2011年8月30日火曜日

楽器職人


フル-トを作る職人さんに
お話を伺う機会を得た

世界の著名なフル-ト奏者も
直接工房に出向かれるという

そんなお方の注文品は
やはり熱が入りますか
と尋ねてみる

それはそうです
なんて答えを勝手に決めていたが

 緻密な作業での連続で
 完璧なるものを作りますから
 誰のフル-トであっても
 値段が高くても安くても
 手をゆるめたり
 それだけ力が入ったりすることは
 ありません
 
 いつも最高の出来をめざしています

でもちょっとは気持ちが違うでしょ
こちらもしつこく訊く

 高級車も小型車も
 走るための完璧なる車であるように
 作る人はその姿勢に変化はないでしょう
 フル-トも同じですよ

職人気質にふれたようで
背筋が伸びる

御蔭様で
カッチリきっちりの上に
あの柔らかい音が

いつも有難う御座います