2008年11月30日日曜日

椎名林檎 in さいたまアリ-ナ


さいたま新都心

変な駅名

はじめて降り立った

椎名林檎のコンサ-トがあった

1曲目が始まったとたんスタンディング

出征兵士を見送るような旗をふりふり

からだノリノリ

圧倒的な歌唱力に圧倒される

生活感を感じさせないカリスマ性をもつのに

しっかり子供の生声もプログラムに入れる

母親の顔をだしたとたん親近感倍倍

すべてをさらけ出す

等身大の椎名林檎

そこも魅力か

レ-ザ-スポットの配色は抜群にハイセンス

白衣着た斎藤ネコオ-ケストラ

ヴァイオリニストの数も充分

終演後演奏者の一人と一献祝宴

今宵もまた贅沢なひとときを

ありがたいありがたい

2008年11月28日金曜日

ありがたいおじさん

病気したことないおじさんがいる

86歳

原因はわかっている

子供の頃から知っていた

そのおじさんは神殿に頭を垂れるとき

アリガトウゴザイマスアリガトウゴザイマス

アリガタイアリガタイアリガタイアリガタイアリガタイアリガタイ・・・

永遠言い続ける

立っているときでも口を開けばアリガタイアリガタイ

おかげさんでわしはこんなにけんこうだ

アリガタイアリガタイアリガタイアリガタイ

病気の年寄りの前でも

おかげさんでわしはこんなにけんこうだ

アリガタイアリガタイアリガタイアリガタイ

いやみなほどだ

ひそかにずっとマネしている

おかげさんで健康だ

2008年11月27日木曜日

ブレインジムセッション

ブレインジムセッションを受けた

ちょっとしたエキササイズで変化が感じられた

ちょっとしたことなんだ

ちょっとしたことを繰り返す

ちょっとしたしたことを意識する

ちょっとした身体の不調ばかりではない

頼りない自分が頼れるようになったんだ

これはちょっとしたことじゃない

2008年11月24日月曜日

畑の匂い

細い畦道をなすび一杯積んでらくらく一輪車を押していく

頭には白いタオルをあねさんかぶり

その姿にあこがれて

かわってほしいと無理やりおねだり

伯母の位置に入り両の取っ手を持ち上げたとたん

バランスくずれバラバラとなすびがころげ出た

あれあれ

あんなに簡単そうにみえたのに

くやしくて泣きながらなすびを拾い集めた

今思えば大事な商品のなすびたちを傷つけたのだ

それでも伯母は笑いながらなすびを拾う

小学生の頃の夏休み

富山県の伯父の元によく預けられた

大阪育ちでおてんばでやりたがりの私は

よく伯母の仕事についていった

田んぼや畑作業はホントに新鮮で興味津々

トマトやきゅうりの可憐な黄色い花に魅せられ

畑の土の匂い

風の匂い

田んぼの稲の風紋

今でも鮮明に覚えている

伯母ちゃんは邪魔がらずいつもいつも畑に連れていってくれた

採れたばかりの大根をその横の小川で洗う

採れたばかりのとうもろこしをふかす

採れたばかりの西瓜を井戸に冷やす

おばちゃん

素晴らしい経験をさせてもらってありがとう

いつもいっつもやさしくしてくれてありがとう

いつもいつも許してくれてありがとう

震災のあとにはお見舞いもくれてありがとう

昨日富山に行った

90歳

おばちゃんの葬儀があった

あの広い田んぼの上にセレモニ-ホ-ルが立っていた

2008年11月20日木曜日

不確かなもの

金融恐慌

数年前からこの事態を予測し警告する先輩方がいた

地方銀行も危ないという

確かなものにしがみつこうとする

年金

保険

貯金

確かなものであると思っていたものが不確かなものに変わる

不安を超えて逆恨みする

わからないでもない

自分の身は自分で守る

だからお金が必要

そうなのかなあ

ほんの60年前みんな一から出直した

38度線を越えた方々は一瞬にしてお金の価値が変わる経験をされている

不確かだと思っていたもの

目に見えないもの

手で触れられないもの

これがもっとも確かなものなんだと思う

いつごろだろう

この言葉が身体にはいってきたのは


人のことしてたら自分のことは神さんがしてくれはる

2008年11月18日火曜日

易占研究クラブ

よくもこんな奇妙なクラブがあったものだ

どうしてこんなクラブに入ろうとしたのだろう

周易

観相

西洋

姓名

4つのパ-トに分かれていた

それぞれに一風変わった学生の集まりだった

4年に一度オリンピック年に同窓会がある

4年ぶりに集まった

この年齢の4年間はそれぞれなかなかに変動がある

一人の近況報告に驚いていたら次の人も負けていない

身に置き換えていろいろ考えさせられる

どんなに研究しても自分の人生はままならないということか

当時もっとももてていた先輩から見つめられてどきどきしていたら

しわしわになったなあ

どんな重大な出来事よりもわたしには一番ショックな言葉だった

ロンドンオリンピックの年までに

2008年11月17日月曜日

郡上八幡紅葉狩り


郡上八幡へ紅葉狩り

狩りはしていない

長良川鉄道でガタゴトガタゴト

絶景のポイントで速度を落としてくれる

JRとちがうところだ

雨の予報だったが傘は不要だった

紅葉が水に濡れてきらきら光る

この山の配色はだれの意図だろう

完璧すぎる

吉田神社で参拝

250段の石段に恐れをなして母は待機

古木の社を色とりどりの紅葉が囲む

完璧すぎる

来年は母をどこに連れていこうか

今年いじょうに喜びの歓声をあげるところをさがそう

2008年11月14日金曜日

参拝仲間

参拝仲間が増えている

うれしいことだ

それぞれの目的は違えども

清々しいところへ向かおうとする

神社の話をするとき

自分のきれいな部分でつながろうとする

そこが安心できるんだろう

きれいな部分に気づくとき

きれいじゃない部分を意識する

陰陽のバランス

それでいいんだ

2008年11月13日木曜日

招福人名

名付け

もっとも大事にしている仕事だ

来月出産予定の方からの依頼

ゆっくり考えていた

今朝また電話があった

もう産まれましたとの報告

おめでとうございます

今度はこちらが産みの苦しみ

ちょっとパニック

責任重大

全身が緊張する

3人目のお子様

一人目二人目で良い名前は出し切ってる

苗字に対して最高の組み合わせの名前はそうそうない

漢和辞典にはこんなに字があるのに

ほしい画数ほしい読み仮名はひとつもないこともある

下調べをしててよかった

今日だけならむずかしかった

ここまでは知識と時間と経験でできる

さあこれからだ



新しい人間の誕生に関わらせていただき光栄でございます

2008年11月12日水曜日

タッチフォ-ヘルス公式クラスの日

今朝の須磨の海

光りすぎてまぶしくて海を直視できない

今日はタッチフォ-ヘルス公式クラスの日

いつもより早起きした

1時間早いとこんなに太陽が下にあるのか

まぶしすぎる

太陽と空と海

須磨駅の南側にでて毎朝たっぷり深呼吸する

わがままだけど光が多ければ多いほどいいわけではないんだなあ

痛いところがあって調整する

ストレスをみつけて調整する

痛いところやストレスがないとクラスはつまんないものになるよな

今日もたくさんの感動があった

痛いところがあってよかったなあ

明日の朝までにまた痛いところがでてきても平気だよ

明日もクラスがある

明日も海がある

『知に働けば蔵が建つ』

毎日、小説を読む。

いつも3冊の本を同時に読む。

同時といっても3冊いっぺんに手に持つわけではない。

小説があまり入り込めないときのために2冊予備を持つ。

それほど常に本がないと気がすまない。

ハウツ-ものや評論はあまり好まない。

それでも気分転換にあるいは題名に惹かれてたまに買う。

『知に働けば蔵が建つ』

著者 内田樹

小説ではない。

なのに、入り込んでしまった。

通勤電車の中で、笑い続けてしまった。

含み笑いではない。

こらえることのできない笑い。

クックックック。

アッハッハッハ。

声を出さないようにこらえるから、破顔がさらにゆがんでいたに違いない。

目と口だけはしっかり笑ってる。

口はついに大口を閉じることはできなくなった。

きっと回りの人は、低俗なコミックでも読んでると思われただろう。

駅に着いた。

肩を震わせながら、満面の笑みで電車を降りた。

気がふれたと思われてもしかたがない。

ハハハハッハハハハハッハ-

やっと声が出せる。

拷問から開放された気分だ。

幸せ気分になることが書いてるわけじゃないのに。

なんでこんなにうれしいんだろう。

この本の中にわたしもいるんだろう。

2008年11月11日火曜日

大国主命

はじめて守護神を教えられた。

八坂神社の大国主命。

清水寺の大国主命。

東寺の大国主命。

先日続けて参ったから、ハッキリ伝えてもよいといわれたそうな。

亀岡にある出雲大神宮に呼ばれているそうな。

いきましょう、いきましょう。

どこへでもいきましょう。

きっと気持ちいいんでしょう。

きっとスッキリするんでしょう。



なんでいったほうがいいんですか?

そう聞いたことがある。

じゃあ、いったらどうなりますか?

気持ちいいです。

そうでしょう、気持ちいいでしょう、それは身体にいいでしょう。



ああ、それでいつもこんなに健康でいられるのか。

導かれることはありがたい。

2008年11月9日日曜日

陽の当たる明るい部屋で

父に会いに行った。

にこやかに迎えてくれた。

アルツハイマ-病。

陽の当たる明るい部屋で椅子に座り一日を過ごす。

おとうさんいつもありがとう。

孫たちは元気ですよ。

お蔭さまで大学の4年生と3年生ですよ。

おとうさんのお蔭で私は健康に育ち今もほらこんなに元気ですよ。

背中をさする。

耳をさする。

ほほずりする。

手をにぎる。

伝わらなくていい。

何も言ってくれなくていい。

わたしはわたしの思いのたけの気持ちをわたしのからだいっぱいに満たす。

表面的な会話が役に立たないことで安心する。

一方的なわたしの思いにわたしは集中できる。

期待しない。

これでいいんだ。

純粋な者の前ではなんて純粋でいられるんだろう。

2008年11月8日土曜日

フランボワ-ズビ-ル

あっという間に終電の時間。

とりとめのない話。

ベトナム料理、タイ料理。

フランボワ-ズビ-ル。

ひとつひとつ、楽しむ。

誰と飲むか、誰と食べるか。

もっとも重要なことだ。

居心地よく楽ちん。

会う前は、重要な悩みを相談するつもりだった。

きれいな空間ができてしまった。

似合わない。

こんな時間をたくさん持てばいいんだ。

来月もまた話せないで終わるだろう。

それでいい。

2008年11月6日木曜日

知らないでほしい真実

映画をよく観る

最近何を観たかの話題をよくする

最近観た映画の題名を言えなかった

見てほしくなかったから

良い映画ではなかったといえばいいのかもしれない

うそはいえない

悪い映画ではなかった

でも見たくなかった

それほどショックだった

江口洋介も妻夫木聡もとてもよかった

見てよかったと思ってるのかもしれない

ひどい映画だとは思わない

心に残りすぎてる

がっくり首をおとしいやいやするように頭をふってしまう

やるせなさ

無知を恥じる

無視することの罪悪感

2008年11月5日水曜日

須磨のプリズム

今朝の須磨の海

太陽の陽が波とたわむれる

光のプリズムが、海面を跳びはねる

どう表現しよう

魚が跳びはねているように

ほんとうに海に跳ね返って空中に飛び出てるんだ

そうやってキラキラ光る太い道ができてるんだ

天の川のように

太陽から離れた天使のように

まるでそれは生きてるかのように

そばにいってさわれるだろうか

近くにいくと逃げ出すだろう

それほど神聖なものなんだ



目に見えているもの

どんな言葉より

自然が勇気をくれることがある

2008年11月3日月曜日

山下洋輔ライヴ


音大の学祭での生ライヴ。

小さな部屋で、力いっぱいの熱演。

毎年、これはおいしい。

200円のお菓子代で。

このときばかりは、近所の住民は音大の近所であることをうれしく思われるだろう。

音楽好きなら、だけど。

ジャズをする人はサ-ビス精神旺盛だ。

アドリヴこそが腕のみせどころとばかりハイレベルのテクニックを披露してくれる。

寒い寒いと震えながら入ったが、熱気に汗ばんできた。

学生よりも年輩の方々の方が体がスイングしていた。

ジャズはそういうものだ。

いやあ、満足満足。

♪ too much ♪


これは、とっても悲しい曲です。


愛の曲ですが。





この前振りで始まった。



また音楽の魔法にかかる。



音が出た瞬間から悲しい恋のまっただ中に入り込んでしまう。



こんなにせつないのに。



こんなに苦しいのに。



それでもやっぱりこの恋を経験してよかったと思う。



この美しい旋律を心の蕊から感じることができる。



今それはすごい喜びと変わる。



人生そのものもそうなのだろう。



なんだか悲しくて苦しい経験ををすることが、芸術的人生に美しい曲線を作り出すような気がする。



喜んで悲しみを楽しもう。



2008年11月2日日曜日

おんばざらたらまきりく


目やみ地蔵の千手観音。


清水寺の千手観音。


東寺の千手観音。


25年に一度のご開帳の時期に遭遇できたのは、ラッキ-でした。


行くようにといわれて行ったところは、めやにさんと清水さん。


東寺は京都に行く度頻繁に好んでいくところ。


たまたま千手観音に縁があった。


西国三十三箇所観音霊場参りを終え、今度は十一面観音巡りをしたいと思っていたが、先に千手観音に縁があった。


東寺の千手観音は、今日は番外だったので、かえって余裕ある時間を過ごせた。


観音経を読んで、静かに瞑想した。


どうしてこんなにも ありがたい と思ってしまうのだろう。