2011年7月7日木曜日

七夕の夜


七夕の夜は
見えなくとも脳裡には
雲の向こうの
大きな夜空に
いつもよりひときわくっきり
天の川が映し出される

はじめて天の川を見たのは
大学生のとき

島根県隠岐の島

砂浜に自分たちのグル-プだけの
小さなキャンプファイヤ-をしていた

1週間のキャンプの最終前夜
都会っ子ばかりが
自然の中でのテント生活で得た
体験と感動は計り知れない

それぞれが感想をいい
感動を分かち合い
火も消えかけてきた頃
涙をセ-ブするために
空を仰ぎ見る

誰かが言う

 あっ流れ星

円陣に座っていた者全員が
夜空見上げ
沈黙になる

耳には
ザザ-ザザ-
波の音

あの光景は
おそらくあの場にいた仲間みんなが
今もしっかり脳裡に刻まれているだろう

大きな夜空に
はっきりくっきり
大きな大きな天の川

そこに
ヒュンヒュ-ン
何度も流れ星が飛び
あっという間に消える

中学生のメンバ-たちにとって
大学生のリ-ダ-は
何でも知ってるようにみえたかもしれない

みんなと同じように
リ-ダ-もはじめての体験だったんだ

下見でも見れなかった

あの日だから
あの輪だから
見上げることのできた
満天の星空
だったのかもしれない

七夕の日ばかりは
愛した人たちを
強く想う

御蔭様で
素晴らしい出逢いの連続

いつも有難う御座います