2010年1月19日火曜日

須磨から大阪へ


電気もつかない
ガスも出ない
水道も出ない
食糧もない

1月は真冬
寒かった

暖房のない明かりのない部屋で
かろうじて居場所のあった布団部屋

布団の上に
新聞紙を置き
駅前の薬局の片付けされる中
無理やり仕入れたお菓子を4等分
ポカリスウェット
4人手を合わせて
 いただきます

回りの状況で
誰かが助けてくださるとは
考えられなかった

この悲惨だと思われる状況は
まだましな方だとわかった

不思議に
子供らは誰一人
不満も不足も驚きも言わない

尋常ではない
状況に
声が出ない
というよりも
ただ静かに見ている
聖者のようだった

この子らをどうやって守ろう

学生時代
YMCAのボランティアリ-ダ-時代
六甲全山縦走をした経験がある

そのときのメンバ-は
ちょうど我が子の年頃
小3から中2
こんなときにそのときの経験が役立つなんて

須磨は神戸の端
六甲山の西から宝塚までの道程を思い出す
明日の朝早く出て
歩き続ければ
夜には大阪に辿り着くはず
下の平坦な道はもっと早いかも

幸い3人とも元気なサッカ-少年
足は丈夫なはず

よし
明日の朝早く起きて
大阪まで歩こう

二日目の夜だった

地獄道とは知らず
一縷の希望に安堵した夜

いつも有難う御座います