2010年12月31日金曜日

大晦日


今年最後のご挨拶に
谷保天満宮に参った

帰り道
ちょっと一休み

大学通りの2階から
静かに
本を読みながら
ときおり
本から目を離し
窓の外の
大きな桜の枯れ木を眺める

自分の人生よりも長生きの
枝ばかりの
この木も
確実に歳を重ねながらも
春には可愛い花咲かせる蕾の
その元となる細胞を
隠し持っている

まだ見た目には
ただの老木

自分の中にも
蕾の元となる
細胞はあるだろうか

昨年の今日
一年後の大晦日に
この地で
ぼんやり
不安さへも
幸せを感じる
こんな穏やかな時間を
過ごしているとは
想像もしなかった

大移動の前には
今までの総決算ともいうべき
たくさんの方々が
温かく逢ってくださった

こんなに素晴らしい方々に
囲まれて生きていたんだ
と気づかず過ごしていたことを
恥じた

そしてこちらにきても
優しい心根の方々にふれ合う日々を
過ごしてきた

今年出逢った
すべての人に
深く感謝します

御蔭様で
皆様の御蔭で
素晴らしい年に

いつも有難う御座います