2012年5月31日木曜日

相性のよいもの

プリンタ-が新しくなって快調

以前事務所で使ってたPIXUSに戻した

バリバリ印刷していた時期を思い出すと
気持ちも昂る

命名の依頼と
名刺の依頼が
同時にくる

物には
気の流れを変える力がある

相性の良いものは
自分の応援団になる

御陰様で
去ったものも
また戻る

いつも有難う御座います

2012年5月30日水曜日

ア-モンド


ア-モンドがとてもからだによいらしい

たまたま観た朝の番組

今日はじっくり本を読むことに

日が陰ってから
おもむろにいつものス-パ-へ出向く

今日はとにかくなんとしても
ア-モンドは買おう

そう秘かに心に決めていた

お豆ちゃん売り場の前で
呆然と立ち尽くす

ア-モンドの列だけが
もぬけの殻

遠くでやりとりの声が聞こえる

ア-モンドはもうないですよ~
テレビでやってたんなら
すぐにこなきゃ
だ~め~よ~

そうなんだ

そこにいると
わるいこともしてないのに
しかられるような気がして
あわてて移動

皆考えることはよく似たもの

御陰様で
見知らぬ人と
ひっそり仲間に

いつも有難う御座います







2012年5月29日火曜日

バトルさへ


おどろくほどずばずばと
言いたい放題の母娘に出会う

お母様は70代
娘さんたちは40代

バトルがはじまると
周りは引いてしまう

今日もあきれていたが
ふと母のことを思う

お互いよくいえば繊細

ちょっとした言葉で傷つき
距離をおき

ちょっとした言葉を
飲み込み
気遣う

深読みしすぎ
それが大人の関係だとも思っていた

もしこの方々のように
言いたい放題を言えていたら
この方々のように
しょっちゅう一緒に海外旅行にも行けたかもしれない

御陰様で
バトルさへもうらやましい

いつも有難う御座います

2012年5月28日月曜日

あなたにしかできないこと


産後6カ月で職場復帰しますから
それまでお願いします
といわれる

6カ月で保育所に入れますから
わたし仕事が好きですからと

ついに口にしてしまう

6カ月といえば
これからもっとかわいくなるときじゃないの

新しい人間を誕生させて
天才的な発達をする最初の一年を
見届けれるのは
母だけなのに
その価値は
仕事とはまったく比べものにならないほどのものよ


あなたは優秀だけれども
これはあなたにしかできない仕事じゃない
この御腹の子のママの役割はあなただけよ

ほんとに
比べ物にならないくらい
おもしろいから
産んでから
よく考えて

御陰様で
ほんとに
おもしろい

いつも有難う御座います

2012年5月27日日曜日

白湯とおかゆ


さすがに今日は寝坊

よほど疲れて
身体が調整に必死なのがわかる

ラッキ-なことに日曜日

身体のままに
静かに
ゆっくり過ごす

なにもしない

そう決めると
朝の水やりも
やさしくなる

御陰様で
調整手伝う
白湯とおかゆ

いつも有難う御座います


2012年5月26日土曜日

金時山登山


金時山山頂までは2時間
とある

せっかくならも少し簡単じゃない山に
登ってみたいな

最近
不足をいうと
叱りを受ける

その反応が早くなった

恐るべし金時山

そう前言を撤回するのに
時間はかからなかった

岩ゴロゴロの
道ともいえない難所が次々現れる

子どもたちには
スリル満点おもしろいかもしれない

脚の短いおばちゃんには
一歩一歩がストレッチ

金たろさんが
強くなるわけだ

乙女峠をへて
無事降りたところは
箱根の温泉街

露天風呂で
脚を伸ばしながら

これだからたまらない
汗びっしょりのあとの
温泉は最高

さっきまでヘロヘロに
疲れ切ってたはずが
幸せに浸りきってる

御陰様で
ウグイスの鳴き声
筋肉痛があるから
露天風呂

いつも有難う御座います


2012年5月25日金曜日

Xperia


長い間愛用していた携帯も変える

最新鋭らしいが
やたら大きく
やたら重い

落としてはならないと
大切にタオルハンカチに包んでいる

時計代わりに使っていた携帯が
時刻を読むのに
時間がかかる

バッグに入れたまま
お店の時計をキョロキョロ探す

着信音が鳴ってもすぐに止められない

まずロック解除

それさへモタモタする

きっと慣れればたいしたことではない

きっと慣れればまた大切な相棒に

御陰様で
友と繋がる
電波塔

いつも有難う御座います

2012年5月24日木曜日

マタニティファッション

最近まわりに妊婦さんが増える

職場で毎日会う妊婦さんのファッションを見て
つくづく思う

時代は変わった

ムウムウのような妊婦服だったのに

妊婦に見えない妊婦服が流行りのようで

そのキャリアウ-マンは
もう産休半年後の復帰に
意欲を燃やしている

これからがおもしろいのに
仕事と比にならないほどに

そう思っても
口にはしない

新しい人間が生まれ出る
あの神秘に感動して
母性がどれほどに変化するかは
それぞれ

御陰様で
まだまだおもしろい

いつも有難う御座います



2012年5月23日水曜日

映画『幸せの教室』

ジュリア・ロバ-ツは
その半生の本を読んで以来
とても好き

映画『幸せの教室』を
楽しみに観た

そして
トム・ハンクス監督・脚本・主演というから


高卒を理由にリストラされたトム・ハンクスが
大学に入り直す

現在の世情がリアルに描かれてる

アメリカも日本も同じ

ロマンス以外は

氣や太極拳が出てくるところや
日本人教授がユニ-クに描かれてて
笑っちゃう

どんな状況でも
前向きに進める人を見るのは
清々しい

御陰様で
まだ新しい世界が
あるかも

いつも有難う御座います





2012年5月22日火曜日

ボストン美術館展


上野の森も
緑がいきいきと輝いている

ボストン美術館展へ足早に

わざわざ日本から
日本の代表として
運び出されたものだから
選りすぐりのものばかり

龍虎図も圧倒される

墨絵の大きな龍の目玉は
まるで生きて
向こう側からこちらを睨めつけてるようにも見える
雲龍図

お目当ては
快慶作の
弥勒菩薩立像

左に回り込み
斜め後ろから拝む
右に回り込み
斜め後ろから拝む

腰の妖艶なくねり
微妙な足位置

他を回っても
またここに戻る

見ても見ても
見るほどに
不思議な魅力に惹きつけられる

ボストンで
この弥勒菩薩像により
一番救われたのは
岡倉天心であったかもしれない

御陰様で
惹かれるものに
ますます素直に

いつも有難う御座います

2012年5月21日月曜日

金環日食


急に街全体がグレ-になる

ひんやり冷たい風が吹く

大学の杜の上を
カラスたちがけたたましく泣きながら
右往左往している

出勤前の時間であったことは
とてもラッキ-

素戔嗚尊が大暴れし
天照大神がお隠れになると
世の中は光がなくなり
真っ暗になったという

そしてそれは日食の現象だといわれている

天宇受売命が歌い踊り
皆の笑い声につられて
天岩戸から顔を覗かせる
天照大神

今日の日食で
大暴れが終わり
喜び笑う明るい日々に
なればいい

御陰様で
地球の転機の
立会人に

いつも有難う御座います

2012年5月20日日曜日

代官山散策


母の日のプレゼントにと
今日は息子の一人とデート

代官山は久しぶり

とても洗練された
おしゃれな異国にいる感じ

TSUTAYAもここでは蔦屋

裏道のイタリアンも
ボーノBuono!

口直しは
ヒカリエ

明日の朝
ここで皆既日食を拝めればいいのに

御陰様で
夢と希望の
今を愉しむ

いつも有難う御座います

2012年5月19日土曜日

トマト日和


またまたこの季節がやってきた

今日はよいお天気

すでにもう毎年のひととおりの苗は植えている

とまと
きゅうり
なすび
ピ-マン
しそ

どこの株がよくできるか比べてみようと
あちこちで苗を買う

そしてどこで買ったものか忘れる

チュ-リップの色とときと同じ

今日はさらにとまとを買い足す

とまとはいくらできてもいい

どうぞたくさん実がつきますように

御陰様で
またお世話の愉しみ

いつも有難う御座います

2012年5月18日金曜日

iGoogle の星座占い


礼儀正しいあなたの態度に
初対面の人は好印象を持ってくれそう
お願い事なら二つ返事で引き受けてくれるはず

これは昨日の山羊座の運勢
夜見てびっくり

実際
初対面のお方に
あつかましいお願いをして
こころよく引き受けてくださった

こんな偶然が
ときどきあるから
おもしろい

iGoogleの12星座占い

これからもよろしくお願いします

御陰様で
良いことだけ
自分勝手に

いつも有難う御座います

2012年5月17日木曜日

曇り顔一転


お湯が出なくなる

パソコンに続き
気が滅入る

ガスはなんとか修理の手配はできたが
パソコンはサポ-トセンタ-の音声ガイダンスと
なかなかコミュニケ-ションがうまくとれない

早々と会社を早退して
給湯器修理を待つ

夕刻
技術者の方が到着するも
立ち会う余裕もない

パソコン回復にこちらは必死

夜は電話が繋がらない

今日中になんとかしなければ

給湯器修理立ち会いは
早退理由に好都合

給湯器修理が完了した様子の
若い青年に
勤務時間に失礼ながら

パソコンはつよいですか

恐る恐る訊いてみる

修復不能でもなんでも
生身の人の声で聞きたい

はいだいたいはわかるとおもいます

この声のト-ンがいい

とにかく拒否されていない
困った顔もされていない

大喜びとまではいかなくとも
どうぞ訊いてみてください
と受け入れました顔

購入した家電専門店でも
邪見な応対にがっくりしていた

給湯器の修理よりも
たっぷり時間をかけて回復

お湯は勢いよく出
画面はいつものiGoogleに

御陰様で
曇り顔は一転
満面の晴れ顔に

いつも有難う御座います



2012年5月16日水曜日

四苦八苦

ついに終わった

最後にはギーボードが使えなくなる

仕事に支障がでるので
早速あたらしいパソコンを購入

入れたとたんのパスワードが入らない

私の個人情報が
冷たく拒否される

これだからね

携帯も新しく
文字打ちに慣れない

変わる時期なんでしょう

もがきながら
悩みながら
不器用に

お陰様で
きっと
いつか

いつも有難う御座います

2012年5月15日火曜日

u

po

2012年5月14日月曜日

谷保天満宮宝物館


谷保天は
関東三天神の一つ

菅原道真公が大宰府左遷の折
第三子道武公は
武蔵国多摩郡分倍庄栗原郷に配流されたという

父君逝去のとき
道武公が父君への思慕の情から
尊容を刻み鎮座したのが
谷保天満宮の起りである

はじめて宝物館に入る

天皇家と車の写真もある

はじめてのドライブツア-の目的地は
この谷保天であったという

中央フリ-ウェイのまだない時代
ちょっとした冒険であったかもしれない

すべてを見続けたような
狛犬の玉眼が
深い眼差しを向ける

御蔭様で
たまたま
氏神様


いつも有難う御座います

2012年5月13日日曜日

カ-ネ-ション

もう40年以上も前のこと
父と母はアメリカ旅行にでかけた

私は中学生だった

ロスのディズニ-ランドに行った日は
ちょうど母の日

ディズニ-ランドに並ぶすべてのテ-ブルに
カ-ネ-ションが飾られてたらしい

当時は
母の日は母の日だから
日本の習慣だと思っていた

それがアメリカからきたものであることを知らなかった

アメリカでも母の日をお祝いしてたのよ
びっくりした

そう興奮ぎみに話していた
そして当時日本では貴重なカ-ネ-ションが
どこみても飾られてることにも

毎年母の日には
なにを贈ろうかと迷ってたけど
もうとめどなく溢れる思い出で
贈られ続けたことを
今さらながら気付く

御蔭様で
母の日は
母を想うやわらかな日

いつも有難う御座います

2012年5月12日土曜日

なでしこの花


お花ですので傾けないでください

宅急便のおにいさんが
ニコニコしながら言う

母の日のプレゼントですよ
おかあさんでしょ
よかったですね
うれしいでしょ
ぼくも喜びを配達する役割を受けて
とてもうれしいです

表情がそう語りかける

ありがとう
はいわたしがその幸せな母親ですよ
喜びを配達する素敵なお仕事ですね
とてもうれしいです

こちらも表情で返す

御蔭様で
送る人
渡す人
受け取る者

いつも有難う御座います




2012年5月11日金曜日

空飛ぶ絨毯


今朝ベランダへ出ると
立派な絨毯が敷かれている

昨日の嵐で
どこからか飛んできたものらしい

大切にしている鉢たちの上に落ちずによかった

この迷子の持ち主は困っておられるだろう

いったいどうやって持ち主に返せるだろう

被害に遭ったともいえない
こんな街の片隅にも
混乱は残る

直撃された方々の状況はいかばかりか
想像すると心が痛む

お見舞い申し上げます

御蔭様で
今はまた星空

いつも有難う御座います


2012年5月10日木曜日

絵本『さむがりやのサンタ』


ひでえ ゆきだ
こんどはあめかい
おつぎはなんだい
◎×△×××◎
なんだいこのてんきは
きり

2ペ-ジ分の横に4段
雪 吹雪 暴風雨 霧
ひどい天気の中を
サンタのおじいさんは
街の煙突めざして
果敢にトナカイを走らせる

レイモンド・ブリッグスの
『さむがりやのサンタ』

大好きなペ-ジ

なんてこったと
ぼやきながらも人のために

やれやれと
ぐったりしながら
これでことしのしごとはおわったわい

満足げに布団に入る

そして最後には
ま おまえさんもたのしいクリスマスをむかえるこったね

そんなセリフを優しく言えるのは
移り変わる急激な天候の中
人の喜びのためにやりぬいた余裕

今日の昼過ぎ
雨が降ったかと思えば
傘もさせないほどのすごい風

さむがりやののサンタを思い出しながら
寒さに震えていた

人の一生を思う

御蔭様で
雨も嵐もふみこえて

いつも有難う御座います

2012年5月9日水曜日

白いいきもの


こんなに
きれいな富士山

あんなに
で~んと揺るぎないもののはずでも

雪解けで
白のコントラストが変わるから
日々同じ絵とならない

朝焼けの富士に出会え
後ろを向くと
白い雲がすごいスピ-ドで
山を這う

雲竜を思わせる

御蔭様で
生きてるものは
人だけでない


いつも有難う御座います

2012年5月8日火曜日

される側


つらいですよね
噂大好きですよみんな
勝手に言わせておきましょう
自分の言い訳に一生懸命なんでしょう
いじわるをされる方が
嫌な思いをするようですが
実は反対です
いじわるしてしまった自分は
なかなか消せません
気付いたときから
自分が苦しむことになります
仕返しを考えないことです
あなたらしく笑顔でいてください

よく似たお話をなぜか続けて聴く

そのうちのお一人への返事

される側でよかったですね
とまではまだちょっといえない

立場がちがえば冷静になれないかもしれない

御蔭様で
続けて聴く
意味を考える


いつも有難う御座います

新緑の石上神宮


境内には
百済の国王から贈られたとされる
国宝の七支刀の写真がある

昔はガラスのケ-スに
本物があったように記憶する

物部氏の氏神として祀られ
日本最古の歴史誇る神宮

いつもは閑散としてとてもいい
昔のロマンに浸るには

ゴ-ルデンウィ-クはここでも
はじめての訪問者らしき人が目立つ

山の辺の道の通り道でもあるから
リュック姿のグル-プも多い

それでも
ここの空気は格別

淡い緑の葉々が
伸び伸びと広がり
いつもより全体が明るい

御蔭様で
新緑若葉イオンに
包まれて


いつも有難う御座います





2012年5月6日日曜日

荒祭宮


荒祭宮(あらまつりのみや)
御祭神は
天照坐皇大御神荒御魂(あまてらしますすめおおみかみのあらみたま)
 
めずらしく荒祭宮に長い行列ができている

皇大神宮の後ろを回り込むところに
荒祭宮がある

階段の上から列ぶのははじめて
多賀宮での長い行列は
今回はなかった

メディアでの案内箇所が
移動したのかもしれない

ゴ-ルデンウィ-クの観光客か
るるぶの伊勢志摩をしっかり脇に抱えている人を
何人も見る

参拝後
赤福も満員

楽しみにしていたぜんざいは
もう氷に変わっていた

御蔭様で
真っ青な空



いつも有難う御座います

2012年5月5日土曜日

溢れる五十鈴川


いつも降りている石段は
浸水している

川上に近い岩場にも
すごい勢いの水が覆う

ごうごうどくどく
ごうごうどくどく

このままどんどん
あるいは急に
水かさが増し
津波が押しよせることも
容易に想像できる

今日は
岩場に隠れている小魚たちを
悠長に待つ雰囲気ではない

五十鈴川にも
こんな激しい表情があったのか

穏やかだと期待する
こちらの甘い思い込みに
警告を受けているような気がする

御蔭様で
また満月の警告も


いつも有難う御座います


2012年5月4日金曜日

母の命日


つい先日
来たばかりのような気がするが
今日をはずすわけにはいかない

一年祭は生きてる者の
スケジュール調整によって
決められたものだった

今日が本当の母の命日

一年前の今日
一年前の昨日が
まざまざとよみがえる

今日はどっぷりここで
母とお酒でも
酌み交わすようなつもりできた

わかっていたのに
できなかったことを
懺悔する

周りに誰もいないので
声を出して話しかける

周りに誰もいないので
涙は流れるままにする

お供えは最中
母の大好物

御蔭様で
晴れ女と
あんこ好きは
母親譲り


いつも有難う御座います

2012年5月3日木曜日

雨のゴ-ルデンウィ-ク


せっかくの4連休も
雨の予報に計画も曇る

それでも
行くべきところがある

それでも
自称晴れ女に期待する

御蔭様で
晴れでも雨でも

いつも有難う御座います

2012年5月2日水曜日

ブル-ベリ-の花


鈴蘭の花のように
可憐な房がたわわに生る

年越したブル-ベリ-は
しっかり根付き
昨年より勢いを感じる

この白い花が
やがてそのまま
ブル-ベリ-の実になる

なんて素敵な話

数を数えるように
その一つ一つの小さな花を
確認する

見落としたら
忘れられてるんじゃないかと
悲しい顔をされるようで

丁寧に見る

御蔭様で
かわいい子どもたちとの
朝の挨拶

いつも有難う御座います



2012年5月1日火曜日

皐月一日


新しい御榊を供える

緑が若々しく
より活き活きと輝いている

気持ちも活発に
活き活きと動きたくなる五月が始まる

地下でも
活き活きと動く準備をしているのか

移動の予定は
そのままその場での緊張も
覚悟する

それでも新緑は
そよそよと手招きする

御蔭様で
なにが起ころうとも

いつも有難う御座います


第一番杉本観音


たのみある
しるべなりけり
杉本の
誓いは末の
世にもかはらじ

ついに坂東三十三観音霊場を巡ることとした

東京に住んで2年

馴染もうとしたのか
しなかったのか

受け入れられたのか
いまだよそ者か

隠れ人見知りが
より神仏の気配を求める

関西には参るところにことかかない

関東にきてさらに思いは戻り続ける

さみしさがつのるばかりでは
つまらない

ご挨拶してみよう
そう思い立ち
鎌倉に向かった

山門に書かれてある縁起を読む

734年僧行基が自刻の十一面観音を安置して
開創したとある

えっあの行基さん
奈良駅の噴水になってはる
あのぎょうきさん

勝手に親近感が沸く

急勾配の石段は
苔むし
見上げる先には
古刹らしい茅葺の観音堂

鎌倉最古の寺であるらしい

お堂の中に入って驚く

大きな十一面観音像が2体

上がりぐるりと回らせていただける
いつもご開帳なのかしらん

奥にはさらに3体

行基菩薩
慈覚大師
恵心僧都
三師の作が並ぶ

ため息ばかり
無知とは恥なり

2番3番と近くを回る予定をしていたが
もうおなかいっぱい
よくばる気もうせる

発願印(ほつがんいん)をいただき
しばし去りがたし

御蔭様で
またこれから

いつも有難う御座います