む電飾ツリ-

街路樹の
大きなイチョウの木を
包む
クリスマスツリ-を
はじめて見た

しかも
大学通りの左右に
何本も連ねて

なんとも楽しい街

大人たちが
街つくりを
楽しんでる

駅まで
きれいに飾られてる

御蔭様で
異国暮らし気分

いつも有難う御座います

2010年12月6日月曜日

神戸バヨリンの先生


やっぱり素敵な先生

息子が
小さいときから
高校生になるまで
お世話になった
先生のお家を訪ねた
久しぶりだが
えらく遠いところまで
通ってたものだ

優秀な生徒さんたちを
多く輩出された
熱心な先生

ウチは末席を濁していた

男の子の生徒は少なく
先生の息子さんと
現在N響の有望株と
息子の3人だけ

コンク-ルで
あきらかにミスしても

  私は 一番上手だとおもったけどねぇ

とどこまでも贔屓目の言葉を
かけてくださる

大変お世話になりながら
随分とご無沙汰して
無礼していた

盛り上がる話の中で
変わらぬ深い愛情を感じ
ただただ先生との出会いに
感謝する

  1日たった2時間の練習で
  じょうずになろうなんて
  あつかましいわ

叱られてるのに
ふきだしてしまった

このセリフは
いたく心にはまり
もう10数年
ところどころで
よみがえる

笑いながら
奮起する
きっかけとして
言葉を変え
自分自身に
ときどき
投げかける

この出会いも
幸運な奇跡の繋がり

御蔭様で
夢のような
幼子との時間

いつも有難う御座います

2010年12月5日日曜日

神戸鎮魂灯ルミナリエ


クリスマスが近づき
各地で
煌びやかなイルミネ-ション合戦が
繰り広げられる

この神戸では
意味合いを
異にする

鎮魂

観光の色濃くなりかけたルミナリエを
今年ははじまりを思い出し
鎮魂の意味を
あらためて思おう
そんな様子が広場から伝わる

あの日
どの場所で
どんな家族構成で
あのときを
経験し
そのあと
どんな暮らしの変化があったか

それぞれ皆違う道を
歩まれてる

それでも
あの日
あの瞬間を
神戸で体験したものたちの
共通の絆のようなものが
このルミナリエの灯に
集結する

白い息を吐きながら
胸を熱くする

御蔭様で
今年も
引き呼ばれた

いつも有難う御座います

2010年12月4日土曜日

神戸須磨

JR須磨駅
久しぶりに
降り立った

須磨海岸は晴天で
ウィンドウサーフィンの帆が
仕掛けられたレールを進む
おもちゃのように
スゥイスイと
水面を移動する

この光景を
日常としていた
贅沢を
あらためて
かみしめる

御蔭様で
変わらず待つ
母なる海

いつも有難う御座います

神戸川島しょう店

今年また
この川島しょう店で
忘年会ができるとは

シャンパンから
始まって
ワインへ

マスターの
丁寧な説明が
懐かしい
うれしい

細かい説明聞かずとも
マスターの厳選されたチョイスを
完全に信頼しきっている

それでも
マスターの
ワインブランドの物語は
ここでのお料理を
格上げし
ここでの会を
格上げする

お料理も
素晴らしい

真似したい
というと
惜しみなく
教えてくださる

ワインは
誰と飲むか
も味を決める
大切な要因

御蔭様で
この方々と
この場所で

いつも有難う御座います

2010年12月2日木曜日

白い天使たち

大阪の真ん中にある
最新医療の
私立病院

なぜかハンサム揃いの
優秀な医師たち
なぜか美人揃いの
天使のような
看護士たち

申し分ない
丁寧な応対に
いつも頭が下がる

今日ははじめて
リハビリに付き添った

ここでも
若い爽やかな青年が
にこやかに
親切に
根気よく
歩行練習を
リードしてくださる

まるで
看護や介護に関する
テレビのコマーシャルを
観ているよう

型通りではなく
全身での
親身な愛情が感じられる

日々
直接人の為に
体を時間を思いを費やされる
これらの方々の中にいて
自分はなにをしてきたのかと
考えさせられる

御蔭様で
めざましい
母の回復

いつも有難う御座います

2010年12月1日水曜日

師走月朔

案外
母の容態が
安定していたので
墓参りに
奈良へ

そして
石上神宮へ

今日は
朔(ついたち)

思いがけず
朔参りが叶う

今年は変動の年で
月参りもこれまでかと諦めていたが
なかなか引越し後も
何度かご縁をいただく

今年をシメルように
この最後の月に
朔参りが叶うなど
こんな偶然を装う
お導きは
ホントに有り難い

御蔭様で
緊急入院で
母に添い寝

いつも有難う御座います

2010年11月30日火曜日

軽い揺れ


今日も富士山がきれいに見える
と喜んでたら
地震が

震度2であったという

軽い揺れであったが
ひょうっとしたら
これは前兆で
これからもっと大きなものが
襲ってくるのではないか
とつい身構えてしまう

軽い揺れも
一瞬で
過去の大きな体験を
思い出させる

そして
脳内震度計は
揺れ続ける

まさか
という気休めは
通じない現実を
見てしまっている

今夜
母の見舞いに
関西入りする

移動のたび
いろんな覚悟を
することになる

お掃除しましょ
感謝しましょ

会いましょう

御蔭様で
御蔭様で

いつも有難う御座います

2010年11月29日月曜日

白い富士山


今朝の富士山は
真っ白

きれいに
雪の山肌まで見える

今日もいい日

何度も
富士山を見たくて
ベランダで一日中過ごした

テラコッタの花々も
パンジ-へ植え替えられた

植え替えようとするところへ
カマキリが動こうとしなかったり
ハチがブンブン邪魔したり
蟻塚を見つけたり
なかなか進ませてもらえない

小さな鉢植えばかりでも
いろんな小さな生き物たちが
居心地よさそうに
棲みついてくれてることが
なんだかうれしい

御蔭様で
ミニチュアの庭園管理人
気分

いつも有難う御座います

2010年11月28日日曜日

初高尾山登頂




はじめて高尾山に登った

神戸では街のすぐ背後に
六甲山という
素敵な山があった

幸運なことに
若かりし頃
野外活動クラブのリ-ダ-として
学生時代を過ごし
六甲山脈を何度となく
いろんな上り口から
駆け回った

こちらにきて
高尾山登山が人気があると聞き
いつか登ってみたいと
機を待っていた

登山家ではないが
たとえ低くとも
自然の山を甘くみてはいけない
と学んでいる

道に迷わないよう
初めは人出の多い日曜日に行こう
と決めていた

予想通り
今日が日曜日だからか
人出は多かった

じつは
予想をはるかに超え
人が多すぎた

ミシュランの三ツ星をとったこともあってか
外国人登山者もとても多い

グル-プハイカ-
家族連れ
カップル
前も後ろも

まるで初詣の参拝道

それならできるだけ人出を避けようと
7ツの登山コ-スのうち
一番健脚度の高いという
稲荷山コ-スを選んだ

稲荷山コ-スは
山全体の紅葉が見れる
尾根コ-スだという

登って行く途中
紅葉の木々の連なりが途切れ
左側の視界が
突然明るくなる

眼下に
東京平野が
パアッと広がる

この大きな街から
少しずつハイカ-が集まっても
と想像すると
この人出になるのも納得できた

山頂で
富士山を拝みながらの
おにぎりは
格別の味

人気があるわけだ
なんどでも
ここに登ってみたい

天狗を祀る薬王院が
中腹にあることでは
六甲山より
京都の鞍馬山に似ている

御蔭様で
また沿線で
山を楽しめる

いつも有難う御座います

2010年11月27日土曜日

映画『ふたたび』


冒頭のシ-ンは
我が母校の大学の正門
からであった

神戸が舞台とあって
懐かしい港町や三宮界隈
大学周辺の住宅街も
たっぷり映し出されていた

そして
ジャズバ-『SONE』へ

これまでに
何度行ったかしれない

北野坂にあるジャズバ-が
そのまま
JAZZ LIVE SONE として
舞台となっていた

物語は
青春時代のジャズプレイヤ-たちが
長い年月のブランクを超え
SONE で一夜限りの
ジャズライヴを復活させる
というもの

主人公の方々の年代が
自分の親の年代とだぶり
クライマックスになるまでも
最初から何度も
涙してしまう

SONE は
神戸らしい
大人の音楽のお店だった

音楽をする息子が
高校生のときにも
たびたび
連れていった

少し背伸びではあったが
居心地のいいこんな場所を
居心地のいいこんな不思議な音楽を
生のライヴのピリピリ感を
共に味わいたかった

御蔭様で
離れてまた誇れる
故郷の街

いつも有難う御座います

2010年11月26日金曜日

柿の木物語


新嘗祭の日に
柿の実を収穫して
数えてみるとなんと
今年は160個生ってた
と友が自慢する

家の庭に生える
1本の柿の木から
160個の柿の実が
たわわに生っている
姿を想像する

写真はないの
と聞くと

  目で見て
  経験して
  感じることが大事なんだ
  記録することはない

きっぱり言われた

そうかもしれない
私の中で
友の柿の木物語がふくらむ
その形が
現実と違ってたとしても
それもたいしたことではないんだ

御蔭様で
豊かな秋の実りの
身近な話に
どっぷり
この季節にいる幸せを
感じさせてもらえる

いつも有難う御座います

2010年11月25日木曜日

幻のアジサイ


幻のアジサイ
なる苗を
友人に分けてもらった

アジサイは
鉢では
育ちにくいという

幻の苗の上に
これはもうダメかもしれない
というお墨付きまで
もらってる

最初から弱ってる
ときくと
よけい愛おしくなる

なんとしてでも
育ってほしいと
ガゼンはりきる

今日
大きな鉢に植えかえた

ふかふかの土を
たっぷり包み
どうですか
ここの居心地は
と聞いてみる

もちろん
返事はない

片思いほど
思いは深くなる

御蔭様で
毎日
気になる相手に出会う楽しみを得る

いつも有難う御座います

2010年11月24日水曜日

秋の憂い


夜のウォ-キング
今日はいつもより早い時間に

東の空に
オレンジ色の大きなお月様が
まだ下の方に観える

ウォ-キングを
ジョギングにかえ
急いで家に戻ったが
カメラを構えたときには
空高く小さくなっていた

昨年
伊勢夫婦岩の間から拝んだ
赤い月を
思い出す

秋はどこも美しい

思い通りにならないことさへ
情景にしっくりとけ込み
それでいいんだ
と肯定されてしまうよう

御蔭様で
秋の憂いも
やすらぎに

いつも有難う御座います

2010年11月23日火曜日

新嘗祭


今日は
新嘗祭の日

新嘗祭は
五穀豊穣に感謝するお祭り

京都八坂神社から
新嘗祭参列券と案内をいただいたが
今年は参列がかなわなかった

毎年
新米で醸造した白酒(しろき)を
神饌の御下がりとしていただくのを
楽しみとしていた

今日は京都も晴れて
さぞ境内は
賑わったことでしょう

実りの秋を
天の光も
鮮やかに
祝っている

いつも有難う御座います

2010年11月22日月曜日

高月物語


ブックカバ-は
オリジナル

気に入った
チラシや用紙で
ブックカバ-を
かけるようになった

映画の前チラシなどは
一番いいシ-ンが
きれいに映れていて
表紙だけでも
見入ってしまうことになる

プレゼントの本にも
最新の映画のチラシで
カバ-して差し上げたものは
なかなか喜ばれた

今読んでる『学者商売』のカバ-は
近江高月駅で無料配布されていた
『高月物語』という観音村の案内のもの

渡岸寺の
国宝十一面観音立像が
美しく写っていて
ちょうど
表紙になるように
折り込んでいる

本をバッグに入れる度
ペ-ジを閉じる度
穏やかな気持ちになる

御蔭様で
いただきもので
楽しませてもらってる

いつも有難う御座います

2010年11月21日日曜日

湖北観音村より


今日昼すぎ
携帯にメ-ルが

お世話になる先輩から

開けたとたんに
うっと胸つまり
涙が溢れた

文面は
湖北
渡岸寺にいる
という短いものだった

文面からではなく
開けたとたんに
ふわっと
その場の空気が伝わってきたのだ

PCが日本で出だした頃
20年も前だったか
氣の世界を学ぶ恩師が
電子メ-ルは氣まで運ぶから
気をつけないといけない
とよく言われていた

まさしく
そのメ-ルと共に
その場の空氣が
同時に飛んできた感じがした

今回は
気をつけるどころか
大いに歓迎する

許可を得たので
添付された写真も拝借する

わたしもまた
そちらに
飛んでしまった

御蔭様で わかりました
あらためて
そこが
特別な場所であることを

いつも有難う御座います

2010年11月20日土曜日

ハチ公前




関西から来た友達と
渋谷ハチ公前で
待ち合わせた

実は
ハチ公を
ずい分探した

渋谷も不案内で
逆に案内されてしまった

   もっと東京をいろいろ知ってると 思ってた
どうやら
がっかりさせてしまったらしい

スクランブル交差点を
キョロキョロしながら歩いた

物に溢れ
人に溢れ
とても便利そうな
この街に
いつまでも
不慣れでいたい
そう思った

御蔭様で
帰れる
穏やかな我が家

いつも有難う御座います

2010年11月19日金曜日

紅葉の山


ちょうど見頃

空を
トンボがたくさん飛んでるのかと
目を凝らして見つめていると
モミジの葉が
クルクルくるくる

回りながら
下に降りようとしない

ひとところで
上がったり
下がったり

五つの手を広げて
踊っているので
よけい大きく
不思議な動きになる

うわぁ

口をぽかんと開けて
上を見ながら
へらへら笑い続ける

風が
モミジで
遊んでる

いつも有難う御座います

2010年11月18日木曜日

袋田の滝


峯の色
たきのひびきもさらがらに
南無世音の声とすがたと

袋田の滝胎内観音縁起
に書かれてあった

悠久の太古より
春は花
夏は緑
秋もみじ
冬雪つもる景観は
大自然の心であり
有情非情一切の生命は
みほとけの
大いなる力である


昨日の雨の御蔭で
今日は豊かな水量に恵まれる

激しい水爆の音に包まれながら
西行法師が
あるいは他の先人たちが
滝行をしたであろう
ひとつの岩台に
打ち落ちるとめどない水に
しばらく
惹きつけられる

その時代時代の
つらさを背負い
ここで
洗われた心情に
思いを馳せ
いいしれぬ悲しみが
湧き出る

ここに
観音様も
不動明王様も
祀られてる

御蔭様で
厳しい自然の中に
人もまた在る

いつも有難う御座います

2010年11月17日水曜日

ドト-ル


ドト-ルのコ-ヒ-は
おいしい

神戸でも
よく立ち寄ったが
こちらでも最近また
通いだした

間口は同じく狭いが
2階席は広々
大学通りに面し
一面がガラス窓になっている

外に向かって
楕円のテ-ブルも配置されてる

採光も
座席も
ゆったり
申し分ない

窓の外はすぐ
大きな桜の木が迫り
窓一面を青々と染めていた
最近は
舞い散る枯葉ショ-も
見せてもらえる

ここでは
喫茶店のように
話し声はしない
まるで図書館のよう

この景色の中で
読書する

皆同じ
ささやかなる
贅沢なひとときを
味わっておられるのだろう

先輩から送っていただいた
『学者商売』を
読み始める

あまりに
はまりすぎてる

いつも有難う御座います

2010年11月16日火曜日

ゆず


ゆずって
こんなに
枝にびっしりついてるものなんだ

お庭自慢の友人の家に招かれ
勇んで出かけた

集まった仲間の一人が
今朝とってきたばかりだという
ゆず をたくさん持ってきてくれた

う~ん いい香り

こたつでは
すでに鍋の用意ができてる

オコタのお部屋からも
庭が見える

可愛い庭草が丁寧に
手入れされている

大事に可愛がってる様子が伝わる

皆でコタツに足伸ばし
デンと座り込むと
なんだか我が家でくつろいでるように
落ち着く

いつもにこやかで
繊細な気配りをしてくれる友人の
あたたかい気が
部屋にも
庭にも
充満し
居心地が良すぎて

帰ろうとしない

ほっこり
ゆっくり
こたつで
おなべ

御蔭様で
優しい仲間との
優しい時間

いつも有難う御座います

2010年11月15日月曜日

夢見心地


ピアソラはすごい
♪リベルタンゴは
聴くたびシビレル

名古屋からわざわざお越しくださったお方
お世話になってるお方
はじめてお連れしたお友達
それぞれ久しぶりにお会いする方々ばかり
休憩時間も話が尽きない

この前お会いしたのは
やっぱりこの Shikinami のライヴで

ただいま
おかえり

そのうち
ここで
こう言い合えるようになるのかも

御蔭様で
今夜も夢見心地

いつも有難う御座います

2010年11月14日日曜日

2010年秋冬コレクション


アパレル関係らしき方々が
やはり多いように見える
もっと年上らしき受験生もいらした

いやぁ楽しかった
2010年秋冬コレクションの
カラフルなコ-ディネ-ト写真が
きれいにたくさん並んでる
試験問題なんてはじめて

見直す時間がまったくないほど
余裕はなかったけれども
とにかくも
試験前のストレスからは解放された

終わってみると
大変な日々ほど懐かしいもので

ちょっとサミシイ

色彩の学びの中で
何度も
調和
調和
と出てくる

調和の中の
アクセントカラ-

ファッションも
インテリアも
エクステリアも
皆同じ

その配色の割合が
大事であると

人とのコミュニケ-ションも
そういうことなのね

調和の中の個性

ちょっと勘違いしてたかもしれない

御蔭様で
大きな学びを得ました

いつも有難う御座います

2010年11月13日土曜日

だいじょうぶかな


この興奮はなんでしょう

勉強不足の不安からか
大きなため息と苦笑いばかり

だんだん
顔が引きつってきたみたい

自分で自分をなだめようと
身体が必死に
落ち着かせようとしているのが
わかる

やってないペ-ジを
パラパラめくりながら
だいじょうぶ
だいじょうぶ
と ひとりごちる

いやだいじょうぶじゃないでしょ
と ひとりつっこみをしてみる

色彩検定に敬意を表して
徹夜して頑張るか
あきらめて寝るか
迷ってる

思えば
中学の中間試験のときから
この時間になると
同じ迷いを繰り返してきた

できの悪い子ほど可愛い
という

自分が今
愛おしい

御蔭様で
色の勉強をしながら
苦しんでるふりをしてられる

いつも有難う御座います

2010年11月12日金曜日

終わる頃に


今週になって
はじめて買った公式テキスト
遅すぎるとは思ったが
読みはじめた

なんと
過去問の穴埋めの文章は
この公式テキストからそのまま
出てることに気づいた

ああ
このテキストさへ
繰り返し読んでいれば

もう遅い
一夜漬けのサガ

いつも
終わる頃に
ようやく気づく

人生の何たるかも
終わる頃に
ようやく気づくのかも

最近のお月様は
とてもきれい

いつも有難う御座います