2010年10月31日日曜日

『奇跡の詩サ-ド・ミラクル』


大きな節目で始まったこの10月も
末日を迎えた

いろんな方向から
人の一生を
あらためて
深く考える一ヶ月となった

今日は
DVD『奇跡の詩サ-ド・ミラクル』
また観てる最中に
友の通夜に参列した友から
電話がかかる

偲ぶ会にはぜひ出席を
報告とともに日程調整

昼間
連絡をとりたい久しい知人から
アドレス変更の連絡が入る

以心伝心
最近はいろんなことが
よく繋がりやすくなってる

映画『奇跡の詩』は
マリア像での奇跡の証明の話
神父様でも自分の信仰を疑う
凡人が迷い続けるのも当たり前

「御聖体」をいただくシ-ンで思い出した
サンクレ-ル大聖堂のミサで
うっかり「御聖体」を食べてしまった

寛容な愛と赦しを求めるのは
あつかましいだろうか

御蔭さんで
結構に
有難い
有難い

繰り返していた父の声が
耳元でリフレイン

いつも有難う御座います

『その日のまえに』




台風で篭る中
DVD『その日のまえに』
を観ていた

その最中
携帯電話の着信音が鳴り続けた

発信者は
めずらしく
大学時代同じクラブで仲良しだった
友人

来週行われる全体総会への
出席伺いかと思った

しかしそれは
同級生の訃報
だった

いつも同窓会の幹事を引き受けていた
カラオケで笑いをとる歌い方も教わった
盛り上げ役で笑いの中心だった
正直でおしゃべりがおもしろく
赤裸々な恋愛話もいつも笑いのネタに聞こえた
コンビニを経営していて
短い賞味期限切れで
たくさんの食品を廃棄していることを恥じ
こんな仕事は早くやめないといけない
いつかバチが当たる
と罪を重く背負い
懺悔していた

親が次々他界する世代となった
と思っていたが
ついにもう同期にまで及んだ

重松清原作の『その日のまえに』
まだ若い人が余命宣告を受け
その日までの準備をする
という内容

そろそろ準備も考える時期になった

楽しませてくれて
ありがとう
みんなが
貴方を
愛してた

いつも有難う御座います

2010年10月29日金曜日

バイバイババ


ババまで通うのも
今日でおしまい

いつもお花いっぱいに囲まれた学校
日本フラワ-デザイン学校

この歳になって
学生をまたやれたのは
とてもラッキ-

テスト勉強も
ゲ-ムのように楽しめた
高得点に
先生も不思議そう

こんなにも
出会いを喜び
感謝し合える仲間を得るとは
思いもしなかった

いつも有難う御座います

2010年10月28日木曜日

平和

朝鮮族の中国人の友達に
朝鮮族の中国料理店に
お連れいただいた

今までの
中華料理とは全然違うものだった

同席したメンバ-に
世界で活躍していたジャ-ナリストや
パラグアイで成人まで過ごした
という仲間がいる

美味しい
デリ-シャス
好吃(ハオツ-)

思い思いにいろんな言葉が飛び交う

食文化事情の話から
社会情勢の話へ

ストリ-トチルドレンの実体験を
それぞれの方から聞かされる

平和な日本に住む若者は
平和すぎて平和を感じることができない
という

お店の額に
『和』
という一文字が掲げられている

御蔭様で
贅沢の中に感じる
引き締まる思い

いつも有難う御座います

2010年10月27日水曜日

ブランコ通り


夜のウォ-キング
大学通りに行く途中
足が止まった

ブランコ通り
という小さな商店街に
輝くイルミネ-ションが見えた

年の終わりを思わせたが
よく考えると
まだ10月

一瞬にして
神戸のルミナリエを
連想してしまったようだ
神戸のルミナリエは
毎年12月のクリスマス前に
行われる

ミニチュアでも
こちらにきても
いろんなものを
見せてもらえる

毎日
新しい発見
新しい体験

有難いなあ

ウォ-キングの後は
気分爽快になる

いつも有難う御座います

2010年10月26日火曜日

厳島神社


色彩学の授業で
色の象徴性
について学んだ

赤は
太陽の色
農耕民族にとって太陽は最も大事
聖なる色であり
神社信仰の対象の色となったという

広島安芸の宮島
厳島神社の赤柱の美しい写真を
見せていただいた

安芸の宮島を訪れた
家族旅行が蘇る

ちょうど干潮から
潮が満ちていくところに出会い
大きな赤鳥居の真下で
美しい夕陽が沈む様を
潮に合わせて
後ずさりしながら
幻想の景色に浸っていた

この夕焼けも
色彩学では
長波長の赤い光が
大気層を進んで散乱するために
見えるものだという

なににでも
理由はあるものらしい

御蔭様で
わからなくとも
感じることができる

いつも有難う御座います

2010年10月25日月曜日

銀杏の実


クッサ~
クサクサクッサ~

大学構内をお散歩してると
ときおり漂う
臭~い匂い

しばらくするとまた
顔を歪めてしまう
臭~い匂い

トイレの近くを通ってるのかしらん

最初は
意識をそちらに向けないように
歩いていたが
たびたびのお出ましに
足を止めた

はっは~ん
これですね

匂いの元を見つけた

この秋らしい光景に
急に愛おしく思え
臭いはずの匂いの元へ
どんどん近づく

我が子のおしめの取替えに
顔を背けないように
可愛いと思うだけで
匂いが気にならなくなる
不思議だ

わるかったね
いやがったりして

いつも有難う御座います

2010年10月24日日曜日

納骨式


お墓の中を
初めて見せていただいた

どの宗派でも
骨は皆
土に帰る

骨壷から
骨だけを
白い布で包み
お墓の中の
空洞になっている部屋に
安置する

部屋の床は
赤い土

いやいや
そんなことは
ここ奈良だけだ
といいだしたお方がある

しばし
地方による
納骨風土の違い談議に

学識者が
霊園関係者に
弁をふるう

その間
父が
なんとか
なにかイリュージョンを
見せてくれないかと
秘そかに期待する

風に遮られているはずの
蝋燭塔の中の
ローソクが消える

立てかけた榊が
立てるそばから
倒れ続ける

お墓に
日本酒をかけるお方がある

父は大の酒嫌い

父と共に
笑いをこらえる

父自身が
このお墓地を買って
25年目

ようやく
空き地の有効利用となった

大和の山々を望む丘

義父の墓の
筋違いの列びに
我々の心の依り処が
新たにできた

父が来て
月参りが叶わぬ不孝を
お許し願いたい

いつも有難う御座います

2010年10月23日土曜日

五十日祭


四十九日にあたる勤めを
神式では
その翌日に
五十日祭をする
という

参加するため
また関西に向かう車中

初七日を葬儀の日にしたり
四十九日を二十五日でしたり
生きてる者の都合で
儀式の日は
簡単に変更される

死者の魂の行方を
本当に知る人はいない

そのための儀式さへ
重んじられてるのか
軽んじられてるのか

仏教徒とキリスト教徒では
未だに
行く先が違う

信仰熱心でも
宗派に属さない者は
何処へいくのだろう

宗派により異なる儀式を
心底受け入れるのは
難しい

信じる者は救われる

父は何処へいきたかったんだろう

無事にたどり着いただろうか

毎朝
太陽に向かって
柏手を打っていた

御蔭様で
それは
受け継がせてもらってる

いつも有難う御座います

偶然は必然


苦楽を友にした仲間とも
もうすぐお別れ

打ち上げの席で
それぞれ
一言

たまたま
優しい仲間と出会った

たまたま
素晴らしい学びを得た

それぞれ
言葉を変え
同じことを言う

誰かが
偶然は必然だという

だから
また会いましょうと

お蔭様で
お蔭様で

いつも有難う御座います

2010年10月21日木曜日

図面


最近は
磁北さへわかれば
ファックスでも応対できる

お施主様の不安に
知る限りの
参考事例を伝える

アドバイスは極力しない

間取りで
夫婦の力関係が表されるのは
おもしろい

なにかがわかっても
容易に変更できないところも
人の性格と同じ
なるほどと思ってしまう

家は人

御蔭様で
体験も役に立ってる

いつも有難う御座います

2010年10月20日水曜日

四ツ目垣


もやい結び
とっくり結び
おとこ結び

その昔
キャンプリ-ダ-をしていた頃
トレ-ニングでいろんなロ-ピングを学んだことがある

男結びというものは
今回が初めて

締めたら絶対解けないという
男らしいもの

四ツ目垣の実習

次から次へ
新しい体験が待っている

それが役に立つのか
などと
野暮なことは考えない

ロ-ピングにまた出会ったように
いつかまた何かに繋がるようになってる

最近は
お金の無駄遣いさへも含めて
無駄なことなど
何一つなかった
そう思えるようになった

御蔭様で
仲間と楽しむ
新鮮な日々

いつも有難う御座います

2010年10月19日火曜日

立山雄山神社

『いかなる教育も逆境に及ぶものはない』
ディズレ-リ

ときどき
今日のお言葉 として
こんなメッセ-ジをくださる御方がある

今日は
霊峰立山山頂にある
雄山神社での参拝写真が添えてあった

雄山神社へ登る
あの細い岩道の恐怖が蘇る

数年前
家族で立山登山をした

山頂までの道も
かなり険しい

ようやく山頂へたどり着いたかと思えば
その先に
人一人通るのも狭く
両側は岩の崖
距離こそ短いが
天の先を思わせるところに
雄山神社があった

足を震わせながら
登った記憶がある

そこに神社がなければ
あそこまでは行かなかっただろう

ただ
その山頂から
富士山が見えた

感動で呆然とした

頭の中で
日本地図を広げてみたが
この離れた距離で
アルプスの山々を越えて
富士山が見えることは
にわかには信じがたかった

雄山神社は
3003mにあるという

雲海のすうっとその先に
にょっきり
堂々と輝く富士山は
地上とは
別の世界であることを
はっきり感じさせた

逆境という実体験が
身体に感動を重ねていくのかもしれない

御蔭様で
逆境も感動も
経験させていただいております

いつも有難う御座います

2010年10月18日月曜日

桜伐る馬鹿梅伐らぬ馬鹿


家相のご相談を受けた

間取りから庭園の話に

立派な枝垂桜が枯れかかってる
といわれる

  もしや桜の枝を伐られませんでしたか

  はいはいバッサリ伐りました

  そうですかそうですかなるほどなるほど

先日植木職人の先生に教わったばかり

「サクラきるバカ ウメきらぬバカ」

桜の木は切り口から腐りやすく
伐ったことで枯れていくことがあるらしい
一方梅の木は
剪定すればするほど
良い枝ぶりとなる
と習った

物知り顔でにわか知識を披露できた

たいそう喜ばれ
それはそのまま
先生への感謝となった

御蔭様で
伝える役割を
果たすことができた

いつも有難う御座います

2010年10月17日日曜日

陸上競技場


今日も良いお天気

ランニングシュ-ズを買ったら
ぜひとも走ってみたい場所があった

大学構内にある陸上用トラック

グランド使用の注意事項として
陸上競技用シュ-ズを使用すること
と立て看板があるのを見ていた

早朝なら
学生もまだ使用していないだろうと
厚かましく乗り込むわりに
注意されることを怖れる小心者である

散歩の続きを装い
トラックに近づく
人生の先輩方数人が
既に慣れた様子で
トラックを走っておられる

みんなで走れば怖くない
ホッと一安心する

この一周が走りきれなかったらどうしよう
今度は新参者として
場にふさわしくない存在とならないよう
緊張する
どこまでも小心者である

軽くストレッチして
iPodを♪Queenに合わせる

他のランナ-の位置と速度を見ながら
すぅっとトラックの円に走り込む

赤い柔らかい土が
しっくり靴を身体を受け入れてくれた

一周をクリアしたとき
ゴ-ル!
と心の中で叫んでいた

御蔭様で
初体験できた
ささやかなる喜び

いつも有難う御座います

2010年10月16日土曜日

ハナミズキ


大学構内のハナミズキ

水彩絵の具の滲みのような
淡いグラデ-ションの
紅葉真っ最中

こんな可愛い赤い実を
一面につけていた

以前自宅に
白い花弁のハナミズキを植えていた

そのときは
もっと円ぁるい葉っぱだったように記憶する

北アメリカからの原種で
色も葉っぱの形もいろいろ
何種類もあるらしい

秋に
こんなに綺麗に
たくさん実をつけたのを見るのは
初めて

樹木はおとなしく静観してくれていると
思い込んでた
見るごとに
その成長に眼でついていくのがやっと

物言わず
自分で
どんどん季節を感じ
成長している

どんどん
樹木への敬意が深くなる

いつも有難う御座います

ランニングシュ-ズ

ウォ-キングに満足していたが
横をすり抜けるランナ-たちが
気になり始めた

涼しくなって
汗の量も足りなくなった

ウォ-キングシュ-ズでは
絶対走らないでください
以前トレ-ナ-の人に
きつく言われていた

歳も歳
膝を痛めてしまうらしい

ようやく
ランニングシュ-ズを買い求めた

初めて履いた玄関で
無邪気に顔が綻んだ

なにか新しい時間が
これから始まるような予感

記念すべきランニングのスタ-ト地点は
大学入り口となった
たまたまそこで人通りがとぎれただけ
さあどうぞ心おきなく
そうなにかに後押しされてるよう

無理しない無理しない
恐る恐るゴ-ルを決めず
踏み出すと
ふわふわ宙に浮いてるように
足が軽い

最近の技術の進歩に驚いた
先輩のメ-カ-を選んでよかった

いつものコ-スを
いつもより早く着いた
当然そうなる

まずまずの出だしに
満足よりも
物足りなさを感じるとは
我ながら欲深い

いつも有難う御座います

2010年10月14日木曜日

『食べて、祈って、恋をして』


今日の映画は
『食べて、祈って、恋をして』

食べることも
祈ることも
恋することも
大好き
ジュリア・ロバ-ツも大好き

インドの寺院も舞台となると聞いて
楽しみに観た

3年前
インドでアガステアを祀る寺院を
次々と訪ねる旅をした

映画と同じ
美しい結婚式にも遭遇した
映画と同じ
瞑想センタ-でも過ごした
映画と同じ
美しいサリ-も着せてもらった

映画では
調和を知る
ことを学ぶ

中庸を知る
バランスを知る

自分自身を見つめる旅で
内に内に入るより
人はだれも皆
よく似た傷心を抱えている
その事実を知ることが
大事なんだろうと思う

いつも有難う御座います

『十三人の刺客』

映画『十三人の刺客』
を観た

なかなからしいという誘いで
息子達と共に

久々に松方弘樹の
あの殺陣と
あの眼つきを見た

このリメイクものを観るなら
俊藤作品ももう観てもいいかな

冷静さや客観性が
狂気を正気と思わせるよう

正しいことは
時代と環境により変わるらしい

この時代の
観客側でよかった

いつも有難う御座います

2010年10月12日火曜日

パリの水彩画・二人展


友人の個展で会いましょう

誘ってくださったのは
昨年パリに旅したとき
メトロの乗り方や
美味しいレストラントを
教えてくださった
パリ渡航歴10回の
パリ通の先輩

有楽町のギャラリ-に出かけた

「パリの水彩画・二人展 飯沢しげよし・よし子」

なにげない街かどの絵に
パリらしい漂いがぷんぷん

石畳の坂道や煙突
たくさんのシ-ンが
観光客の目ではないように
親密に輝く

それもそのはず
ご夫妻にお話しを伺うと
現在もフランス在住で
フランスで絵画教室もなされているという

昨日もたまたま
DVD『アメリ』を観たばかり
なんとかパリに住む方法はないものかと
いまさら密かに夢想する
それほどパリに魅せられている

なんと
モンマルトルにあるご夫妻のアパルトマンを
貸してくださるという

パリの街並みの絵に囲まれたギャラリ-で
パリ在住の素敵なご夫妻と
パリ通の先輩と
パリ談義のひととき

たっぷりまた
気分はパリに酔いしれた

いつも有難う御座います

2010年10月11日月曜日

溢れる思い


いったいどうすればいいんだろう

香典やお供えが相次いで届けられた

それも形式の付き合いでない親友たちから

会葬者には香典を遠慮する形をとっていた

古い付き合いだから
彼らの御父様の折にも親交はあった
そのときは知らされもしなかった
今回も知らせなかった

なぜか一人残った親のときには
連絡が回るようになってる

まだ母は健在
次には報告もするつもりだった

いつも
されすぎてる
いつも
与えられすぎてる

していないのに
してもらってる

なにかと世話のかかる友達みたいで
ちょっと申し訳ない

メッセ-ジから溢れ出た
ふんわりしたものに包まれて
一日中
全身が打ち震え
溢れる思いに熱くなった

どうやって返していこう
それがこれからの生き方
となるんだろう

今日の空はひときわ美しい


御蔭様で
この素晴らしい
仲間の中にいる

いつも有難う御座います

2010年10月10日日曜日

チュ-リップの球根

雨も止み
陽射しも少なく
今日は
チュ-リップの植え込み日和
と勝手に決めた

我が家で
チュ-リップが元気に咲く春は
よい年
と勝手に決めてる

前の秋に
たくさん球根を買い込み
植え込み準備する
そんな余裕がある年に
待ち遠しい春を
喜べるのかもしれない

きいろ
あか
ピンク
球根に貼ってある色のテ-プをはがすと
いつもどの色だったかわからなくなる
前もそうだったなぁと
思い出し笑いしながら
またやってしまった

どこから
どの色が咲いてくれるのか
わからないのも
一つの楽しみ
まけおしみ

いつも有難う御座います

キンモクセイ


今朝早く雨の降る前
大学構内を散歩した

耳には
コオロギの控えめな声
鼻には
キンモクセイの匂いいっぱい

金木犀
常緑小高木樹

キンモクセイは
あまり大きくないもののイメ-ジがあり
ここの大きさには驚き
以前に先生に尋ねてみたことがあった

高木や中低木の分け方は
幹の太さによるので
幹が1本か
幹が分かれているかでちがう
分かれてるものは
1本の太さは細くなるから
どんなに高くとも
中低木に分類されるという

この大学庭園には
大きな大きなキンモクセイが
ちょうど匂いがとぎれないように
ところどころに
配置されている
うまいぐあいになってる

ピンクのサルスベリの花が
終わったかと思えば
オレンジのキンモクセイが満開
うまいぐあいになってる

静止しているような
見上げる樹木だけでも
目に
花色の変化を見せてくれる

日々刻々と時は進み
成長し変化していることを
教えられる

女心と秋の空
日々新しい気持ちに切り換えられたら
どんなに楽だろう

いつも有難う御座います

2010年10月8日金曜日

アルゼンチン戦

  本日はアルゼンチン戦に備えて
  早く帰ってください
  メッシが活躍しないよう
  祈りながら応援してください

息子からのメ-ル

夕食もそこそこに
アルゼンチン戦に備えた

TVの画面からは
夢や希望が
ピチピチと溢れ出ていた

夢を持ち続けていいんだ
夢の実現を邪魔してるものなど
案外ないのかもしれない

晴れ晴れとした興奮を
共有でき
勇気が湧いた

いつも有難う御座います

2010年10月7日木曜日

はなむけの言葉

男義のある
植木職人の先生から
はやむけの言葉

いつまでも
あると思うな
親と金
無いと思うな
運と災い

葉にも剪定にも
裏表ある

一人の人生にも
裏街道も
表街道もある

注意深く丁寧に
進んでください

素晴らしい先生に
出会えたことに
心から感謝している

いつも有難う御座います

2010年10月6日水曜日

同窓会会報誌


大学同窓会の会報誌が届いた

在学中は接点もなかった年代の
先輩後輩たちのさまざまな活動を知る
母校は変えられない

編集後記に
自分の名があった

そういえば
編集委員もしていた

最後まで関わらなかったのに
申し訳ない

名前が連ねられるだけで
仲間意識が湧くから不思議

昼には
前職の顧客様から
問合せの連絡があった
担当者に丁寧に報告する

ここ数日
多くの久しい方々と
声を交わすこととなった

否応なく
意識は過去に引き戻される
ル-ツは変えられない

いろんなことを吹っ切って
新生活を始めようと
あつかましく驕っていたかもしれない

自分の歩いてきた道を
振り返りなさいと
仕向けられてる気がする

皆様の御蔭で
今がある

いつも有難う御座います

2010年10月5日火曜日

Markさん


30年以上も前
私の留学と入れ違いに
Losangelesから日本にきた
Markさん

よほど縁があったのか
私が嫁いだ後も
子供らが皆
家を離れた後も
一人残って十数年
両親の元にいてくれた
Markさん

ちょっとしたミスで
告別式に来られなかった

今や流暢な日本語をこなす
丁寧なメ-ルが届いた

  お父さんのことを思い出した時に
  お父さんが仕事に出かける前に
  時々歌っていた歌も
  よく浮かんでいました
  ♪発車~おおらい 明るく~ 明るく~ 行けるのよ~
  告別式に参加できれば歌ってみたいと
  よく思っていました
  わたしの父も今年4月になくなって
  5月にあった記念会に出席するために
  アメリカに行きました
  お父さんの告別式に出席できなくて改めてお詫びします
  お母さんにもお伝えください
  皆さんによろしくお伝えください
  Mark

人それぞれに
思い出の唄まで違う

親戚一同が一斉に揃い
これまでの交友が
一気に集まる

一人の繋がりがなくなったのではなく
さらに多くの繋がりが深く広がる

また会いましょう
生きてるうちに

いつも有難う御座います

  

2010年10月4日月曜日

彼岸花


世界がすっかり変わった
はずなのに
なにも無かったかのように
世界は動き続けてる

だれも慣れてない
はずなのに
だれもが経験する通過儀礼として
通り一遍の挨拶が交わされる

彼岸花が
特別なメッセ-ジを伝えてるように
今秋は
やけに目につく

いつも有難う御座います

2010年10月3日日曜日

秋桜


いつのまにか
月も変わっていた
神無月

喪中には
50日間
神社の鳥居を
くぐってはいけないという

一日参りはしなくとも
御榊は届いていた

コスモスがやさしく揺れている

ほんの数日のことで
世界はすっかり変わり
季節も変わった

星がきれいに揃う宇宙を
コスモスと呼び
花が整然と並ぶから
コスモスと
呼ばれる

コスモスは
秩序を意味するという

宇宙の秩序に
なにもかもが
組み込まれているのかもしれない

風に揺れて
ひとときも止まってくれないから
見飽きないコスモス

いつも有難う御座います

2010年10月2日土曜日

暴悪大笑相


大往生とはいえ
これまでの父との
54年分の歴史に
感謝や反省という言葉に分類されることのない
いろんな複雑な思いが
ぐにゅぐにゅ渦巻き
十一面観世音菩薩様に
会いに行った

 みな人の
 迷いの海は
 深くとも
 法の舟にて
 渡す岸寺

渡岸寺では
ため息が出るほどの完璧なお姿に
あらためて感嘆し
変わらず慈悲深く
受け入れてくださってる安心を
一瞬に感ずる

深い哀しみと苦しみを吐露するように
御優しい御美しい正面の御顔にすがる

足指までも
なまめかしく慈悲深い

背面に回り込んで
ハッとした

そこに父の顔があった

暴悪大笑相 (ぼうあくだいしょうそう)

秀麗な御顔の裏側には
悪を退治しあざ笑う
大きな口を開けて
高笑いする御顔があった

福福しい顔で元気に笑う
父の顔がだぶる

ここの十一面観世音様は
めずらしく背面からも
拝ませていただける

 なにをめそめそしてんのや
 
渇を入れられたようでもあり
♪人生楽ありゃ苦もあるさ~
父のよく歌った水戸黄門の唄が
その開けた口から
聴こえるようでもあった

御蔭様で
ここに導かれ
救われた

いつも有難う御座います

 

お別れの儀

昨日はしっぽり
雨の通夜

今日は快晴

なんとも穏やかな
眠り顔に
思わずほお擦りしたくなる

バイオリンの音がよく合う
お花いっぱいの柩

有難う御座いました