2013年10月5日土曜日

叔父の手紙


大阪に住む叔父さんから
山道具など送られてきた

案ずるが産むが易し
あとの筋肉痛もあまりなく
まだ喜びの余韻の中

そんな短い手紙もあった

達筆であった

思えば叔父と手紙のやり取りなどしたことなく
叔父の書いた字を見るのははじめて

遭難を心配して
大反対していた娘や孫たちを残し
決死の白山行きであったという

叔父は74歳
叔母は70歳

私とて同じ思いであった

どんなところかわからない
初めての場所は
恐怖や覚悟の量りを
振り続ける

体調に気を付けながら
花を愛でながら
景色を呼吸しながら
ゆっくり登った

無理せんとこね-

何度も声掛け合った

御蔭様で
なにもかも
受け入れられた

いつも有難う御座います