2010年2月28日日曜日

溢れる五十鈴川


激しい水流
お気に入りの一番端の岩までも行けない

津波警報と避難勧告のアナウンスが
内宮でも流れ続けた

五十鈴川駅から鳥羽駅まで
近鉄電車も運転休止となった

五十鈴川が
轟々とうなる

満潮になるかのように
水位がどんどん上がっていく

この神域にいると
どんな変化をも
堂々と受け入れる
覚悟ができてくる

自然が神様であるなら
すべてが
有難い

如月の末日に
伊勢参り

いつも有難う御座います

2010年2月27日土曜日

御室仁和寺


御室仁和寺(おむろにんなじ)

今回の集団参拝は
御室仁和寺駅前集合

たった一両の嵐電は
古の京へ誘うタイムマシンのよう

霊宝館には国宝があった
阿弥陀如来坐像
西暦888年から
この仁和寺に鎮座されるという

白書院
黒書院
白砂の南庭
華やかな北庭

陰陽のバランスを感じる

いつも有難う御座います

2010年2月26日金曜日

よかった探し

お湯が出ない
給湯器が故障

この時期お湯が出ないのはつらい

確定申告作業に月末処理
多忙に時間の余裕のないとき

朝一番の修理をお願いしたが
終わったのは午後3時

出勤はあきらめて家で仕事
外を見ると
激しい雨

出かけられなくなって
よかった

ベランダで大きな音
物干し竿が落ちる音

なにが起こったのか
見ると
天井が剥がれ落ちていた

雨で洗濯物を干してなくて
よかった

よかった探しは
災難の中でよりできるもの

よかった
よかった

いつも有難う御座います

2010年2月25日木曜日

良寛さまのいましめ




 おのが意地を言いとおす

 人にものを呉れる先になになにやろうと言う

 人のことをよく聞かずして語る

 よく知らぬことをはばかりなく言う

 憂いある人のかたわらに歌をうたう

 親切らしくもの言う

 人をおだててなぐさむ

 人の言葉を笑う

 じまんばなし

 ものしり顔に言う

 学者くさきはなし

 茶人くさきはなし

 問わず語り

 さしでぐち

 ことばの多き

 かえらぬことを幾度も言う

 さしたる事もなきことをこまごま言う

 腹立てたる人に向かって道理を言う

 客の前にて人を叱る


我が家のトイレに貼ってある
『良寛さまのいましめ』

 僕 全部やってしまってる 

悲しそうに息子が言う

そうなのよ
なかなかできないから
貼ってあるのよ

毎日声に出して読むと
やってしまったことに
気付かされる

大そうなお言葉でないようで
日常のこんな言葉は
グサグサ胸に響く

いろんなところから
教えられる

いつも有難う御座います

2010年2月24日水曜日

方位


息子が引っ越すという

方位を調べると本命殺

 そっちはダメダメ

 いや大丈夫

強行突破に怯む
いつまでも口出しするのも憚れる
息子の方が守護力が強い

話はどんどん進み
あきらめかけてたら
突然嘆きの電話があった

コパ先生に絶対ダメ
と言われたらしい
やっぱり方位が悪い と

私の言ったときは
聞かなかったのに

ちょっと嫉妬しながらも
ほっと一安心

やっぱり守られた

ご守護くださる大いなるものに感謝

いつも有難う御座います

2010年2月23日火曜日

222222222

昨夜
平成22年2月22日22時2分に
息子達に
平成22年2月22日22時22分に
世界平和を祈りましょう!
とメ-ルした

あとで知ったが
ほんとに
世界友情の日
だという

時を同じくして
一瞬にもの思う
なんともロマンチック

2の形も好き
アヒルの行列みたい


一が奇数の根に対し
偶数の根であり
太陽の軌道と月の軌道を重ねた形
月は陰
一が父に対し
二は母
重ねる
という意味

その二がさらに重なるという
めでたい話

 そんなら赤飯炊かにゃあ-

と返信がきた

いつも有難う御座います

2010年2月22日月曜日

松方ホ-ル


ハ-バ-ランド

松方ホ-ルで
友達のソプラノ歌手がリサイタルをされた

同い年だが
精力的な活動に 驚く

歌も迫力ある歌唱力だが
伴奏者のピアノが
素晴らしかった

歌やヴァイオリンは
伴奏のピアノで
大きく印象を変える

小さなヴァイオリニストにも
立派なピアニストが
いつもいてくださったことを
思い出す

いつも有難う御座います

2010年2月21日日曜日

文殊菩薩


梵字のお稽古
種智院大学の師匠に習う

今日は
文殊菩薩

Om a ra pa ca na.

オン アラハシャ ノウ

『吾我不可得』

人と法の二空の智慧を表す
という
諸々の執着を裁つ
という意味らしい

元々
悟りへ向かうための智慧
でありらしい

息子のアドレスはなぜか
オンアラハシャナ

正しい智慧を授かりますように

いつも有難う御座います

2010年2月20日土曜日

怒りを捨てましょう


 Kodham jahe vippajaheyya manam
 コ-ダン ジャヘ- ヴィッパジャヘイヤ マ-ナン

 『怒りと高慢を捨てなさい』

お釈迦さまのお言葉

怒ったり欲張ったりすると
身体から悪いホルモンが出て
からだを壊すらしい
現代ではガンの原因にもなる
ともいう

一方
怒る気持ちを抑えて我慢すると
これまた
ガンの原因にもなる
ともいわれる

怒るのをやめるのではなく
怒らない思考になればいいかも

怒らない思考になるには
いかに自分を引いて見れるか

やばい 
と思ったら
ヒュンと空に飛んでみる

上に上がると
不思議に
気持ち悪い自分はない

降りて
ニカッと笑ったとたん
さらに相手を怒らすことも
タビタビ

いつも有難う御座います

2010年2月18日木曜日

バンク-バ-


もう昔
学生時代
バンク-バ-に2ヶ月滞在した

ブリティッシュコロンビア大学への短期留学

街でありながら
なんと美しい

UBCは西の半島の先にあり
毎日大きな夕陽が太平洋に沈む

北には現在オリンピック会場のある
ウイッスラ-マウンティンを毎日望む

港町にご縁があるよう

海と山
澄んだ空気

必ずすぐに戻る
そう思うほど惚れ込んだのに
実現しないまま

バンク-バ-の街がTVに紹介される度
ホ-ムスティ先のママが映ってないかと
背景を捜す

やさしい街
やさしい人達

いつか
いつか
御礼に訪ねたい

今の思いは
届いているかも

日本選手を見て
ひょっとしたら
あのママも
チビデブの日本人留学生を
思い出してくれてたりして

あっという間に時は過ぎる

いつも有難う御座います

2010年2月17日水曜日

痛みで教えられる


今朝
起きようとする瞬間
ギクッと腰を歪めそうになった
腰は怖い
やってしまったら動けない
注意深く布団の中で
静かに
猫のポ-ズやら
ストレッチを試みる

なんとかひねらずにすんだ

朝の最初の儀式
神様への挨拶で
座ってコウベを垂れる
ただただ
その自分の姿に
深く感謝した

ああしたい
こうしたい
いろんな課題を考えることが
贅沢な添え物であることを
知らされる

ときどきこうして教えられる

いつも有難う御座います

2010年2月16日火曜日

お墓地

2月もつつがなく参れた
奈良にあるお墓地

大和三山を見渡せ
正面には生駒山が連なる

気持ちいい高台

送迎バスにあぶれると
タクシ-を呼ぶ

たまたまおしゃべりな運転手さん

 先日有名歌手の方を乗せましたよ
 この霊園にお父様のお墓でもあるんでしょうか
 前も本部まで乗せました

その御方が
天理教の熱心な信者であることは有名

この霊園は宗派を問わない
毎月参るのは浄土真宗の墓

北海道か東京の方であるのに
奈良のこの地に
お墓を持たれているとは
知らなかった

会うこともなく
無関係でも
うれしくなる

選んだ墓地が認められたよう
ここはいい

この2月は義父の命日月

いつも有難う御座います

2010年2月15日月曜日

涅槃会の日に


親友の御母様が亡くなられた

今日2月15日が葬儀
奈良では涅槃会が多く行われている
その御葬儀も奈良であった

涅槃
仏教界では吹き消すこと
吹き消された状態をいう
あらゆる煩悩から開放され
究極の悟りの世界という

涅槃会(ねはんえ)
死を身近に感じ
生と同じように
祝福される会

社会に貢献する立派な息子さんを
育て上げられた
素晴らしい御方でした

秘かに目標とさせていただいていた

お釈迦様と同じように
祝福されておられるよう

こんな日は雨がよく似合う

いつも有難う御座います

2010年2月14日日曜日

高良社


石清水八幡宮
一の鳥居を抜けたところにある
高良社(こうらいしゃ)

参るように教えられた

眉間にしびれるほどの
パワ-を感じる
もっともっとと欲ばったが
ス-ッと冷たい風が吹き
温かいものが消えた

後ろに大きなご神木
タブノキ
楠科と書かれている
クスノキにはご縁がある

役割は果たせただろうか

いつも有難う御座います

2010年2月13日土曜日

室生龍穴神社


室生龍穴神社

なんと立派な
山の中に
ひっそり
目立とうとせず
真摯に
自然に
溶け込むように
堂々と
そこにある

 本日はようこそ室生龍穴神社へご参拝くださいました
 龍穴奥宮へご参拝くださる方は
 まず拝殿前でご拝礼の後
 その旨社務所の方にお申し出くださって
 浄衣を着用の上参拝されますことをお勧めします

室生龍穴神社案内図に書かれている

地図には奥宮までの案内図が記されており
その奥宮には
大きな赤い龍の絵がある

ここでは
龍は空想のものでもなく
しっかりオワスことが示されている

折りしも雨
期待が高まる

いつも有難う御座います

2010年2月12日金曜日

室生寺如意輪観音坐像


灌頂堂(かんちょうどう)

室生寺本堂である
室生山の本尊が祀られている

如意論観音坐像

河内の観心寺
西宮甲山の神咒寺
の如意輪とともに
日本三如意輪の一つという

もったいぶらない拝観の仕方は
近江の観音様を思わせる

空海の作とは
今さらながら
その超人ぶりに驚く

ここでのご朱印は
経験浅そうな若いお坊さん
達筆とはいえないが
あまりに丁寧な書き方に
拝みたくなる

形ではない

あらためて教えられた

いつも有難う御座います

2010年2月11日木曜日

室生寺奥の院御影堂


念願の室生寺参り

大雨の予報に
晴れ女の集合
しっかり参拝時には
雨に降られない

御影堂までの
750段の石段は
35階建てのビルの階段を
登ったことになるとか

ここまで毎日登るという
奥の院を守る御方は
75歳

五木寛之の著書『百寺巡礼』
最初がこの女人高野室生寺からと聞き
新しいご朱印帳を求めた

丁寧なご朱印の書き方に感動
ここまで来てお会いできた喜び

山全体が霧がかり
厳かな霊気に包まれる

やさしい氣に包まれた参拝スタ-ト

いつも有難う御座います

2010年2月10日水曜日

山の辺の道


こんなところが好き
枯葉の道

山の辺の道

社がなくとも
そこここに
何様かがおわす
気がする

松尾芭蕉や
万葉の歌人
たくさんの偉大な先人が
まさしくここを通られた
そう思うと
道幅が狭いほどに
胸が高鳴る

ここ
を通して
過去と繋がる

すべてある

いつも有難う御座います

2010年2月9日火曜日

毎日の楽しみ


月一の会で
毎日の楽しみを
順に話すことがあった

私の番

 須磨の海で太陽を拝むこと

毎日同じ海と同じ太陽
のようでありながら
一日として同じはない

波の音を聴きながら
波間に跳ねる太陽の子
を追いかける
1秒としてとどまってはくれない

ただそれを見る喜び
ただそれを聴く喜び
ただそこにいる喜び



丹田呼吸を7回

自分自身の身体の安定も確認する

いつも有難う御座います

2010年2月8日月曜日

紀三井寺


和歌山まで紀州路快速があるので
今では便利

西国三十三ヶ所霊場の2番札所
前は観音様だけを目当てに参ったが
今日はまた違う参り方

大きな楠の御神木に
氣を感じたり
御神水を含む

ご指導いただく先生のお蔭

急な長い石段に
息切れしたしんどさも吹っ飛ぶ

振り向くと
淡路島も望む
和歌の浦

いつも有難う御座います

2010年2月7日日曜日

日前宮


日前宮駅は無人駅
おもちゃ電車や
ねこちゃん電車
外装も内装も凝りに凝ってる
かわゆい
ねこちゃん電車もワンマン
これいかに

元伊勢
日前宮(にちぜんぐう)
日前宮懸神宮(ひのくまくにかけすじんぐう)

紀伊之国一之宮にして
天照陽乃大神を祀る

元伊勢特有の
清々しい気配に包まれる

名もなき小さな祠に
カメラを向けると
大きなたまゆらが一面に映る
シャッタ-を押すと
消える

どうやら写りたくないらしい

参拝仲間の中に
天照大神様が身体に入った方がおられた
いつもにも増して
表情が柔和になられる

触れさせていただく
温かな氣を感じる

穏やかな参拝日和

いつも有難う御座います

2010年2月6日土曜日

盲導犬とともに音楽を愛でる会

芦屋のサロンコンサ-ト
縁あってお誘いいただいた

結構な熱気
開演前
トイレに立とうと
通路を走りかけ
つまづきかけ
声を上げた

白い大きな犬が
通路を塞いでいる

驚かせて悪かった

おりこうに座っている

見回すとあちこちに
立派な盲導犬が

たくさんいる人間達よりも
高貴な気がする

共に素敵なコンサ-トを
過ごせて光栄です

いつも有難う御座います

2010年2月5日金曜日

魔法の椅子

昨夜深夜番組で
興味深い心理療法が紹介されていた

「魔法の椅子」

椅子を向かい合わせに2ツ用意する

もっとも苦手な人間関係の相手が
向かいの椅子に座っていると仮定して
相手に思いの丈を話してみる

空の椅子に話しかけるのだ
相手がいると想像して

次にその相手の椅子に移動して
その相手の性格を考え
自分に向って
先の問いかけに応える
その苦手な相手になりすまし

ここで不思議なことが起こった

嫌って苦手な相手が
あんがい自分に向って
愛ある言葉を伝える
それも自分が作ってるんだけど

相手になりきり
相手の心を理解するようになると
不思議に
自分も見えてくる

空想上のようで
席を実際替わるところがミソ
よりリアルな存在感が
ミゾを埋めていく

実験上の方は
相手に会わずとも
相手を理解し
許すようになられた


ゲシュタルトセラピストの教授から
クッションに話しかける心理学を
学んだことを思い出した

誰しも
身近な人間関係で
苦手な相手はいるもの

魔法の椅子

これはやってみる価値あり

いつも有難う御座います

2010年2月4日木曜日

家族の行事

横浜育ちのお嫁チャン
手作りの巻きずしを作ってくれたそうな

うれしそうに
長男の報告

関西の滑稽な風習が
少しずつ関東に沁み込む

家族の日常に
行事は大事

歳行くほどにわかる

子供の頃の家族の思い出
家の行事が
やはり映像として
脳裡に強く残っている

我が子らとの楽しい生活に
のちの思い出など意識すらしていなかったが
たっぷり
しっかり
楽しんだ生活が
過ぎる日も来る日も
喜びに変える

いつも有難う御座います

2010年2月3日水曜日

節分まるかじり

おいしい太巻きでなければ

今年は西南西

梅田の寿司屋で
上巻きを2本

最近職場に来られた若者と
恒例の儀式

西南西に向かって
まずはかしわ手

今年も無病息災でありますように

よく噛んで
よく噛んで

歯に感謝
食道に感謝
胃に感謝


感謝して美味しい巻き寿司を
頬張っていることへ感謝

半信半疑で
不思議そうに聞いていた
山形出身の若者

食べ終わったときには
満面の笑み

 いやあこの初体験は楽しかった
 誰かに自慢しよっと

たいそう気に入った様子

今日食べれたことが息災の証し

いつも有難う御座います

2010年2月2日火曜日

スピコン

スピーチコンテスト

断れないので
出てみたが
まさかまさかの
一位になってしまった
次の大舞台は
三月の末日だと

いやあ
この2月3月は
確定申告で無理でしょう

余裕のない者に
これでもかと
襲い掛かる
たくさんのお役

できない者には
神は
課題を与えない

人には
よく言ったなぁ

ほんとかなぁ

取って喰おうと
されてるわけじゃなし

断れば楽になるけど
正直寂しい

引き受けるっきゃない

いつも有難う御座います

2010年2月1日月曜日

如月


如月(きさらぎ)
一日

お祭り続きの
師走 正月を過ぎ
ようやく落ちついた月に

節分までは
旧年の生まれ年と観るなど
この如月も
怪しい月

立春から
新しい年となると思いきや
14日の旧正月かららしい

昇殿ご祈祷は
いつも
この月を初めとして
受ける

また忙しい月となりそう

いつも有難う御座います