2009年10月30日金曜日

Mr.Mark

マ-ク・アンダソン

学生時代
カナダに留学した頃
入れ違いに我が家にホ-ムスティしたアメリカ人
日本人より日本人らしい
正確には
善き日本人より善き日本人らしい
日本がよほど肌に合ったのか
我が家は居心地良すぎたのか
以来30年以上日本に住み続け
ついには永住権まで手に入れた

今日
実家にマ-クさんを尋ねる方があった
30年前にご主人がマ-クさんにお金を借りられたという
そのご主人が数年後亡くなられたとき
マ-クさんは返金を要求しなかったという
奥様はその心清らかさに触れて
いつか絶対御返ししたいと
がんばってこられたという
 ようやく返せるものを作りましたので
 マ-クさんを尋ねてきました
といわれる

ホントにマ-クさんらしい

派手な女子大生を演じてた頃
一緒に入った喫茶店で
 ボクハミズデイイデス

清貧という言葉がぴったりの
質素で礼儀正しい
上品な武士のようだった

コツコツ貯めたお金を
困った人に貸して
催促しない

毎月
障害者施設への送金も欠かさない

何十年たっても
されたことは覚えてる
御恩返しを実行するのはなかなか難しい

ちゃんと戻ってくるようになってる
人って捨てたもんじゃないな-

久しぶりにマ-クさんと電話で話して
日本の身内であることを
誇りに思った

いつも有難う御座います