2011年8月10日水曜日

新刊本


本屋さんの文庫コ-ナ-を
ぐるぐる回る

休みの日の
楽しい時間

おもしろい本はないかいな

夏休みだからか
新しい表紙で
新刊のような顔をして
古い本が
平積みされている

思わずまた
手にとってしまう

懐かしい

読んだときの記憶がよみがえる

高村薫『神の火』
原発事故があったとき
この本の内容が真っ先に
脳裡に浮かんだ

新田次郎『聖職の碑』
学生時代先輩から紹介され
リ-ダ-としての心構えの
指針となった

新田次郎『孤高の人』
これも学生時代
六甲山を庭に
山歩きの師匠となった

あれもこれもと
持ってる本に
挨拶するように
タッチして歩く

また平積みされるほど
時を超えて
良い本は良い
ということか

それらを超える
おもしろい作品があまり出ていない
ということか

ぐるぐる回る
似たような人とすれ違う

御蔭様で
本はいろんな世界に
連れていってもらえる

いつも有難う御座います