2008年10月31日金曜日

高野明神


高野山に行った。

半年ぶりくらいか。

1DAYチケットがでてたから。


女人堂、ここでバスを降りる人は少ない。

波切不動。

ここから金剛峰寺に抜ける近道が好きだ。

ほんの10分ほどだが、開かれた高野山とは別の山中にすっぽり入った気分になる。

若い三人連れの娘さんたちに道を尋ねられた。

こんなことでも経験が役に立つなんて、先人のようで誇らしい。

高野明神。

地主神社にまずは挨拶。

参拝の指導をいただいてる先生に教えられた。

高野山で神社に参拝するのは、以外に忘れられる。

ここがまた気持ちいい。

つぎに霊宝館。

この霊宝館は、仏像の展示にとどまらない。

しっかりそこにおわす、とでもいおうか。

それが何体もおわすので、こちらはどんどん昂揚する。

その配置により、重なり合う場所がある。

なにがって、てきとうな言葉があるようだがつかいたくない。

その場所に立つともうふらふらになる。

前からも後ろからも横からも押されて、上にもちあげられる感じ。

あまりいうのはやめよう。

伝わらなくていい。

奥の院にはめずらしく人がなく、ゆっくり般若心経を声に出す。

はじめてだ。ここでゆっくり過ごせるのは。

他の参拝者がいる中、声高らかに読経してるのは好きではない。

耳障りで集中するのに時間がかかる。

本人たちは、集中されてるから回りに配慮できないでいるのだろう。

一見信仰熱心にみえる迷惑に、こちらは学ばされる。

これもまたありがたい。

なむだいしへんじょうこんごう

2008年10月25日土曜日

足るを知る


門戸厄神

清荒神

中山寺

毎月一回恒例としていたこの三社参り。

しばらく休んでいたが、今日久しぶりに行った。

やっぱり落ち着く。

清荒神の参道にある線香やさんでいつものように線香を買う。

高い線香も卸価格で売ってくれる我々参拝仲間のありがた~いお店。

中山寺は、西国三十三観音霊場の一つだから、御開帳の時期と相まって人が多い。

上のお大師さんは相変わらず静かで、立って参ろうかと横着しかけたが、やはり納得いかず靴ぬいで畳に正座した。

じっと目を見る。

いつものように言葉を待つ。


足るを知る。

2008年10月23日木曜日

弦楽四重奏


大学室内楽定期演奏会があった。

弦楽四重奏曲 ト短調 作品27  E.グリ-グ

第一ヴァイオリン

弦から出る音だけでは表現がたりないとばかりに身体が揺れ動く。

いや弦から出る音はこの身体全体の動きをすべて吸収しそのほんの一点の摩擦音をホ-ル全体に響かせてるのか。

フォルテッシモは脚をふんばる。

ピアニッシモは目を細める。

ト音記号の配置される平面の紙が人の人生を揺れ動かせ今この一瞬だけでもこのホ-ルにいる人それぞれにさまざまな感慨を与えている。

いつもながらその影響力にそのエネルギ-に畏敬を感じる。

第一ヴァイオリン

大学卒業年最後のアンサンブルコンサ-ト。

よくここまでがんばれたもんだ。

2才から。

まっすぐにここをめざしてきたわけではない。

それでも今このステ-ジでグリ-グを見事に弾いている。

感無量。

第二ヴァイオリンの家族もヴィオラの家族もチェロの家族もそれぞれ同じ思いで聴き入っておられるにちがいない。

弦は人が出るという。

4人の技であり人であり音という形となり空中に飛び出る。

耳を通して受け取り心動かす。

奏者の思いを感じたり作者の思いを感じる。

テ-マも知らず勝手に意識は浮遊する。

幼き頃のキラキラ星を思い胸熱くなりヨ-ロッパの森を作者と共に空中散歩する。

今この瞬間目に見えているもの今この瞬間耳に聴こえているもの。

なんと贅沢な至福の時間。

だれに感謝しようか。

とりあえずはグリ-グか。

2008年10月18日土曜日

星野道夫写真集


お昼に入ったお店に、星野道夫写真集がおいてあった。
星野道夫さんの写真集はすべて自宅にある。
著作物もすべて持っている。
そのお店には、他の写真集や本もたくさんあった。
なのにすでにもっているその写真集をやっぱり手に取った。
そして、開くと、チャ-ハンのお皿が運ばれたのもかまわず、1ペ-ジ1ペ-ジ丁寧にめくった。
何度もそうしたように、同じ写真に惹きつけられ見入る。
熊が鮭と対面するショット。
表紙から裏表紙まで、その写真の隅から隅まで、その写真に写っていないところまで、くまなく見る。
雲の裏側、河面の下の水の世界、見えてないところからも感じる。
こんなにも写真から空気の温度や香りが感じられるなんて。
身体が高揚し涙があふれる。
今までも何度、星野道夫さんの写真に、感動し心癒されてきたことか。
店を出たあと、私は私を守る何かに感謝した。
また、星野道夫さんの写真に会わせてくれてありがとうございます。
今日、私にはそれが必要でした。

2008年10月16日木曜日

一日生涯

今日が最後の一日だと思って生きよう。

明日は一生やってこない。

明日もあると仮定して今日と明日のための今日を生きよう。

あさってのことを思うと不安になる。

1秒1秒丁寧に生きよう。

さあ、今日と明日中に片づけなくっちゃ。

終わりだと思うと感謝しかでてこない。

出会った人みなさん、ありがとう!

2008年10月13日月曜日

奈良の秋空で、ESR


休日。


お墓参りに行った。


義父が没後22年になる。


毎月1回、ほとんどかかしたことがない。


そして、石神神宮に参拝。


それにしても、秋の空は、奈良によく似合う。

海のような空。

夕陽が沈むにつれて、壮大な色彩レイアウトの変化をみせてくれる。

どんな写真も絵も芸術品も、生の自然にはかなわない。

美術館に佇むように、空のキャンパスに引き込まれ、動けなくなる。

ESR.

すでに同調している。

2008年10月11日土曜日

オ-プンにしたストレスに、ESR


オ-プンにするつもりのなかったこのブログをホ-ムペ-ジにアップしました。


誰かに読まれることを想定して、書いてこなかったので、過去のブログの公開は恥ずかしいものがあります。


ESRを続けていきながら、その場その場ではなく、自分のなかで何かが変化していくだろうか、と半ば自分を実験台にしたESR記録日記をつくろうと思っていました。


どうしよう。


読まれることを意識したところで、影響ある立派な文章が書けるわけでなく、また、芸能人でもないので、読む人は私の親しい知人に限られるだろう。


緊張するのは、やめた。


どんなにつくろっても、私以外は出てこないだろう。


どんなに隠そうとしても、私が出てしまうんだろう。


たいしたことは書きませんから、どうぞできるだけ読まないでください。


今日も一日が終わろうとしています。


今日は誰も傷つけなかった気がする。


よかった。


ゆっくり休めそうだ。


ESRしながら、おやすみなさい。


今日も一日ありがとうございます。