2013年8月31日土曜日

国産御榊


早や月末日

明日の御朔日の準備に
御榊を探し求める

先月までのように
自宅まで立派な御榊が届けられるという
贅沢は期待できない

いつも状況が変わって
以前が
如何に恵まれていたかを知る

今日は運よく休日

涼しくなってから
何軒かを梯子する勢いで出掛ける

1っ軒目
運よく国産榊だといわれる

この時期にしては
フサフサと立派に束ねられている

ヨッシャ

秘かに小さく
右手でガッツポ-ズ

御蔭様で
この土地も悪くない
そう後押しされたようで
勝手に喜ぶ

いつも有難う御座います

2013年8月30日金曜日

映画『少年H』


須磨の海岸
須磨浦の山
らしき
冒頭のシ-ン

神戸須磨鷹取三宮を舞台とした
妹尾河童の実話

もちろん本が出てすぐに読んでいる

TVのドラマも観ている

知っていることを
重ね合わせるつもりで観た


全く別の作品として
新鮮に感動した

泣き続けた

わかめ
のようでも
それぞれ真剣な生き様

壊れた街の向こうに見える
須磨の海

あの震災で
同じ光景を視た

御蔭様で
形ある物は壊れ
形ない心は残る

いつも有難う御座います


2013年8月29日木曜日

映画『風立ちぬ』


予告編でうるっときていた

絶対観るべしと思って観た

これがいけなかった

どうやら勝手に
スト-リ-もクライマックスも
作り上げていたことに気付く

御蔭様で
事実の聞き伝えは
よく深く

いつも有難う御座います

2013年8月28日水曜日

石上神宮の蓮池


このお盆の頃に
満開になることを知っている

他の花でなく
特別な意味合いを持つ花だと思うのは
単なる学びのせいだろうか

御蔭様で
きらきらはじく
光を見る

いつも有難う御座います

2013年8月27日火曜日

賑やかな盆詣り


毎月墓参りをしながら
盆詣りができなかったのは
単に宿が取れなかったため

1週遅い墓地でも
御盆の余韻は残っていた

通路には
提灯がずらっと並ぶ

親戚の名や
有名人の名を見つけ
嬉しくなる

賑やかでよろしいね

思わず
墓に声を掛ける

御蔭様で
逝ってもなお
歓ばれたい

いつも有難う御座います

2013年8月26日月曜日

『いねむり先生』


新幹線の往復で
『いねむり先生』を読む

伊集院静著

ギャンブルをする人を好まないが
その筋にはその筋なりの
かっこ良い筋の通り方がある

偏見をちょっと和らげ
かくあるべきものの枠を外してみる

大家は繊細なり

御蔭様で
今さら愛おしく
画面の人を思い出す

いつも有難う御座います

2013年8月25日日曜日

徳次郎の湯


毎月の大阪入りの最初の仕事は
ホテルと新幹線の予約

毎月毎月のことだから
いっそ順に泊まり歩こうかと思うが
便利さと慣れで
たいてい同じ宿となる

今回は
常宿がいっぱいだったので
旅行社に薦められるまま
一駅離れたホテルに泊まる

そこが良かった

スパ付き

朝から大阪は大雨

今日の予定は取りやめ
朝から温泉へ

その昔この地は瀬戸内海へ出帆するための風を待つ船着き場
菅原道真が大宰府への下向の折
やはり風待ちのために滞在
この地の徳次郎という里人が心温まるおもてなしで道真公の旅情を慰め
道真公はそのことをいたく喜ばれ
そのお礼としてこの地を「福島」と名付けた
湯の壁に書いてある

チェックアウトが12時なのも
ゆっくりできた

御蔭様で
風待ちに慰められ
雨待ちで慰められる

いつも有難う御座います



2013年8月24日土曜日

新幹線からの富士


新幹線が静岡あたりを通過

黒い富士山が
かろうじて曇り空を
ぎりぎり頭にかぶせてる

今日もたくさんの人が
勢いよく登山に挑んでおられるだろう

あの頂上に立った後は
富士を見る目が変わる

トンネルをいくつか抜け
後ろに見えなくなるまで
富士山を追った

御蔭様で
行きはE席

いつも有難う御座います

2013年8月23日金曜日

まずは正中線


まだまだダンボ-ル箱が
片付かない

まずは正中線を知り
神棚の位置から整える

大事なものを
大事な場所へ

あとは
ほとんどゴミ

御蔭様で
捨てましょう
捨てましょう
後に捨てられるものは

いつも有難う御座います

2013年8月22日木曜日

一歩一歩


今日の夕礼は
わたしの番だった

富士山登山の話をした

そこで学んだ
とてもとても
月並みな話

どんなにしんどくとも
どんなにゆっくりでも
一歩一歩
歩を前に進めれば
やがては
高みに導かれる


たぶん
それはなににでも通ずる
シンプルな法則なのでは


御蔭様で
今日もまた
丁寧に
歩を一歩

いつも有難う御座います



2013年8月21日水曜日

ようやく開通


ドタバタバタバタ
行きたいとこ行って
やりたいことやって

急に引っ越しまでしたので
インタ-ネットが長く繋がらなかった

不便を感じないほど
忙しく
慌ただしく

暑さも苦にならないほど
昼間も動き続けて

ようやく
インタ-ネットが開通

ようやく
元の生活に落ち着きつつある

御蔭様で
ようやく無事
新居での初ログイン

いつも有難う御座います

2013年8月10日土曜日

SAS

いざ
日産スタジアムへ

運よくチケットが当たる

運よくアリーナ席

桑田さんとは同い年

人生がかぶる

若くもなく
老いてもいない

最後のヒトガンバリを
試したい歳

風船あり
花火あり

熱気に紛れ
心置きなく
熱唱し
踊る

御蔭様で
精一杯の発散

いつも有難う御座います

2013年8月9日金曜日

舞台『春琴』


谷崎潤一郎の春琴抄

大阪道修町界隈の大阪弁
深津絵里のしなやかさ
人形浄瑠璃との融合

とても芸術性の高い作品に
出会えた喜びを感ずる

一挙手一投足に
目を凝らす

セリフの一言ひとことに
耳を集中させる

御蔭様で
また深く
貪欲に

いつも有難う御座います

2013年8月7日水曜日

立秋

今年は引っ越し年

式年せんぐうも度重なる

五黄の歳なので
最悪の方位なし

立秋

新たなる始まりに
佳き日

御蔭様で
朝のうちに
すべて完了

いつも有難う御座います

2013年8月4日日曜日

富士はにっぽんいちの山


朝2時に宿を出発

真っ暗な中
ただひたすら上に進む

眼下には
町の灯りが美しい

見上げると
満天の星

こんなにすごい量の
星々を見たことがない

もう充分じゃないのかな

この先にある期待など
望んではいけないような
もったいなさに恐縮する

寒かった
つらかった

それでも順調に
我々は
この日本一の高い山の
頂に誘われた

東に大きな月が出る

天体ショーの予定通り

月が上に上がりながら
雲海の先が白み
ついにその瞬間を
自分の眼で見続ける
ことができた

太陽は一つでありながら
この場所からの太陽を
長年待ち望んでいたことに
今さら知る

御来光

無防備に光を浴び
感動にうち震える

御蔭様で
御蔭様で

いつも有難う御座います

2013年8月3日土曜日

雲上の人となる

2013年8月1日木曜日

文月一日

新しい立派な御榊が届く

毎月配達してくださる御方へ
青空花店に向けて
頭を下げる

ここで
この御榊と共に
御朔日を迎えるのも最後

御蔭様で
贅沢な環境にあったことを
感謝する

いつも有難う御座います