原題は
Night Train To Lisbon
2014年10月26日日曜日
2014年10月25日土曜日
2014年10月18日土曜日
舞台『駈込み訴え~真実のユダ~』
太宰治の『駈込み訴え』
キムスンラさんの
一人芝居
すごすぎる
迫真の演技とはこのことでしょ
太宰の口述筆記も一気に行われたらしい
ユダのめまぐるしい心理描写の変化も
イエス・キリストも
切れ目なく声色変え
一人芝居であるはずなのに
何もないセットのはずなのに
そこには群衆がいて
弟子たちがいて
最期の晩餐まで見せる
劇中歌も
セリフに途切れなく
朗々と歌い上げる
さすが元劇団四季トップスタ-
ユダの苦しみは太宰の苦しみのようで
極端な振れ幅を持つ心理の真理を
自分にも重ね理解する
御蔭様で
小さな小屋で
大きな舞台を観た
いつも有難う御座います
2014年10月17日金曜日
紅葉の上高地快晴
どうしても
この時期の上高地に行きたかった
さわやか信州号グリ-ンカ-で
上高地バスタ-ミナルに着いたのは
朝5時半
まだ暗い
それでももう先を急ぎたい
山の早朝はやはり寒い
用意した防寒のすべてを装備する
念のためにと用意したネパ-ルの帽子まで
快晴は有り難い
河童橋でも足を止める予定はなかった
6時すぎだんだん白む空に
山が輝く
ああ
ヒマラヤとおんなじだ
ポカラのサランコットの丘に
朝4時起きで行った
真っ暗な空に
真っ白に浮き出るヒマラヤの山々
それだけでも絶景なのに
東側斜面に赤いスポットライトが当てられる
エヴェレストの頂上付近から
だんだんライトは下に広がる
夜明け前
日の出より先に
山々への太陽の挨拶を
下から仰ぎ見る
数年前のその感動がまざまざとよみがえる
日本でも見れるじゃないの
期待しなかった光景に
すっかり満足
もうこれでじゅうぶんじゃないの
急ぐ気持ちが急に失せる
左に梓川のせせらぎ
その向こうは
歩くほどに表情変える日本アルプスの山々
まだガラガラの嘉門次小屋を横目に
穂高神社奥宮にご挨拶
素晴らしい一日のはじまり
御蔭様で
黄金色の屏風岩に
山小説のいくつもを重ね
仰ぎ佇む
いつも有難う御座います
2014年10月12日日曜日
舞台『双蝶々曲輪日記』
半蔵門にある
国立劇場へ
客席は御着物姿が多い
歌舞伎観劇を
優雅で贅沢な時間に思わせてくれるのは
この客層にもよるのでしょう
10月の歌舞伎公演
通し狂言双蝶々曲輪日記
ふたつちょうちょうくるわにっき
義太夫狂言の竹田出雲・三好松洛・並木千柳の名作トリオ
濡髪長五郎と放駒長吉
二人の力士の話
歌舞伎や落語の古典ものは
関西の見知った地名が舞台であるところも
親しみを感じる
序幕は
京都清水寺
それから
大阪堀江に難波
松本幸四郎と市川染五郎の
親子共演
ロビ-で
上品な美しい御方とすれ違い
微笑んでくださる
松たかこの御母様
地味な色の御着物ながら
ふわっと華やかな余韻に
身近にお会いできたことに
感激する
今回も良いお席に恵まれた
1階3列目
またど真ん中
御蔭様で
義太夫と三味線の熱演に
身体熱くなる
いつも有難う御座います
2014年10月8日水曜日
2014年10月4日土曜日
舞台『生きると生きないのあいだ』
吉祥寺シアタ-コク-ンへ
ほんとうに
生きる と 生きない のあいだにいる者たちの話だった
人間はなんで働かなきゃならないんだ?
哀しいからです
なかなかやるなあ
とくる
小劇場の前から2列目ど真ん中の席
それぞれの汗の流れ方まで見え
緊張と熱演を間近に感じ
ワルクナイ
柄本明が
客席ぎりぎりまで迫り
我々に叫ぶ
見ろ
人だらけだ
だが 100年後には
この中の誰もいないだろう!
それでも
御蔭様で
生きてるあいだは
生きなくちゃ
いつも有難う御座います
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