2009年2月16日月曜日

割包(台湾ハンバ-ガ-)


奈良にうまい店あり

奈良にうまいものなし
失礼ながらそう思っていた
知らないだけだろうおそらく
奈良で食事をすることはない
大阪まで戻る
ついに見つけた

臥龍坊(ガ-ロ-ボ-)
台湾料理店だ
小さいながら本格的な気配がした
当たり!
台湾人らしい顔に
台湾人らしい日本語
本場の家庭料理のメニュ-に懐かしさが込み上げる
小籠包に鍋貼(フォテイ)
台湾ビ-ルも飲んでみる
おいしい

客への笑顔と目をそらしたときの表情の差
台湾で感じたときのままだ

台湾人の食に対する思いは半端じゃない
食が第一番にくる

こんにちは
の挨拶よりも
ご飯食べた?
とまず聞かれる

それが挨拶のようだ
生活が安定せず
落ち着いて食事する余裕のなかった時代が長かったかららしい
自分が食べたかどうかより
人が食べたかどうかを気にする
やさしい人たちだ
食事する余裕はなくとも
他人の食事を心配する余裕はある
それこそが重要に思える
大変な時代から受け継がれている大事な思いやりの挨拶
言われるたび胸が熱くなる

割包
クワパオとよむ
これもよく食べた
ここでもおいしかった

吃好了!
最後にツ-パオラ!と言って微笑んだ

謝謝你!(シェシェニィ)
驚いた顔のあと満面の笑みで返してくれた

それぞれの台湾での思い出が
一瞬クロスしたようだ

吃(ツ-)
食べること EAT

好(ハオ)
良い おいしい GOOD YES

了(ラ)
完了形 済んだ意味 した DONE

ツ-パオラ
おいしくいただきました

再見!(サイチェン)

いつもありがとうございます