2012年4月29日日曜日

映画『わが母の記』

観て
また読む

数年前なら
井上靖と御母上様の
個人的な家族の物語として
客観視できただろう

今は違う

少しずつ赤ちゃんに戻り
徘徊も繰り返した
父がかぶる

夜中に寝巻きに着替えなくなったのも
同じ

そうなる人は
皆よく似た道を辿るのだろう

こまってこまって
いとおしくていとおしくて
たまらない

ちょっとした仕草に
その頃を思い出し
歯をくいしばる

必死になって
追いかけたことも
探し回ったことも

御蔭様で
今は
大切な思い出

いつも有難う御座います




払沢の滝

森に入ると
風は優しく
新緑の小さな葉葉が
気持ち良さそうに
揺れている

昨日の雨で
勢いを増ましているかもしれない

変わらずそこにあった
払沢の滝

近づくと
水しぶきが混じる風は
冷たくもなく
とろ~りやわらかい

ひとしきり大きな深呼吸を繰り返す

自然と手を合わせる

わたしではなく
わたしを守るなにかが
充電でもするかのように
わたしにここまで
連れてこさせたように感じる

わたしではなく
わたしを守るなにかが
とても喜んでいるような
気がする

御蔭様で
身も軽く
心も軽く

いつも有難う御座います


2012年4月27日金曜日

金王八幡宮

渋谷の街中に
ひっそりしっかり
城跡が残る

このあたり一帯の高台は
平安時代末期から
澁谷氏一族の居館跡で
東に鎌倉街道(現八幡道)
西に澁谷川は流れ
北東には低い谷地形(黒鍬谷)があって
館を囲んでいるうえ
かつては数ヶ所に湧水があるという好条件を備えていました
しかしその館いわゆる澁谷城は大永四年(1524年)
北条氏と上杉氏の合戦のとき
澁谷氏が高輪原で北条氏と交戦中
北条の一軍により襲われ
焼き払われてしまいました

八幡宮の境内にある
澁谷城砦の石に
説明されていた

ヒカリエで賑わう最新ビルのもと
ちゃんと街の変遷を見守るところがあった

御蔭様で
雑踏の中に
静寂の場

いつも有難う御座います


2012年4月26日木曜日

画像アップはどうしたら

PCの調子が思うようにいかないのと
同じ時期に
このブロガ-の設定が変更されたみたい

写真がアップできなくなった

進歩についていけず
退化していく

わたしが感じることは
たくさんの人が感じてることだと
よく思う

できてたときには
できない気持ちに気付けなかった

たいしたことではない
できないとしても

なのに
どうしてこんなにおちこむんだろう

たくさんの人が感じている
たぶん

御蔭様で
そのうち

いつも有難う御座います

2012年4月25日水曜日

4月の墓参り

無事4月の墓参りを終える

義父
父母
伯父

いつのまにか
3っつのお墓が
ご近所に寄る

形は変わらないはずなのに
なんだかだんだんそのあたり一帯が
賑やかになってるように思うのは
おもしろい

先にいた伯父に向かって言う

賑やかになってよかったですね

母に言う

伯父さんもそばにいて
さみしくないでしょ

実際はどうだろう

お墓になどわたしはいませんよ

そういって
千の風になって空を吹き渡っているのだろうか

御蔭様で
なぜか毎月
ひき寄せられる

いつも有難う御座います

2012年4月23日月曜日

脳梗塞


一度も病気したことがない

それが自慢の伯父

今年1月突然
脳梗塞で倒れたという

はじめての病気
はじめての入院に
戸惑い
最初はずい分落ち込んだらしい

左半身のシビレを
受け入れることができず
それがかえって
がんばりになった

回りが驚くほどの
きついリハビリを繰り返し
3ヶ月で退院

89歳にしてはじめての入院
今までは第一の人生
これからは
第二の人生を
がんばりたい

そう熱弁する姿は
なにか大きなものに
包まれているよう

御蔭様で
元気の元に
興味津々

いつも有難う御座います

2012年4月22日日曜日

一年祭

激しい雨と強風にご注意ください

今日の関西の天気予報に
注意していた

覚悟していたが
拍子抜け

穏やかな小雨は
母の一年祭に集まる
母の兄弟姉妹への
母からの心遣いか

遠方から
この日のために
体調必死に調えたという
伯父や伯母たち

みなさんもうそこそこの
ご老体

ただただ
この日
皆に会えるのを楽しみに
はるばるやってきたことが
しみじみ伺える

あいしてるよ
おじちゃんたち
あいしてるよ
おばちゃんたち

御蔭様で
あたたかな
血脈の鼓動

いつも有難う御座います

2012年4月21日土曜日

引越し準備

息子が引越すという

 今日は一日手伝いに

一人暮らしのはずなのに
なんと荷物の多いこと

 一人で悪戦苦闘していた息子は
くたくた

ダンボ-ルの梱包はお手の物

ダンボ-ル箱を次々積み上げ
テキパキさに驚かれる

 食器をTシャツにくるみ
衣類とキッチン用品の
一石二鳥梱包

息子たちのそれぞれの大学上京時と
自分の引越し

しぜんに手馴れる

大変お世話になりました

 御蔭様で
今日まで無事に

いつも有難う御座います

2012年4月20日金曜日

傘コレクション

傘を続けて買ってる

夕方になると雨が降る

朝降ってないと
傘を持たない

最近重い本を持ち歩いてるので
傘は迷いながら
玄関で戦力外とされる

役立つ傘より
家でも読める本を
外すべきかもしれない

雨にも濡れながら
慌てて傘も買い
なんとも毎日無駄なことをしている

御蔭様で
笑える自分に
笑う余裕

いつも有難う御座います

2012年4月19日木曜日

邪気祓い


春眠暁を覚えず

なんだか急に眠くなるなあ最近は
春だからかなあ

そう思っていて気付いた

花粉症の薬の後遺症

喉の渇きもまだ続く

飲まなくなって数日たつのに

恐ろしや恐ろしや

仕事に支障をきたすと
即効薬を飲んでしまってた

薬飲まない生活を
続けてきたのに
こんなことではいかんいかん
ふっと思い出して
飲むのをやめたが

抜けるのにこんなに時間がかかるなんて

御蔭様で
内側に
意識を戻す

いつも有難う御座います

2012年4月18日水曜日

チュ-リップの笑顔


我が家のチュ-リップも満開

駅前や公園に咲く
チュ-リップもとてもキレイ

でも自分で植えた花は格別

球根を植えたのは
昨年なのだ

寒い日はときどき忘れてしまってたけど
あんまりまじめに水やりもしなかったけど

ちゃんとみごとに咲いてくれた

ありがたいなあ
うれしいなあ
ときどき忘れててゴメンネ

息子の部屋の前に
並べておこう

明日の朝
カ-テンを開けたら
きっと笑顔になるよ

御蔭様で
気持ちまで
カラフルに

いつも有難う御座います

2012年4月17日火曜日

花咲く季節


花咲く時期がやってきた

寒い間疎遠になっていた
花と緑の仲間から
花咲くメ-ルが相次ぐ

みんなで植えた
忘れな草が
また一冬越え
咲きましたよ

庭のバラ園が
そろそろ見頃です
バラパ-ティにいらっしゃいませんか

お誘いいただけるだけで
とてもうれしい

なかなか日程を合わせられないのは
とても残念

御蔭様で
山野草見の
楽しみも増え

いつも有難う御座います

2012年4月16日月曜日

琵琶滝コ-ス


心がみだれると
ものの姿は
ゆがんで見える
心を静かに澄ませば
誰でも
ものの姿を
素直にとらえる
ことができる
心のふるさと祈りのお山
高尾山琵琶瀧水行道場

琵琶滝に書かれてある

琵琶の音に導かれ
悟りを求める者の前に
現れた滝

滝に触れることを期待したが
白装束の先約があったので
近づくのをやめる

それでも
森と水のびわ滝コ-スは
大満足

沢登りもやってみたかった

ずっと
水の音を聴きながら
カエルの声を聴きながら

マイナスイオンたっぷり

御蔭様で
帰りはまた稲荷山コ-ス
旭稲荷様にご挨拶

いつも有難う御座います

2012年4月15日日曜日

高尾山再び


今日も良いお天気

やるべきことは明日にして
行きましょう行きましょう

山桜がきれい

その向こうは
大都会東京

交互に見ながら
さまざまな思いが
とめどなく湧き出る

御蔭様で
小鳥の鳴声を聴きながら
一歩一歩

いつも有難う御座います

2012年4月14日土曜日

久々の声


早や一年祭の案内がくる

姉からも久々の声

事務的な話題も
自然にゆっくり長引かせる

切ってもまたかかる

たいした用ではない

話すうちに
どんどん懐かしさがこみあげる

御蔭様で
家族がいる

いつも有難う御座います

2012年4月13日金曜日

花道


ひらひら散って
花の道に

アスファルトに
桜の花びらが敷き詰められ
白い花道になってる

上からは
桜吹雪

花びらの道を
両手広げて
くるくると
回りたくなる

ミュ-ジカル風に
みんないきなり
ステップを踏み出したとしても
しっくり受け入れられそうな
ピンク色の街

御蔭様で
雨も風も
小粋な演出家

いつも有難う御座います

2012年4月12日木曜日

桜散りながら


散る桜の花びらは
さらに小さな一片となる

風に吹かれて
アスファルトの道を
コロコロと縦に転がる

重さもないはずなのに
コロコロと元気な幼子のように
跳ね回ってる

道の隅には
花だまり

まだまだまだまだ
散りながら
桜は桜

御蔭様で
散りながら
踊りながら

いつも有難う御座います

2012年4月11日水曜日

11日


今日の4月11日が終わろうとしている

ホッと安心

昨日まで
この11日にまた大地震が起こる
この11日には火山の大噴火が起こる
そんな不穏なメ-ルが相次ぐ

最近はどんな予言も
まさか
と聞き流せない

今日がなにもなくとも
人がデマを流そうとも
もう脅威の元を知っている

御蔭様で
一日息災
実践のとき

いつも有難う御座います

2012年4月10日火曜日

夜桜


夜10時を過ぎると
さすがに人は少ないでしょう

そう思って遅いスタ-トをしたが

いつもは入れない
歩道と車道の間の芝生には
いくつものブル-シ-トが残る

若いグル-プが話し込み
盛り上がりの余韻に
浸っている

ランニングウェアの上下をきめて
桜の下で立ち止まってる人を見る

近づくと
カメラを構えておられる

皆同じ

御蔭様で
こんな夜は
ゆっくり

いつも有難う御座います

2012年4月9日月曜日

お花見処


昨日はやはりお花見日和だったみたい

今日は
昨日どこにお花見行った
話に花が咲く

東京はなかなか見どころが多いみたい

それぞれかぶることはない

自分の見た桜自慢をする

桜は人に感動を与え
桜は人を喜ばす

御蔭様で
もう来年のお花見処決定

いつも有難う御座います

2012年4月8日日曜日

高尾山


久しぶりに高尾山に登る

まず旭稲荷様にご挨拶

どうかまた無事に戻ってこれますように

ちょっとした足慣らし

稲荷山コ-スを選んだが
1時間半のコ-スを
1時間で山頂に着いちゃった

あれあれ
いつのまに体力ついたのかしらん

休憩なしでもまだまだいける感じ

山頂の桜は
まだまだ蕾

余裕があるので
もみじ台のむこうまで
足を伸ばしてみる

すれ違う人の風貌が違う
ハイカ-から登山者へ

歩き過ぎないようにそこそこに戻り
下りも1時間弱でダダッっと

御蔭様で
しっかりお稲荷様に
御礼のご挨拶

いつも有難う御座います

2012年4月7日土曜日

ソノリウム


ユニ-クな空間のホ-ルで
SHINSKEさんのマリンバは
深く響き渡る

前の席では
2歳だという女の子が
愚図っている

うるさくてすみません

後ろを向いて美しいお母さんが
頭を下げられる

いいえいいえ大丈夫ですよ

集中力が継続しないまだ2歳児

生の演奏を聴かせようとされる
若いご夫婦の気持ちが微笑ましい

よく連れ出した
昔を思い出す

御蔭様で
白い壁に
親の思いまで
反響し合う

いつも有難う御座います

2012年4月6日金曜日

桜駅


わあ
この駅
すごいきれいよ
おかあさん

駅を出たところで
携帯をもって
思わず報告した
といったふうな
新大学1年生ふうの
娘さんが
目を輝かせている

駅を出たところで
皆が立ち止まってる

駅を出たところで
皆が同じ方向を
眺めている

感慨深げに

今日
この駅に
降り立つことができて
よかった

御蔭様で
昨日ではなく
今日の咲き方

いつも有難う御座います

2012年4月5日木曜日

『古事記』講座


『古事記』について
國學院大學の先生の講義を受ける

天照大御神が生まれるまで
数多の神々が登場する

伊邪那岐命と
伊邪那美命の
黄泉の国での物語りを
長々と読んでくださる

ギリシャ神話にある
振り向くな
の禁を破る
オルペウスの物語に
とても似ている

そんな話しぶりも
親近感が沸く

神様の
とても
人間くさい感情に
人が作ったものであることがわかる

今年は
『古事記』編纂からちょうど
1300年を迎えるという

平城京の時代に
人に書かせたのは

今も尚
神社に足を運ばせるのは

学べば学ぶほど
不確かなものに
惹きつけられるほんの少しの
確かな感覚を
思い出す

御蔭様で
ますます
思いは古代に

いつも有難う御座います

2012年4月4日水曜日

桜ちらほら


大学通りは
もう花見客のグル-プが
そぞろ歩く

どこからこんなに集まってこられるのか

大学通りの広い歩道が
人で溢れる

上を見ながら
おしゃべりしながらの
ゆっくり行進

御蔭様で
見知らぬ人たちと
花見気分

いつも有難う御座います

2012年4月3日火曜日

暴風雨


安全のため早く帰るようにと
促される

新しい傘は
何度直しても裏返り
結局ビショビショ

天気により
仕事が休みになるのは
ちょっとうれしい

自然の影響を受けて
自然と共に生きてるよう

荒ぶる神々は
次々と
何を教えようとしているのか

人の存在など見えないのか
見えてこそか

『古事記』を読み直す

島の形を変えることなど
あさめしまえ

神の心しだい

御蔭様で
また変化の只中

いつも有難う御座います

2012年4月2日月曜日

4月初日


駅は親子連れでいっぱい

大学の入学式の日みたい

初々しい希望に満ちた
ニキビ面の男の子と
若づくり精一杯のお母さん

数年前の自分がそこにいて
涙ぐむ

希望に満ち満ちて
若者には
どんな夢も叶う道が選べると

子どもを介して
希望に満ち満ちたこれからを
一緒に夢見る

御蔭様で
夢見た
時は去り

いつも有難う御座います

2012年4月1日日曜日

四月一日


新しい期の始まりに
どこに参ろうかと
アンテナを合わせる

神奈川県に熊野神社があるときく

鳥居前には
三つ足烏の紋章が
旗めいている

やたガラスをいえば
日本サッカ-の紋章に

この師岡熊野神社で
合格祈願がされたという

いの池
のの池
どうでしょう

弁財天社で
市杵嶋姫様に出会えたのは
うれしかった

御蔭様で
一日参りに
導かれ

いつも有難う御座います