2011年12月31日土曜日

大晦日


あと1時間でこの年が終わる
同時に
この歳が終わる

わたしにとって
カウントダウンはそのまま
ひとつ歳をとることとなる

あああと1時間でこの歳が終わるのかと思うと
これまで以上に
とてもさみしい

男の人に
人生の精神的な転換期は
父上を亡くす歳です
なんてよく話していた

今それが自分にも
当てはまることを
実感する

女性にとっても
母親を亡くす歳が
精神的な大きな転換期の年となるみたい

とうとうこの
いろんなことがありすぎた年が終わる

それでも今年ありがとう

それでも生きていかなければ

御蔭様で
今年悲しみを感じた
たくさんの方々と共に

いつも有難う御座います

2011年12月30日金曜日

まめまめしく


毎年母の元に集まるので
長い間正月準備はいい加減

もう戻る家もなく
自然におせち料理準備をする

煮豆は普段からよく作り
得意としていた母にならって
久々に黒豆とおたふく豆の水戻しをはじめる

いつまでおせち料理が作れるんだろうと
時が永遠でないことを
母との会話でわかっていたのに
今さらながら
ゆっくり手伝うことさへしなかったことが
悔やまれる

重箱のなかみは
自然に見慣れた献立に

御蔭様で
母への思いを
重箱に詰め

いつも有難う御座います

2011年12月29日木曜日

仕事納め


無事本日で仕事納め

ちょこちょこと若い人たちから
ちょっとした愚痴や相談を受ける

年の最後だから
吐き出しておきたいと
思うのかもしれない

最後には怒りをぶちまけたいと
カッカする言葉に
首を横に振る

もし被害者であると思うなら
加害者でないことを
喜んだほうがいい

暴言を吐いて相手を傷つけたなら
またそのことは自分を汚すこととなる

御蔭様で
クッションの役割も
仕事納め

いつも有難う御座います

2011年12月28日水曜日

来年は


激動の年であった
うちでも
そとでも

来年は
ホノルルマラソンに行こう
皆で走ろう

よし走ろう走ろう
おおいに盛り上がる

屋久島に登ったとき
一番の健脚はボクだった

立山に登ったとき
へたったのはだれだっけ

富士山でご来光はどうかしらん

イタリアにいってみようか

来年の話になると
どんどん夢が膨らむ

来年のことなんだから
言いたい放題

皆健康で
すべて思い通りに
時間が進むと思い込んでる

いや自分ではコントロ-ルできない
大きなものの流れに
いつ巻き込まれるともしれないことを
もうじゅうじゅう皆知っている

明日のための今日があればいい

御蔭様で
やっぱり
この今がきらきら

いつも有難う御座います

忘年会


家族の忘年会&クリスマス会
ようやく皆が揃う

とにもかくにも
この日息災で集まれたことがうれしい

子どもたちからの
クリスマスプレゼントは
エバニュ-のストック

とてもほしかったもの
うれしい

子どもたちへのプレゼントは
皮の手袋

とてもあげたかったもの
プレゼントできてうれしい

愉しい時の幕切れを告げるのは
いつも終電の時刻

皆同じなんでしょう
横浜からの終電は
超満員

御蔭様で
おしくらまんじゅう状態も
うれしい余韻で気分ふわふわ

いつも有難う御座います

2011年12月26日月曜日

イルミネ-ションの名残


街のイルミネ-ションが
やはり名残のように見える

週末の祭りのあとが
忙しい月曜日でよかった

一息つくたび
このクリスマスも
この年だけのものだと
つくづく思う

今までと違う時間の過ぎ方に
とまどい
過ぎるそばから
郷愁に変わる

今年だからか
この歳だからか

御蔭様で
過ぎ行く時間も
愛おしく

いつも有難う御座います

2011年12月25日日曜日

メリ-クリスマス


今夜はホ-ムパ-ティ

チキンのほかはなにがいいときくと
グラタンという

チキンの塩釜焼きや
タンやロ-ストビ-フ
世界のクリスマス料理を習った時代もあったが
クリスマスも考えれば
誕生日と同じ年に一度しかない

たくさん作っても
集まる人数が少ないと
ケ-キもあるし
そんなに食べれたものでない

家でテ-ブルにごちそうを並べているときは
いつも思う

マッチ売りの少女が
窓から見る暖かい家族を

今ここはあの窓の中

今も
凍えながら外で震える人がいることを
忘れないでいたい

メリ-クリスマス
すべての人に

御蔭様で
キャンドルの灯に
ゆらめく思い

いつも有難う御座います

2011年12月24日土曜日

♪グロ-リア


♪グロ-オオオオ-オオオオオ-オオオオオ-リア
インエクシエルシスデ-オ-
グロ-オオオオ-オオオオオ-オオオオオ-リア
インエクシエルシスデ--オ--

1週間ほど前から
鼻歌でもグロリアばかりを口ずさんでいた

ダミ声を裏返し
精一杯のソプラノで
自宅では声張り上げて繰り返してた

クリスマスイヴは教会で

四谷の教会でイヴミサに参加

キャンドルサ-ビスが
神聖な雰囲気をつくり
感無量になる

立派なパイプオルガンの伴奏で
合唱する賛美歌は
なんとグロリア

まさかこんな素敵な場所で
熱唱できるとは思わなかった

ああこの時間のために
練習してきたのか

久々に
祝福まで受け
新しい居場所を見つけたような
安心を得る

御蔭様で
たくさんの隣人と
聖なる夜を

いつも有難う御座います

2011年12月23日金曜日

イヴイヴ


8時になると
バババ-ン

なにごとかとキョロキョロ

続けて
外で花火が
ドド-ン

えっ
イヴイヴだからかしらん

知らなくて
サプライズプレゼントされたみたい

サンタワ-ルドからの
クリスマスカ-ドも届き
どんどん静かに盛り上がっていく

御蔭様で
明日の仕込みに
思いを込めて

いつも有難う御座います

2011年12月22日木曜日

ゆず湯


冷え冷えとしたこんな日は
ゆず湯がほっこり身体を休める

別にいつでもゆず湯をしてもいいはずなのに
冬至にはゆず湯といわれる御蔭で
ゆずを買ってしまう

節目節目の行事に
素直に合わせる

ちゃんと身体が守られるように
導かれる

御蔭様で
二日酔いでも
しじみとゆずで

いつも有難う御座います

2011年12月21日水曜日

六本木の夜


クリスマス近くに
六本木で夜を過ごせるのは
なんとも華やいだ気分になる

ハ−ドロックカフェには
昔と変わらず外人が多い

この地をよく知る友に
六本木の裏道を案内される

新しい街のようで
古い史実の名残が
どっしり重みを加える

東京の道の片隅にも
江戸も明治も残っている

ブラタモリのように
大東京の昔探しも
またおもしろい

たしかにここに
それぞれの志をもった人々が
未来に向かって
生きておられた

その未来は今

嘆こうにも見えないところが
またいい

御蔭様で
ただあるく
そのあしもとにも
先人の功

いつも有難う御座います

2011年12月20日火曜日

墓前にて


今月も無事墓参りを終える

義父の墓前に通い詰めた墓地で
父の墓前にも参る月参りも
母がそこに加わったことで
思いが大きく変化する

心より懺悔することは
赦しを求めないこと
だとわかる

してしまったこと
しなかったこと
そのすべてに対する報いを
そのすべてを
受け入れよう

生きなおしたいなどと思わない
そう豪語してきた

その傲慢さも含めて
できるものなら
生きなおしたい

御蔭様で
心あらたに
する覚悟

いつも有難う御座います

2011年12月19日月曜日

師走の石上神社


師走月にまた石上神社に参ることができた

広いともいえないこの神社のあちこちに
とても気持ちいい場所がある

いつきても
境内を掃き清める人がある

人ではない気配も
人が場を作ってくださってるのかもしれない

御蔭様で
手を合わせる
向きも増え

いつも有難う御座います

2011年12月18日日曜日

復興祈願詞


  春日若宮おん祭は
  大雨洪水による飢饉疫病蔓延からの救済
  国家安寧を願いはじまった祭礼です
  よって本年は東日本大震災と奥吉野熊野大水害の
  早期復興を祈願して祭典における復興祈願詞の奏上
  また古例により別願舞楽の奉納を行います

競馬
稚児流鏑馬
御旅所祭

その願いが篭ってか
小さな子どもも大人まで真剣そのもの

古代の習わしを忠実に再現しようとされてる
意気込みが伝わる

春日大社は
子どもの守護神といわれ
節目毎に参拝させていただいていた

御蔭様で
おん祭りの日の
春日詣で

いつも有難う御座います

2011年12月17日土曜日

春日若宮おん祭


奈良に住む友から
案内をもらっていた

なんとか奈良にたどりついたときには
競馬の真っ最中

細い道の間を
颯爽と駆ける馬たちを
間近に見るのは
迫力満点

この日のために
柔らかい砂が敷かれている

ゴールの済んだ馬たちは
細い道に集まり
回りの公園には鹿たちが
なにごとかと見物している

和やかな光景

御蔭様で
悠久の地で
古代の儀式を

いつも有難う御座います

2011年12月16日金曜日

にわか登山家仲間


先月から始まった月例登山は
今月はもう中止になる

素人に日の短い登山は危険だと判断した

大きなものにはいたって臆病

サポ-ト役の息子は
たった一度の丹沢登山で
職場の人気者となっているらしい

隠れ登山愛好家が
たくさんおられることに
驚いている

ヒマラヤを制覇した御方まで
自然に寄ってこられ
山談義に話が弾むという

新しい世界に一歩踏み出すことは
その景色のみならず
下界での人の繋がりまで
両手を広げることになる

社交的な息子は
大いに喜び
次々と経験者のおすすめル-トをきいては
次回を楽しみにしている

御蔭様で
必要な情報は
自然に笑顔で

いつも有難う御座います

2011年12月15日木曜日

日程調整


忘年会とクリスマス会

師走に入り日程調整ばかりしている

子らも皆社会人になると
近くにいても
なかなか休日が折り合わない

まして他人たちとは
なおさら

まして儀式的なこだわりに
すでにがんじがらめ

欲張りには
12月は短すぎる

大掃除の段取りも
あれやこれや

御蔭様で
手を動かさず
思案ばかりは
お手のもの

いつも有難う御座います

2011年12月14日水曜日

『道』


ある会の今日の一言で
ある方が
この激動の時代
うまくいかなくつらいとき
この言葉を繰り返し思います
と相田みつをの『道』を
と紹介された

  道
  長い人生にはなあ
  どんなに避けようとしても
  どうしても通らなければ
  ならぬ道-
  てものがあるんだな

  そんなときはその道を
  黙って歩くことだな
  愚痴や弱音を吐かないでな

  黙って歩くんだよ
  ただ黙って-
  涙なんか見せちゃダメだぜ!!

  そしてなあ その時なんだよ
  人間としての いのちの根が
  ふかくなるのは・・・・・

おもわず拍手が沸いた

そして私も
その人のそばに寄り
ありがとうございます
と頭を下げた

深く思うところを知ることによって
その人をより理解するのを手伝う

御蔭様で
つらいおもいも
よろこびに

いつも有難う御座います

2011年12月13日火曜日

『脳を活性化させる論語の素読から学ぶ生き方』


  子(し)曰(のたま)わく
  学びて時に之(これ)を習う
  亦(また)説(よろこ)ばしからずや
  朋遠方より来る有り
  亦楽しからずや
  人知らすして恨みず
  亦君子ならずや

楽しみにしていた講演は
全員で論語を
声を出して読むところから
始まった

学而(がくじ)第一は
読んでみると
なかなか長い

曰く

のたまわく
と読むのは
孔子への尊敬語であり
曰く

いわく
と読むのは
その弟子の言葉であるそうな

幼児の頃から
論語を音読することによって
将来
人生の節目節目に
その言葉の意味がよみがえる
といわれる

  子曰わく
  人の己を知らざるを患(うれ)えず
  人を知らざるを患うるなり

学而第一の
はじめから
最後の言葉まで
まさしく今日の心境

御蔭様で
先人の智慧
先輩から

いつも有難う御座います

2011年12月12日月曜日

論語


明日
論語についての講演会に行くことになる

また講演者へのインタヴュ-をさせていただく
役目を得る

準備にせっせと
論語の本を買い込み
にわか勉強をしている

学んでやっと
論語に魅かれる
わけがわかった

両親とも
詩吟の師範であり
流派の代表でもあった

毎日長年
聞き慣れていた漢詩の中には
孔子の論語も含まれていた

書道の臨書にも
論語の言葉を
数多く書いていた

台湾の高雄では
孔子廟が
最も気に入った場所であった

今までもずい分と意識せずとも
親しくしてきた

少し離れていたが
また引き寄せられてるよう

御蔭様で
深く付き合う
予感する

いつも有難う御座います

2011年12月11日日曜日

『NOEL』


クリスマスものは大好き

『NOEL』を観た

見知らぬ人の個人的な話の中に
客観視した自分を見つけ
未来を知り
変わろうとするシ-ンがある

日常
今もよく
他人の中に
過去の自分を見つけ
恥ずかしくなることがある

御蔭様で
あらためるまで
みせられる

いつも有難う御座います

2011年12月10日土曜日

皆既月食


わあお月様きれいよ

電話をしながら
息子が歓声を上げる

欠けていく月を
はじめから見続けたのは
はじめて

地球の影ときくと
影なのに
月に自分たちが移動したかのように
感じる

映る影に
そこで地球が生きている気がする

御蔭様で
確かに
宇宙の中に
存在する

いつも有難う御座います

2011年12月9日金曜日

初雪


今朝は初雪が降る

耳を手で引っ張るように
広げていると
キンキンと凍った空気が
弾ける音がする

寒さが苦手なはずだけど
なぜかうれしい

順繰りに巡る季節の変化に
安心する

木々たちに話しかける

さあ本格的に冬支度しなくちゃね

御蔭様で
大気の変化も
仲間内

いつも有難う御座います

2011年12月8日木曜日

期待しない


これから楽しみですね
子らのことでよく言われる

素直に
ありがとうございます
なんてニコッと笑ってればいいのに

いつも
素直に
戸惑ってしまう

親が子供に期待するところから
親子関係の悲劇が始まる

昔そう学んだ

期待しない

子育て中
肝に銘じた

今がすべて

生きていてくれるだけで
充分

本人が楽しんでるなら
なおよし

社会に貢献できてるなら
なおよし

御蔭様で
よくここまで
これたもの

いつも有難う御座います

♪again


久々のア-トカフェフレンズ

ライヴでしかお会いできない方々とも
久々の再会再会再会

書とのコラボもおもしろい

大きな作品をあっという間に
書き上げるのを
見ることができてうれしい

音を抑えて
唄うようなドラムも
素敵

盛りだくさんの選曲も
12月にふさわしく
総まとめのよう

御蔭様で
この方々と
♪again

いつも有難う御座います

2011年12月6日火曜日

水色の傘


夕方
突然の雨

駅までの短い道のり
濡れていこうと出かけたところ

傘はありますか
これ使ってください

帰り際
仕事の忙しい最中
声をかけてくれる人がある


同じ場面を経験している

この前も
この人だった

普段はあまり親しく話さないが
よく見て気遣ってくれる

一気に
この若い女性への高感度がアップする

何気ないところに
爽やかな感動を感じた

御蔭様で
こころかろやか
水色の傘

いつも有難う御座います

2011年12月5日月曜日

新年の挨拶に代えて


そろそろ喪中の挨拶状を書かねば
そう思ってるところ
同じように喪中のハガキが相次ぐ

同じように
親を看送る年代になっている
友人知人たち

今日は変り種

今年は震災や水害の被害に遭った方々を思うと
  お祝いの口上を述べる時期でなく
  新年の祝辞を取り止めることに決めました
とある

要約しすぎだが
本文は丁寧な長文であった

喪中ではないが
新年の挨拶はしない
とお知らせいただいたこの御方は
からだの痛みのみならず
こころの痛みも感ずることができる
関西で大変お世話になったドクタ-

よほどの苦しみを感じておられると
察するだけで
こちらも胸が詰まる

御蔭様で
引き戻される
あの世界

いつも有難う御座います

2011年12月4日日曜日

白い富士山


今朝は久々に
くっきりはっきり
昨日の寒波で
雪が降り積もったであろうほやほやの
白く輝く富士山に
挨拶できた

陽にあたって
新雪の表面は
きらきらと輝いてるのだろう

近くまで行ってみたい

足跡をつけないように
ふんわり触れてもみたい

御蔭様で
夢想の中で
仰ぐ富士

いつも有難う御座います

2011年12月3日土曜日

『かたつむり食堂』


一日中食べ続ける

食べても食べても
満腹感がない

夕方はたと気付く

急な冷え込みに
皮下脂肪を蓄積せよ
と命令が下されたのだ
たぶん

DVD『かたつむり食堂』を
観たからかもしれない

単純で影響されやすい

今日の夕食は
魚も肉も野菜も
盛りだくさん

こんな日があってもいい

ダイエットは明日から

御蔭様で
美味しいものは
幸せ気分に

いつも有難う御座います

2011年12月2日金曜日

なんとなくさりげなく


12月に入り
職場でも
急に仕事が立て込むようになった

次々と仕事が与えられる

ちょっとそれまでは無理かも

なんとなく
余裕がありそうだからと思って
と言われる

学生時代
スキ-教室で
なんとなく滑らないでください
そう言われて以来
こちらが一生懸命しているつもりでも
なんとなく
さりげなく
しているように見られることがよくある

余裕のある表情は
ときとして
反感を買い
ときとして
仕事が増える

仕事が減っても
おかげさんでありがたい
仕事が増えても
おかげさんでありがたい

根底にあるものが
やはり顔に出てしまう

御蔭様で
誠心誠意
さりげなく

いつも有難う御座います

2011年12月1日木曜日

師走月一日


早師走

歳をとると
1年があっという間に過ぎるという

まさしく実感

今年は激動の年

自分の身の上だけでなく
世の中も同じように

事は去り
心は置き去り

せわしい日々が
体を否応なしに動かす

せわしい日々こそが
与えられた潤滑油であるのかもしれない

御蔭様で
こころこおらせる
ひまもなく

いつも有難う御座います

2011年11月30日水曜日

大学同窓会懇親会


神戸では
大学同窓会の総会に出席

世界のスポ-ツメ-カ-の代表である御方から
あったらいいな の代表である御方に
会長バトンタッチ

在学中には
出合うことさへなかった
社会のお歴々と
親しげにお話できる場にいる
不思議を思う

母校は母と書く
どんなに隠そうとも
一生母校は変えられない

親と同じ

卒業するときには
また関わりをもつことなど
想像もしなかった

あの4年間を与えてくれたのも
今この方々との交流を楽しめてるのも
親の御蔭であることを
今になって
ひしひしわかる

御蔭様で
おやごころしる
まなびやで

いつも有難う御座います

2011年11月29日火曜日

光る五十鈴川


今年の紅葉は
どこも遅いように感じる

いやもう済んでしまったのか
色鮮やかなモミジの印象が
昨年とは少し違う

朝が早かったからか
陽の光を受けて
浮き上がるプリズムが
かみの方から
弾けるように流れてくる

さらさらというより
キラキラと光りながら

神宮は盛りだくさん過ぎる

五十鈴川の御手洗場の一番端っこに佇むと
ここだけでもじゅうぶん
いつもそう思ってしまう

どこかひとつ
と訊かれれば
ここ
と答えるだろう

御蔭様で
体内も
キラキラと
循環され

いつも有難う御座います

2011年11月28日月曜日

風宮の新嘗祭


この伊勢路ツア-に行く前
伊勢の知人に連絡して会おうかどうか
迷っていた

あちらも御公務でお忙しいでしょうし
こちらもせわしい日程で
余裕がない

こちらから連絡すれば
忙しい中にも無理にお時間をとってくださることも
恐縮である

今回は勝手ながら
個人の参拝だけで失礼しよう
そうあきらめた

外宮参拝のあと
風宮に行くと
ちょうど新嘗祭の最中であった

とてもラッキ-
ありがたい
喜んで見守っていると
その中に
お会いしたいと思っていた
その御方がおられる

なんとまあ
こんな形で
引き合わせていただけるなんて

儀式のあと
思いがけず
挨拶が果たせた

こんなことが
神の仕業などと思うには
ささやか過ぎるかもしれない

それでも
なにもせず
思いがすうっと
生きて流れるようで
導きに感謝せずにはいられない

御蔭様で
この日に
あの場所で

いつも有難う御座います

2011年11月27日日曜日

美味しい神戸


伊勢から
奈良へ
奈良から
神戸へ

よくうごく
よくぶかい

今月のお墓参りを
無事終え
夜は忘年会へ

毎年恒例の
神戸でもっとも美味しい
と思っている
いつものお店で

たくさんあるメニューの中から
今日は違うものを
と考えるが
毎年と同じものを
またやっぱり食べたい

明石の蛸は
なんともいえず絶品
神戸牛は
言葉より先に
顔がほころぶ

東京では味わえない
食での至福感

ようやく今年も締めくくれるような
満足感で安心する

お蔭様で
逢いたいお方と
シャンパンから

いつも有難う御座います

2011年11月26日土曜日

二見浦の朝陽


夕焼けのように
空が赤く染まっていく

この前に
二見浦に来たのは
夕暮れだった

夫婦岩の間から昇る
赤い月にめぐり合った

今回は朝陽

朝6時半はとても冷え込む

寒さを我慢しても
この朝焼けと日の出に
めぐり合いたかった

海まで赤く
揺れ動く

激しい波飛沫の轟音が
確かに生きてる強さを感じる

御蔭様で
お伊勢参りは
二見浦から

いつも有難う御座います

2011年11月25日金曜日

伊勢路


ちょっとはじめてのことを
試している

東京からの伊勢神宮ツアーに参加

いつもと違う雰囲気に
ワクワク

明日朝には
二見浦

御蔭様で
遠いなりの
便利ツアーも

いつもありがとう御座います

2011年11月24日木曜日

ベビ-服売り場


一部と二部との間に
待ち時間があったので
久しぶりに
デパ-トの中をうろうろ

婦人服
紳士服と
順に見て回るが
婦人服は自分に似合わないとすぐわかるからか
ほとんど素通り

いつも紳士服は熱心に見てしまう
あれが似合いそうかも
これがかっこいいとか
およそ本人の趣味を無視して
頭の中で好き勝手に息子たちの首を
挿げ替えて楽しむ

そしてベビ-服売り場で思い出す
出産祝いを送るんだった

女の子の誕生祝いを選ぶのは
ホントに楽しい

今までできなかった分
存分に楽しむ

ご両親のご趣味を想像し
その範疇に収まりながらも
いただきものらしいグレ-ドを上げる

服選びにたっぷり時間をかけ
送り状を書くときには
一仕事仕上げた満足感

どうぞ今しかできない
育児の喜びを
たっぷり楽しんでください

御蔭様で
新しい命の誕生を
共に喜ぶ

いつも有難う御座います

2011年11月23日水曜日

銀座松屋


銀座松屋での特設ステ-ジ

ほんの数曲の短い間に
♪ベサメム-チョや
♪リベルタンゴの
激しい曲が盛り込まれ
道行く人も
足が止まる

クリスマスは
恋人たちにとっても
一大イベント

情熱は
これからどんどん
盛り上がり続ける

貴金属売り場を
熱心に見て回る男性を見ながら
勝手にスト-リ-を想像してしまう

人事なのに
勝手な妄想も
気分をウキウキさせる

御蔭様で
早クリスマス気分に

いつも有難う御座います

2011年11月22日火曜日

♪ジェシ-


突然の招集があり
出かけると
お客さまはなし

告知を忘れたのだという

一人の観客のために
演奏は始まる

ああ贅沢だなあ
と思いながら
ああもったいなあ
と一人で聴いてることが
さみしくなる

自分の耳で
一人で聴いてるようでいて
共に聴いてる人の中で
自分も盛り上がるものだなあ
とつくづく思う

それでもうっとり
耳を傾けてる間に
顔を上げると
ぞくぞくと観客は増えていた

音に艶が増す

それぞれのソロに
力が入るのがわかる

これこれ
ライヴの雰囲気は

こちらも
心置きなく
リズムに乗れる

御蔭様で
やっぱり
今夜も良い夜に

いつも有難う御座います

2011年11月21日月曜日

福島県産林檎


福島県のお友達から送られてきた
というりんごをいただいた

放射性物質の測定結果が詳しく書かれ
安全であるお墨付きの紙が添えられている

出荷しても売れないので
食べてください
と今年はたくさん送られてきたという

売れないものにも
ただあげるだけのものにも
こうして測定結果の用紙を
たくさん用意するのは
余分な出費と手間で申し訳ない

被害者が加害者扱いされてるようで
風評被害には
つらい思いをされてることが
今になりよくわかる

りんごといえば
青森産か信州産しか食べたことがない

はじめての福島県産は
蜜が入り
とても甘くて美味しかった

心の痛みを
分かち合うことを
教えられてるのかもしれない

我が身可愛いより
人助けが
我が身助ける

昔昔
よくきいた

御蔭様で
少しずつ
ボ-ダレスに

いつも有難う御座います

2011年11月20日日曜日

ほろ酔いコンサ-ト


こんなコンサ-トは初めて

古い町の旧家なんでしょう
立派な邸宅の
素敵なりビングがホ-ル
広い広いお庭のテ-ブルには
ワインのボトルやグラスがずらり
あつまみには
チ-ズに枝つき干し葡萄

1部と2部の間の休憩は
たっぷり30分

どんどん振舞われる

2部はほろ酔いコンサ-トに

いつもよりたくさん弾いています
とサ-ビス過剰のギタリスト

美しい木の温もりに囲まれながら
木の楽器3種の競演

いつまでも
そこにいたい

御蔭様で
時は過ぎ
瞬間の幸福を
胸に刻む

いつも有難う御座います

2011年11月19日土曜日

マムシグサの赤い実


わあきれい

つやつやとして
真っ赤な実が
活き活きと目立ってる

丹沢の登山道のすぐ横に
色っぽく誘いかける

近づきカメラに収めるも
触るのははばかられた

いったいなんだろうと
よくよく調べてみると
マムシグサという果実らしい

気配のとおり
猛毒の実であるという

秋になると
真っ赤に熟し
まず最初に葉が枯れてしまうので
赤い果実だけがにょっきりと立っている

惹き付けられただけでも
なんだかまんまとひっかかったような
後味の悪い気がする

どの世界もおもしろい

御蔭様で
気配を大切に
慎重に

いつも有難う御座います

2011年11月18日金曜日

『父への恋文』


新田次郎の娘さんである
藤原咲子著の
『父への恋文』を読む

新田次郎の生活もよくわかり
作品の作られる様子もよくわかり
興味深く
感慨も深かった

『流れる星は生きている』を
読んだときにも
その子らののちの苦悩を想像したとおりに
やはり長くその苦悩の中で過ごされていた

偉大なる父を持つ誇りと
別れの悲しみは
特別なもののようでいて
その思いは
自分のことにダブらせていた

娘にとって
父親は大きな存在なのだ

男の子はマザコン
女の子はファザコン
それが標準でいいと思っている

御蔭様で
たしかに
愛された
という思い

いつも有難う御座います

2011年11月17日木曜日

すすきの向こう


眼下の街の
その先には
相模湾が見える

目には
神戸の街並みと
神戸の海が
二重に見える

ここは初めての場所であるはずなのに
何度も何度も
この景色を見てきたような気がする

登って登って一休み
その度に
下を眺め
空を眺める

この瞬間が
とても好き

わざわざしんどいことをして
顔は笑ってる

御蔭様で
汗をふきふき
自分らしく

いつも有難う御座います

2011年11月15日火曜日

大倉尾根のリンドウ


四季を彩る山野草を
期待するには
山はもう枯れていた

殺風景な枯れ色だから
よけいに小さな花を
色鮮やかに目立たせる

踏みしめられた登山道の
ほんの少しの狭い草地に
奇跡的に守られ続けた
健気な子供のように

どっこいしっかり生きてますよ

御蔭様で
小さな可憐な花が
美しさも
強さも
勇気までもくれる

いつも有難う御座います

2011年11月14日月曜日

丹沢の鹿


どどどどど-
どどどどど-

下りの登山道の横を
大きな動物が
駆け下りる

すごい速さ
思わず恐怖で足がすくむ

音が途切れたと思った瞬間
ブッシュを抜けて
スッと出てきた

えっうそでしょ

眼前の大きな生き物は
ここに人間がいることなど
目もくれない様子で
草をむしばみ始めた

皆が足を踏みしめた
この登山道の
どこに美味しい食料となるものがあるのか
なにもこの道でなくともいいはずなのに

塞がれた狭い登山道は
当然渋滞

鹿様の移動待ち

立派な角を持つ
雄の鹿を間近にすると
やはり緊張が走る

ここは野生の鹿が棲む
自然の山であることを
再認識させられる

堂々と
わがテリトリ-であることを
知らしめるように
予定通りの食事の時間を終え
静かに去っていった

御蔭様で
自然の中で
自然に驚く

いつも有難う御座います

2011年11月13日日曜日

塔ノ岳


ようやく丹沢デビュ-することとなり
楽しみにしていた

準備は万全
地図を何度も確認する

鍋割山荘で
鍋焼きうどんを食べるのも
楽しみにしていた

大倉バス停で降りると
日曜日だからか
ぞろぞろと登山者が多い

皆の行く方へ歩くと
ほどなく登山道に入る
30分程エッチラオッチラ登ると
観音茶屋に着く

ちょっと休憩
ここはどのあたりかしらん
地図で確かめようとすると
観音茶屋が見つからない
ふっと横の道を見るとその文字はあった

なんと完全に道を間違っていた
その先は塔ノ岳(とうのだけ)とある

鍋割山はステップアップコ-ス
塔ノ岳はチャレンジコ-ス
かなりの健脚者向きとある

あれまどうしましょ
足慣らしの手始めのつもりできたのに

戻る勇気もなく
覚悟を決める

いやいやこれはチャレンジコ-スだわ
なんどこのセリフを吐いたことか
かなりハ-ドで大腿四頭筋が
もう無理よっとなんども訴えかけてきた

大倉尾根をヒ-ヒ-登る途中
左を見ると
なんと白い冠をかぶった
立派な富士山

悠々と見守ってくれてる

御蔭様で
この景色を見せてもらえる
ふうっと一息

いつも有難う御座います

2011年11月12日土曜日

パ-プル

今日のラッキ-カラ-は
パ-プルだったので
パ-プルのソフトタ-トルに
レッドハイネックを合わせる

なんと今日逢ったお方は
パ-プルのソフトタ-トルに
ホワイトのハイネックを合わせる
着こなしだった

そしてそのご主人は
パ-プルのセ-タ-を
着ておられた

みんな同じ星座かしらん

おもしろいくらいカブル

おもしろいくらい話が盛り上がる

御蔭様で
ラッキ-カラ-任せも
ときにラッキ-重ねに

いつも有難う御座います

2011年11月11日金曜日

8時のテレビ


こんな日にかぎって
仕事が立て込む

8時にうちに帰りたいのに

こんな日にかぎって
8時すぎに電話がかかる

テレビに釘付けになりたいのに

15分遅れで
ようやくスイッチをつけた

お目当ては
もう終わったのか
まだなのか
わからない

やきもきしていると
ああこれからかと安心し
ああこれで終わりかと
気が抜ける

ドタバタドタバタ
一騒ぎ
誰に話すこともなく
ふふふと
一日の幕が引ける

なにをしたわけでもなく
忙しい一日

御蔭様で
なんとか無事に

いつも有難う御座います

2011年11月10日木曜日

チャン


おじちゃんと
おばちゃんと
共に暮らしていた
チャンが亡くなった

チャンは
雑種らしいが
顔を覆うほどの銀髪を持つ
テリア系の上品な犬であった

チャンは
畳の新しい客間には入れてもらえず
私が泊めてもらったときには
襖の外で
一晩中私の番犬をしてくれた

洗面所へもついてくる
お風呂場にも入ってこようとする

ほんの短い間にも
これだけ慕われると
ほんとに可愛くなる

さびしいわ
いてくれるだけで
どれだけ大きな存在だったか
よくわかる
そうおばちゃんは涙ぐむ

市がペット葬をしてくれたという

子供らも集まり
最後のお別れをしたらしい

市もなかなかありがたい

言葉が見つからず
沈んでいると
おばちゃんの方から
畑話にきりかえてくれた

御蔭様で
またひとつ
別れの共感

いつも有難う御座います