2013年4月30日火曜日

影ア-ト


神の森に入ると
自然にいろんな感覚が
研ぎ澄まされる

眼に見えるものの
四方八方を
注意深く見てしまう

光が作る
影の世界は
芸術作品

風が動画にする

眼に見えるものだけでも

御蔭様で
素晴らしい映像カ-ペットを
踏みしめて

いつも有難う御座います

2013年4月29日月曜日

香取神宮の要石


鹿島神宮の大神と共に
国内平定に尽力した
ふつぬしのおおみかみ様

やはりセットでお参りさせてもらわねば

大和の古墳を思わせる
こんもり丸い森の中に
要石は
ちょっとさみしく
光っていた

『往古この地方尚ただよえる国であり
地震が多く地中に住みつく大鯰魚を抑える為
地中深く石棒をさし込みその頭尾をさし通した
香取は凸形
鹿島は凹形である
あずま路は香取鹿島の二柱うごきなき世をなほまもるらし』

要石の立札に書かれている

先の地震で鹿島神宮の鳥居は倒れた

修復中の立札にジンとくる

『大鳥居 身替りになり 倒れしと 会う人ごとに 無事を喜ぶ』

御蔭様で
今も歴史のただ中であることを知る

いつも有難う御座います


2013年4月28日日曜日

鹿島神宮の要石


関東に来て一番行きたかった神社
鹿島神宮

東京にきても
鹿島神宮は遠く
なかなか足を運べなかった

天孫降臨の折
大国主命と交渉し
国譲りを成就させた
たけみかづちのおおかみが
御祭神

こんなに深く大きく
神聖な場所であったとは

要石の周りを
ぐるぐるぐるぐる

手を差し出すと
左手平にビリビリ

御蔭様で
まさに神の森
遠くともまた

いつも有難う御座います

2013年4月27日土曜日

映画『舟を編む』


たくさんの本に囲まれた部屋

羨ましいかぎり

校正もとても得意とするところ

友達の本や兄の本の出版の校正は
よく任される

画面に映る社内の隅々を
興味深く追う

言葉の一つ一つを
丁寧に追う

どの言葉にも
説明する人の気持ちが入ってる

活字で表わす言葉には
活字で読む方がおもしろい

御蔭様で
つくづく思う
出版社で働きたかった

いつも有難う御座います

2013年4月26日金曜日

『交響曲第1番 HIROSHIMA』


70代にしてトランペットを始めた
音楽好きの叔父叔母の家に滞在したとき

客間の真ん中に
旅館のように敷かれた
布団の枕元に
カセットデッキが置かれていた

寝ながらでいいから
ちょっとこれを聴いてね

わたしら最近毎日
これ聴いてるのよ

そういって教えられたのが
この♪『HIROSHIMA』

広島県出身の作曲家
佐村河内守さんの交響曲だった

身体が
脳が
打ち震える

御蔭様で
感動のまま
浮遊心地

いつも有難う御座います


2013年4月25日木曜日

東寺の千手観音像


東寺の宝物館がまた
春の特別拝観となる

運よく京都へ

御影堂に上がり
ゆっくり空海の氣を浴びる

宝物館に上がり
ゆっくり千手観音様の氣を浴びる

明るい部屋なのに
絶妙のさらなるライトで
千手観音様の影が
後ろの白壁に
重なり合う

肉眼で見る手指より
さらにくっきり
さらに大きく
映し出される

御蔭様で
ただ優しく
光背のごとく

いつも有難う御座います

2013年4月24日水曜日

桜紋の平野神社


この神社も
平城京から
平安京遷都と共に
お引越し

応仁の乱では焼失

それでも再建された
比翼春日造とよばれる
春日造の社殿を二つ連結させた社殿は
国の重要文化財

平野の夜桜は
もう遅かったが

もとは
御所の旧門であったという
南門が
皇室との縁を醸す

御蔭様で
桜祭りの終い支度に
春の終わりを知る

いつも有難う御座います

2013年4月23日火曜日

橘紋の梅宮大社


三筆といわれた
空海
嵯峨天皇
橘逸勢

その橘氏一門の氏神として
お祀りされた梅宮神社

山城国から
平城京奈良へ
また木津川上流へ
そして平安京で
右京区梅津へ

遷座を繰り返したのは
人の命か
神の命か

ご祭神の酒解神は
大山祇神

ここもまた
酒造の神様

酒樽が見事に並ぶのを見て
ニヤリ

御蔭様で
無意識に
灘の銘柄を探す

いつも有難う御座います

2013年4月22日月曜日

酒造の神 松尾大社


平安京の東西に位置する
賀茂社と松尾社は
東の厳神 西の猛霊

上賀茂神社と下鴨神社ばかり
通っていたが
久々松尾大社へ

あいにく時間切れで
磐座までは行けなかった

良く手入れされた広々とした境内を
縁取るように
ヤマブキが色鮮やか

御蔭様で
青々とした
山に酔う

いつも有難う御座います




2013年4月21日日曜日

ふるへゆらゆら石上神宮


今日は佳き日なのだろう

結婚式をよく見かける

石上神宮でも
ちょうど拝殿で
祝い祝詞の最中

手を合わす先の御鏡との間に
花嫁と花婿の後ろ姿が
輝いている

とくさのみたからを
天つ神から授けられた神の御前で
ゆらゆらと
末永き幸せを祈らん

御蔭様で
ゆらゆらと
奮い立つ

いつも有難う御座います

2013年4月20日土曜日

舞台『かたき同志』


大阪新歌舞伎座へ

命かけて子育てしたのに

親の心子知らず

一人娘と一人息子の親が
かたき同志というから
てっきり
ロミオとジュリエットを
想像したが

そこは藤山直美
んなわけがない

あの子育てはなんやったんやろ

わたしの人生はなんやったんやろ

子に期待かけて
思いどおりならない者同志
意気投合

これからは
お伊勢参り行って
観劇行って
残りの人生
一緒に楽しみましょう

客席は
まさに同志ばかり

大笑いなから
涙する

この盛り上がりは
東京では味わえない

御蔭様で
まったく同感
人並みと知る

いつも有難う御座います

2013年4月16日火曜日

舞台『おのれナポレオン』


最近舞台づいてる

今日は
東京芸術劇場へ

演出家を演出するだけあり
コマ送りのように
細かい表情の動き

天海祐希や山本耕史
動けるはずのビッグな脇より
激しい運動やダンスの年長主役

舞台役者としての内野聖陽は
さすが
TVとは全然違う

長ゼリフ続きも
すべてはっきり聞き取れたのは
はじめて

御蔭様で
かぶりのサイド席で
VIP気分

いつも有難う御座います


2013年4月15日月曜日

好香


山で
炭の焼ける匂い

ふわ-っと
何十年も前からの
キャンプでの食事風景が
よみがえる

ここはそこでなくても
そこのようなここがすき

御蔭様で
あのときを探しながら
明日も歩く

いつも有難う御座います

2013年4月14日日曜日

江の島


長い長い海岸線に
波に乗る人がいっぱい
波を待つ人もいっぱい

江ノ電の窓から見える景色に
サザンの曲が
頭の中で回り続ける

弁財天様にお参り

波音が聞こえ
富士山が見える

湘南の風に吹かれ
憧れてた幸福感に浸る

しらす丼の
のぼりだらけ

御蔭様で
生しらすだけは
食べられない

いつも有難う御座います

2013年4月13日土曜日

北鎌倉から富士


今日は北鎌倉からハイキング

古都は寺社仏閣があちこちに

円覚寺の山門から
文字通り山に入る

参拝しながらの山登り

天平山から
絶景かな
富士が望める

眼下には
太平洋

下り口は
鎌倉宮

御蔭様で
天園で
初堀たけのこ

いつも有難う御座います

2013年4月12日金曜日

チュ-リップ


いつのまにか
我が家のチュ-リップも満開

一度に植えたはずなのに
今年は
鉢ごとにずいぶん開花時期が違う

横着して
古い土を使ったからだろう

一緒に育った球根でも
環境によって
成長の早さが違う

どこの世界も同じ

御蔭様で
ゆっくり咲くほど
愛おしい

いつも有難う御座います

2013年4月10日水曜日

願掛け


伊勢神宮のお土産のお菓子を
渡した御方から
なにを願掛けしたんですか
と訊かれる

一瞬戸惑う

願掛けなどしていない

願掛けという言葉を聞いて
自分は何を願っているのだろうと
考える

子どもが高校受験のときに
まさしく神に祈る気持ちで
合格を願った

アレ以来
神に願うことはない

御蔭様で
どうなることかと
思うことさへ
時は過ぎる

いつも有難う御座います

2013年4月9日火曜日

舞台『今ひとたびの修羅』


初台の新国立劇場へ

尾崎士郎の「人生劇場」

どこまで奥行きがあるの
深い深い舞台演出に
惹き込まれる

いつの時代も
男と女

美しすぎる宮沢りえの妖艶さに
同性でもうっとり

映画を観終わったような
壮大な感動が残る

御蔭様で
それぞれに
素晴らしい人生劇場

いつも有難う御座います

2013年4月8日月曜日

饗膳


神宮会館で
饗膳をいただく機会を得る

初対面ばかりの
4人のテ-ブル

互いに様子を伺いながら
何気ない挨拶をする

共通の興味を持つ者の集まり

すぐに話深く進み
首を傾げあう

お一人は
大神神社の参道に住む
パワ-スト-ンのお店をする御方
お一人は
徳島でヒ-リングサロンをする御方
お一人は
神仏の御朱印帳を作る御方

不思議なご縁に盛り上がる

様子がわかり
また不思議な牽制の空気がよぎる

久々にいつもと違う神経を使う

おもしろい

御蔭様で
余韻しみじみ
揺れ動く

いつも有難う御座います

2013年4月7日日曜日

御垣内参拝晴々


今日は特別参拝の日

嵐の予報に
どんな雲開きが見れるかと
強気の晴れ女

待ち合わせの宇治橋まで
まだ傘が必要だった

宇治橋を渡る間に
五十鈴川の向こうに
青空が見え
雲が慌てて上がっていく

艶やかに雨に濡れた御白石を
踏みしめ
御垣内を晴々と進む

もうこの御垣内に入らせていただくのは
最後かもしれない

新御敷地の社殿は完成間近

御蔭様で
この御垣内に入る御縁を
何度もいただき
光栄でございました

いつも有難う御座います

2013年4月6日土曜日

嵐の外宮


雨の日のお参りは
ご利益二倍

嵐の日は
ご利益三倍かな

はなから
ご利益など期待していない

荒れていればいるほど
ああこんな日に
よくここに来れましたと
感謝の気持ちは三倍に

御蔭様で
御幌高々
道拓き

いつも有難う御座います

2013年4月5日金曜日

リセット


今日は大パニック

スマホが突如電源切れ

壊れてしまった

DoCoMoショップに行くも
修理不能
新品に無償交換するが
デ-タの一切が消える
という

どうしたものかと考えても
どうしようもない

すべての人との縁が切れるような
喪失感

ご縁がある御方とは
またきっとご縁が繋がる

ご縁のない御方とは
それまで

御蔭様で
またリセット

いつも有難う御座います

2013年4月4日木曜日

ヒメオドリコソウ


中の千本から
上の千本に上がる
急な坂道で出会った

ときどき見かけても
ここで出会えたことが
うれしい

御蔭様で
乙女気分に
姫踊り子草

いつも有難う御座います

2013年4月3日水曜日

ショウジョウバカマ


桜ばかり見て歩いてると
気付きにくい

小径の脇に
ふっと
眼を惹きつけられる

小さく可愛いのに
とてもゴ-ジャス

紫の
ショウジョウバカマが
色鮮やかに咲いている

山歩きの愉しみは
こんな思いがけない出会いも

御蔭様で
吉野の山の
カンザシ花

いつも有難う御座います




2013年4月2日火曜日

竹林院


大和三庭園のひとつ
群芳園のある寺

豊臣秀吉が
吉野山観桜のために
千利休がデザインした庭

庭園好きにはたまらない

よく完成された木々の配置の中に居て
外は吉野の山々

なんと贅沢な庭園

御蔭様で
足踏みしめる
時代の小径

いつも有難う御座います

2013年4月1日月曜日

蔵王大権現ご開帳



ちょうど3月30日から
秘仏本尊特別ご開帳

前回はかぶりつきの
特別参拝席は
長蛇の列だったが
今回はラッキ-

金剛蔵王大権現立像三尊を
間近にゆっくりたっぷり
個室で拝む

眼の前の7mの中尊を
見上げ続ける

真っ青な慈悲

御蔭様で
冷静に受け取る

いつも有難う御座います