2009年3月6日金曜日

五十鈴川 by Shikinami


イントロの水の音は
ほんとに
五十鈴川の水の音

五十鈴川の御手水場
一番上流側にさらに大きな岩があり
一歩川に近づける
そこにしゃがみこむと
もう川の世界

太陽の光が
川面に反射して
光り輝くプリズムを生み出す

あまりに綺麗でさわれない
神の形かと錯覚する

耳をそばだてると
そこは穏やかな流れではない
岩にぶつかり
怒涛の如く
水が闘っている

人の一生も
この川のようだ

一面に見えるようで
それぞれの場所で
前に進むために
その場その場の
役割を果たしている

ちょっと渦から離れたら
ちゃんと穏やかな流れが
あたたかく迎え入れてくれる

なのに
わざわざ激しい岩にぶつかろうとする

どこを通っても行く先は同じ

そしてその全体は
いつも神に包まれている

五十鈴川はそれ自体がご神体

音に包まれながら
脳内視野はずっと
五十鈴川を見ている

音の力に感服

ありがとうございます