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掃除掃除掃除
メ-ルメ-ルメ-ル
掃除掃除掃除
電話電話電話
掃除掃除掃除
最近拭き掃除が好きになり
セッセとどこでも拭く
掃除機の登場は少なくなった
フロ-リングはすべて手拭き
絨毯はコロコロ
壁や棚は使い捨て除菌タオル
神棚だけは
固く絞った布で拭く
神棚の上のしめ縄も
新しいものと取り替える
おかげさんでありがたいなあ
おかげさんでありがたいなあ
おばあちゃんの口癖が
物を撫でるとき
口に出る
物にもすべて魂がある
今年会ったすべての物に
今年出逢ったすべての人に
おかげさんでありがとうございます
パチパチ爆ぜる音が大きく
心地よい
よく見ると丸太のままの薪が
ド-ンと横たわって
堂々と燃えている
薪スト-ブを見ると
学生時代の春キャンプを思い出す
寝るのは
外にある三角テント
ヒ-テックのない時代
極寒に耐える思いだった
ただ近くの山小屋には
薪スト-ブがあった
御蔭様で
火を見ると
不思議に落ち着く
いつも有難う御座います
子どもらとの忘年会
それぞれがんばり
それぞれ笑い寄る
過去の失敗談も
すべて笑い話に変わる
失敗したつもりもないことも
母の奇行に変わってる
リ-ダ-シップとってたつもりが
しっかりサポ-トされてたみたい
帰り際にお店の人が
個室に唄いながら入ってくる
♪ハ-ッピバ-スデェイツ-ユ-
大きなお皿に
名前入りのメッセ-ジまで
スパ-クリングキャンドルの輝きが消える頃
今度はプレゼントタイム
御蔭様で
贅沢な歳の終わり
いつも有難う御座います
石上神宮の参道の向こうに
こんな素敵なお店ができていたなんて
立派なお屋敷がそのまま
瀟洒なレストランに
大きなガラス窓の外は
庭園
しだれ桜の枝ぶりが
春を想像させる
春夏秋冬にきてみたいお庭
春夏秋冬に食してみたいテ-ブル
御蔭様で
また愉しみが増え
いつも有難う御座います
大きな鳥居の下には
しっかり植わっている
松飾り
お正月の準備は万端
12月の墓参りも
12月の石上神宮参りも
とにもかくにも
無事に終える
御蔭様で
とにもかくにも
ありがたい
いつも有難う御座います
年に一度の大切な行事
クリスマス大好き
KINOKUNIYAで
地鶏ももを買う
紀伊国屋で
プレゼントの本を買う
もらったプレゼントは
なめし皮のしおり付きブックカバ-
読書好きにはたまらない
御蔭様で
あちこちから
喜びに包まれる
いつも有難う御座います
幼少からバイオリンを習い
高校でも大学ても
弦楽部のキャプテンを務めた
甥っ子
今はシティオーケストラに入ってる
今日はその
第九演奏会
ヴェルディのオペラ
椿姫から
ベートーベンの第9番ニ短調作品125
第1楽章
第2楽章
第3楽章
第4楽章では
総勢150人もの大混声合唱団が
力強いフーガを熱唱
まさしく
歓喜と抱擁
最後には
客席全員も一体となり
ふるさと
ペンライトを掲げ
蛍の光
を合唱
もう年越し気分
長時間奮闘演奏する
我が甥っ子にも
感動
御蔭様で
姉夫婦と共に
素晴らしい一年の締めくくり
いつも有難う御座います
旅なれたもので
どんどん荷物を減らして行く
もうキャリーバッグは
使わない
普段のバッグに
下着も忍ばせる
一生懸命身軽にして出かけるのに
梅田紀伊国屋書店に行くと
本を何冊も買い込んでしまう
東京でも同じ本はあるのに
なにもここで買わなくても
長年の習性か
この梅田の紀伊国屋を
ウロウロぐるぐる
するのが好き
御蔭様で
何時間でも
重くなっても
いつも有難う御座います
大掃除しながら日々生活
なんて計画していたが
掃除道具ばかり増えて
使われてない
昨年は
レンジフ-ドカバ-を
二つ買ってしまってた
買ったら一仕事進んだ気になり
安心するタイプ
御蔭様で
誇り高き
ぐうたら埃
いつも有難う御座います
暮れも押し迫ってきた
なかなか計画とおりにはいかない
出逢いとご縁
これを大切にすると
またしわ寄せもできる
あと10日
この年も
あと10日で終わる
この歳も
あと10日で終わる
欲ばり
焦り
苦笑い
ふうとため息
よしとする
御蔭様で
無事に
あと10日
いつも有難う御座います
これはほんの前菜
この前にス-プがくる
この後にメインがくる
最近のランチはもっぱらここ
ほうぼう食べ歩くのは
どこが野菜をたくさんおいしく
出されるのかを
探している
ランチの量は
内臓の負担に影響する
ランチの質は
午後の働き方に影響する
御蔭様で
身体が喜び
味覚が喜ぶ
いつも有難う御座います
活字のきれいごとは
むなしい
立派ななりををしている大人が
他人を誹謗する叫び声を聞くのも
うんざり
ようやく静かな日が戻る
穏やかな日々であってほしい
御蔭様で
選んだ責任が
また始まる
いつも有難う御座います
長く工事をしていたがようやく
広いホ-ムになり
駅が大きくなると
なんだかこの街まで
大きくなったような気がする
上品だが
ミニチュアのような
小さな街
御蔭様で
なぜか少し
誇らしい
いつも有難う御座います
死というものは、生のひとつの形なのだ。
この宇宙に死はひとつもない。
こんな書き出し
宮本輝の小説も
関西の地名がよく出てくる
関西に居て読むのと
こちらに来て読むのでは
ちょっと違う
歩いたよく知る地名が出るたび
ざわざわと血流が勢う
物語とは別に
なにかが通い合う
懐かしく
愛おしく
御蔭様で
歩いたすべてが
この身体に記憶されてる
いつも有難う御座います
戦いもCGもあまり好まない
そのバックの風景だけで
じゅうぶん満足
美しい山や空
美しい朝日や夕陽
口をあんぐり開けて
自然に笑みに
続きがあることも知らずに
御蔭様で
また風景の続きを
いつも有難う御座います
ランチに入ったイタリアンのお店で
盗み聞きするつもりもない
こちらはひとり
にぎやかな隣のテ-ブルの会話が
自然に耳に入る
とくに興味深いことは
自然に神経が耳に集中する
あの作家の担当になったとき
この先輩のアドバイスがうれしかった
と
どうやら
作家の担当のむずかしさやコツを
所属を超えて談笑されてる様子
その作家を知っている
作品の一読者としては
思いがけず
宝物に出あった喜び
そういえば近くに大きな出版社
御蔭様で
ひとりで
豊かな食事会
いつも有難う御座います
大地震ふりて
人みなあぢきなきことをのべて
いささか心のにごりもうすらぐとみえしかど
つきひかさなりとしへにしのちは
ことばにかけていいひづる人だになし
方丈記の一節
いささか心の濁りも薄らぐと見えしかど
この視点がいい
大変だ大変だと
この世の空しさを言うことで
もっと内に秘めてる憂いから
目を背けていられる
そんな救いも
難儀の中にはある
御蔭様で
どんな状況にも
守り守られ
いつも有難う御座います
写真撮ってる人がちらほら
そうかそんな時期ね
はじめて見たときの
感激が薄れたことに気付く
感激してる人を見る方が
新鮮
御蔭様で
心映す
イルミネ-ション
いつも有難う御座います
初冠雪のメ-ル
全国的に寒い
メタボ世代
通勤に一駅徒歩の友人
急に危険道になったみたい
ヒ-トテックのシャツを1枚買い足し
80デ二-ルのタイツを買い込み
今日はコ-デュロイで出かける
御蔭様で
寒い寒いと
挨拶し合い
いつも有難う御座います
ところどころに白いもの
雪が降ったのかと
近づいてみる
透明で
キラキラ光ってる
水晶の柱みたい
寒いはず
午後になっても
こんなにしっかり
御蔭様で
山の上でこそ
幻の宝石
いつも有難う御座います
ヤビツ峠行きのバスが
もうない
また寝坊してしまった
しかたなく
次きたバスに乗る
ヤビツ峠まで
1時間ほど
予定ル-トを
追加しなければならない
ここが思いのほか
よかった
右側に沢の水音を聴きながら
残る紅葉に眼を癒す
ヤツビ峠から塔ノ岳までの計画だった
冬の日暮れは早い
三ノ塔を目指し
脚早に急ぐ
尾根を歩くのは
気持ちいい
御蔭様で
白い雲の麓に
雄大な富士まで
いつも有難う御座います
同級生の友から
メ-ルがくる
健康を気遣い合う
残り少ない人生
大切に生きよう
そうお互いに励まし合う
勘三郎さんは
同じ歳
急になにかが
迫りくる感を
シンクロしている
御蔭様で
メッセ-ジを
受け取る
いつも有難う御座います
名前ではなく
苗字の方を変えたい
といわれる
将来
子どもができたとき
差別されないように
と
昔そんな時代があったことは知っている
今も
まだ生まれてもいない子供の未来にまで
その差別は存在している
そう確信されておられることに
絶句する
私でなくとも我々
なのだ
と恥ずかしくなる
そんな心配は無用です
だれもが思ってるはずなのに
御蔭様で
せめて誠実に
いつも有難う御座います
つまらないのは
つまらないから
ちょっとがんばる
ちょっとがんばると
すこし次の
むずかしい部署に
さそわれる
いやもうそんなに
がんばってるつもりはないです
ことわりたいのに
ことわりかたもわからず
ながされる
御蔭様で
また新しい
工夫と努力がはじまる
いつも有難う御座います
大食いがよくないと聞けば
節食に励む
きれいな女優が
菜食主義と聞けば
温野菜のメニュ-を繰り返す
艶やかな老人が
肉を好物としているのを聞き
せっせと肉食に戻す
しじゅうにしてまどわず
ごじゅうにしててんめいをしる
こんな言葉にも
もうまどわされない
なんとか落ち着きたいと思うのは
若いうち
若いうちが過ぎたことを知り
まどう愉しみを知る
御蔭様で
なんでもやってみれる
いつも有難う御座います
月初の忙しさもあり
ハ-ドに仕事をこなす
やれやれと
アフタ-ファイブに突入すると
またメ-ル攻め
電車の中でも
2件の電話
2足も3足も仕事を持つ者の宿命
重なるときには重なる
バイオリズムは急上昇
御蔭様で
すべてにていねいに
よくばりでも
いつも有難う御座います
12月というだけで
気がせわしい
大掃除しなくちゃ
花屋さんに行って
正月松榊の打ち合わせをする
墓参りの日を決める
奈良で注連縄を買う日を決める
伊勢神宮で干支守りを買う日を決める
横浜の美容院を予約する
ニトムズの粘着テ-プを買う
ブル-レット置くだけの詰め替え用を買う
大学通りのドト-ルで『方丈記』を読む
御蔭様で
頭の中のスタ-トは
いつもいい
いつも有難う御座います
御榊が届き
一日を知る
早や師走
バタバタバタと
あっという間に
一年が過ぎてゆく
バタバタバタと
あっという間に
人生の終わりも
やってきそうな勢い
だいじょうぶかな
ていねいに
時を
生きてるかな
ていねいに
言葉を
選んでこれてるかな
御蔭様で
修復の猶予月
いつも有難う御座います