2011年11月14日月曜日

丹沢の鹿


どどどどど-
どどどどど-

下りの登山道の横を
大きな動物が
駆け下りる

すごい速さ
思わず恐怖で足がすくむ

音が途切れたと思った瞬間
ブッシュを抜けて
スッと出てきた

えっうそでしょ

眼前の大きな生き物は
ここに人間がいることなど
目もくれない様子で
草をむしばみ始めた

皆が足を踏みしめた
この登山道の
どこに美味しい食料となるものがあるのか
なにもこの道でなくともいいはずなのに

塞がれた狭い登山道は
当然渋滞

鹿様の移動待ち

立派な角を持つ
雄の鹿を間近にすると
やはり緊張が走る

ここは野生の鹿が棲む
自然の山であることを
再認識させられる

堂々と
わがテリトリ-であることを
知らしめるように
予定通りの食事の時間を終え
静かに去っていった

御蔭様で
自然の中で
自然に驚く

いつも有難う御座います