今月も無事墓参りを終える
石上神宮へ向かい
これっもいつもの順に参拝を済ませる
御手洗を曲がり
山の辺の道へと入る
しばらく神鶏がコッココッコとついてくるが
鏡池が過ぎる頃には静寂の森に包まれる
6月ではまだ早いか
やはり蓮の開花は7月かと
不安半分期待半分で歩き進む
あっ
蓮畑が一掃されている
見てはいけないものを見てしまったかのように
あわてて踵を返す
なにかとんでもない不幸をが
自分に襲いかかったかのように
ス-と気が引けた
コッココッコと迎える神鶏に微笑みかけ
平静を装う
山の辺の道になど入っていない