ジャイカ

ジャイカの御蔭で
ジャイカの御蔭で

南米で生まれ育った日系の友人が
何度も繰り返す

ジャイカの御蔭で
こうして日本にも来れた

どうして日本は
ジャイカへの予算を縮小したのだろう

そう嘆く

他人事であった話題の中に
身を置き
ようやく真相を知る

御蔭様で
学ぶ機会を与えられ
なにができるか考える

いつも有難う御座います

♪リベルタンゴ

コンサ－トの後
3日くらいは
耳にリフレインしている

♪リベルタンゴ

一緒に聴いてた人に
そっと言う

私もなんです

そっと言ってくれる

御蔭様で
贅沢な余韻

いつも有難う御座います

東京メトロで

この地下鉄で
地震に遭ったら
どうなるんだろう

そんなことを考えてたら
急に電車が停まった

地震を感知し
緊急停車しました

アナウンスが流れる

なかなか動かない間
恐怖心ががつのる

地上では
大きな地震となっているのかしらん

この地下に
水が入ってきたら
どうしよう

ほどなく電車は動く

地上駅に着いたときは
ホッと安心する

御蔭様で
偶然にも電話
泣きそうになる

いつも有難う御座います

恵比寿で

久々恵比寿で

久々友人と

久々緊張

久々感動

レ・ミゼラブルの大好きな曲も
しっとり

御蔭様で
久々音に
酔いしれる

いつも有難う御座います

映画『草原の椅子』

宮本輝の小説が原作

当然昔読んでいる

ちょっと配役にイメ－ジとのギャップがあったが

実際のフンザが
映像で観れたのはありがたい

ヒマラヤの山を望むシ－ンは
もっともっと観たかった

預言者の長老が告げた言葉

正しいことだけを
やり続けなさい

あまりにシンプル

御蔭様で
ヒマラヤの山々を望む地に
自分を戻す

いつも有難う御座います

白い快晴

久々に
少し暖かな快晴

富士は
何層にも振り重ねて
ますます白い

御蔭様で
かかってござれ
新しい一日

いつも有難う御座います

六本木に乾杯

いつまでもXmas気分の六本木

日本でもバ－ルは大流行り

たまには旧知の友と
ほっこり息抜き

御蔭様で
仕事の話も
原点に戻る

いつも有難う御座います

ボナペティ

ベネチア料理のランチへ

イタリア人のウェイタ－が
丁寧な日本語で
応対してくださる

料理の説明のあと
にっこり

ボナペティ

壁には
仮面がいくつも

御蔭様で
現地より
ボ－ノ

いつも有難う御座います

動線

雪の日には
温かい美味しいものを食べたい

今日も雪

雪の日には
同じお店で
同じメニュ－を食べている

牛鍋定食

厨房が丸見えの
カウンタ－に座る

注文したものが来るまで
たいてい文庫本を読むが

ここでは
大きな厨房を動き回る店主を
食い入るように見る

なかなか広いお店の
調理人は一人

次から次へと入る注文に
段取りよく準備し
一つのコンロで
鍋を次々取り替える

揚げ物も
焼き物も
味噌汁やお盆のセットまで
一人でこなされる

その動線を
感心しながら
必死に眼で追う

一瞬の隙もない動きで
顔を合わせることもないのに

帰り際
いつもありがとうございます
と笑顔を厨房から出される

レ・ミゼラブルのサントラ盤がかかってる

和食屋にはミスマッチ

御蔭様で
香りと心地よい音で
ほっこり雪の昼

いつも有難う御座います

映画『東ベルリンから来た女』

ベルリンの壁が崩壊する前の
東ドイツでのお話

監視下にある
というだけで
息詰まり緊張する

自由な生活も
自由でない

結末は
早く想像できたが
実際に
こんな逃避行が
少なからず行われていたのであろう

突然
西と東が繋がるように

いつか
北と南も

いつか
どこも自由で
どこも平和な

御蔭様で
今ここが
たまたま

いつも有難う御座います

正しい休日の過ごし方

今日は横浜

美容室で髪を切る

家庭画報を読む

MARUZENで本を買う

一人でイタリアンのお店に入る

お薦めの1dishを注文

赤いグラスワインを2杯

買った文庫本の一章を読む

御蔭様で
私の正しい休日の過ごし方

いつも有難う御座います

映画『マリ-ゴ－ルドホテルで会いましょう』

神秘の国インドの高級リゾートホテルで
魅惑の老後生活を

そんな甘い国ではない

度胆抜く街の喧騒に戸惑いながら
刺激を面白がる余裕ある者が
新しい人生を見つけていく

老後の不安やあきらめ

あの国の人々もそうなのか

他人事でもなく
他の国のことでもなく
切実にセリフに共感

今の延長と思うから
先が不安になる

変化を受け入れ
人生を豊かに変えていく

いくつからでも
変われるんだ

御蔭様で
夢と希望の
また明日

いつも有難う御座います

ふきのとう

蕗の薹

大量に手に入れる

大量にてんぷらにする

あく抜きを失敗したみたい

大量に一人で食すことになる

御蔭様で
たっぷり春を味わう

いつも有難う御座います

菊菜

この菊菜
美味しい

茹でられた後も
青々として
特有の苦みもない

美味しいですね
この菊菜
どこで

と言ったところで
そんなんきくな
と大阪らしくつっこまれる

そして笑いながら庭を指さされる

雑草も抜かない
芽も間引かない
全く自然農法

あっぱれ

御蔭様で
活き活き生きてる
生き物を頂く

いつも有難う御座います

親代わり

今月の墓参りも無事終える

母の弟である叔父の家に向かう

庭でたくさんの花木を育て
野菜を育て
ケガをした鳩を育て
4人の娘を育て
7人の孫に恵まれる
今は老夫婦

自分の人生を
そばで見てくれていた人

親亡き後の
新しい親代わり

御蔭様で
新しい故郷

いつも有難う御座います

三連休の特徴

京都で降りる人が多い

一気にガラガラになり
新大阪に向かう

ああ三連休かあと
だんだん特徴がわかってくる

御蔭様で
新幹線で
1冊

いつも有難う御座います

石上神宮

温かいものに触れる

神気かな

いつまでも
この場にいたい

御蔭様で
この月も
変わらず
迎えられる

いつも有難う御座います

すごい風

今日はすごい風

すごく寒い

ランチタイムのウォ－キングも
背中丸めて首も縮める

休み前の仕事に追われ
休み中の段取りに追われ
休み後の資金繰りの手配に
秒読みのタイムスケジュ－ルをこなす

御蔭様で
なんとか無事に
週末を迎えられそう

いつも有難う御座います

その笑顔

♪その笑顔100円

このCMを聞くと
いつもその発想に共感する

お金は笑顔を買うためにある
と思ってる

御蔭様で
ド－ナツ買って
ニコニコ

いつも有難う御座います

レッグウォ－マ－

雪で滑りそうになり
全身緊張しながら
駅に辿り着く

会社駅に着くと
全く雪の気配なし

御蔭様で
暖かさ隠す
レッグウォ－マ－

いつも有難う御座います

懐かしい声

学生時代のクラブで
4年に一度の同窓会がある

毎回幹事をしてくれていた友は
不慮の死を遂げた

代わる役割を引き受けてくれた友がいるらしい

久々に懐かしい声の電話がある

学生時代毎日のように
共に帰った友

あっという間に
前回会った日に戻る

御蔭様で
また再会の愉しみが

いつも有難う御座います

映画『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』

これもあまり予備知識なく観る

冒頭で
フランス領であった海岸沿いの美しい街
パンデチャリ
と紹介される

数年前
ホ－ムステイさせていただいた街
パンデチャリ

海岸沿いには
白壁の洋館が美しい

長い長い砂浜の海岸線の向こうには
荒々しいインド洋が白いレ－スをを重ねる

毎夜
夕涼みに通った

思いがけず
スクリ－ン上に
懐かしい風景を観た

美しい大海原のシ－ンに
感動していたが
CGと気付きガックリ

御蔭様で
通った道に微笑む

いつも有難う御座います

節分会

谷保天満宮に出向く

厳かな神殿儀式のあと
市在住の有名人といわれる方々の
豆撒きが始まる

なにも飛んでは来なかったが
なんとなく楽しい

人の話で
お餅やミカンや白十字のお菓子が
投げられてたらしい

あの有名人には会えなかったが
地元の節分会は感慨深い

恒例の海鮮巻丸かぶりも
勢いづく

御蔭様で
今年もなんとか息災で

いつも有難う御座います

もうすぐ春

暖かい一日

久しぶりに窓全開

洗濯機は大忙し

きっと春が来るんだ

御蔭様で
ウォ－キングも再開

いつも有難う御座います

如月一日

昨夜遅く
新しい御榊が届き
一日の準備に取り替える

松の入った睦月の御榊は
まったく枯れていない

艶やかな葉は
冷ややかな部屋であった
ということ

寒かった

暖房器具をフル稼働すると
ヒュ－ズが飛ぶようになっている

経済的でありがたい

今日は少し
寒さが和らいだ

そして今日は少し
また揺れた

御蔭様で
時は進む
不安と喜び連れて

いつも有難う御座います