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『父への恋文』
新田次郎の娘さんである
藤原咲子著の
『父への恋文』を読む
新田次郎の生活もよくわかり
作品の作られる様子もよくわかり
興味深く
感慨も深かった
『流れる星は生きている』を
読んだときにも
その子らののちの苦悩を想像したとおりに
やはり長くその苦悩の中で過ごされていた
偉大なる父を持つ誇りと
別れの悲しみは
特別なもののようでいて
その思いは
自分のことにダブらせていた
娘にとって
父親は大きな存在なのだ
男の子はマザコン
女の子はファザコン
それが標準でいいと思っている
御蔭様で
たしかに
愛された
という思い
いつも有難う御座います