2009年3月28日土曜日

映画『PLASTIC CITY プラスティック・シティ』


『PLASTIC CITY プラスティック・シティ』を観た

オダギリジョ-のファンだから

最初ポルトガル語を流暢に話していたかと思うと
途中で中国語もペラペラ

中国語の発音は経験上かなり難しいはず

言葉の驚き以上にはスト-リ-はよくわからなかった

ブラジルでのヤクザの世界の話
血なまぐさいものは好まない

市内での殺し合いと
ジャングルでの逃走
トラとの対面

自分の世界とは接点がないようだった

観終わってヤクザな主人公のことを考える

88歳の父は富山県の農村に生まれ
平和な子供時代を過ごし
やがて少年志願兵となり
ベトナムカンボジアを彷徨する
ジャングルではトラに出会い
大蛇を捕って食べたという
戦地では人を殺すのが目的

無垢として生まれた子供が
環境や時代によって
好まなくとも残虐な経験を強いられる

政治と法律が善悪を判断する

この映画のヤクザも日本兵も同じ
畦道を走り回っていた少年が
まさか将来
ジャングルでトラと対面するとは想像だにしなかっただろう
まさか将来
率先して人を殺すように云われるとは想像だにしなかっただろう
違うのは
違う理由を作る人の考え方

あの時代
平凡な普通の日本人の誰もが数奇な人生を送ったことになる

映画の中の殺られた人も子供も
脇役の人たちの顔もどんどん思い出されて
悲しくなる

自己責任だといえないよな-

こうやってこう思うために今日があった

いつもありがとうございます