2011年7月19日火曜日
「ありがとう」
最近朝に
書の手習いに
ほんの一言あるいは一文字を
筆で書くようにしている
今朝は
あるお方の名前を書いた
そしてその右に
「ありがとう」
とゆっくり丁寧に書いた
昨日お中元らしき品が
大阪のそのお方から届いた
ようやく
神棚に供えてあった箱の
封を開ける
和菓子らしい風情のある包装紙を剥ぐと
丁寧にのし紙がかかっていた
そののし紙を見て驚いた
真ん中に縦に
「ありがとう」
そしてその下に
そのお方の名前があった
よく「御礼」や「お中元」と
書かれている
「ありがとう」
とひらがなで記されていた
自分で書いた紙を
横に並べ
感無量になる
書いたときは
そのお方を想い
感謝の気持ちが
自然に表された
「ありがとう」
そのあと封を開け
「ありがとう」
と返事をされたような
錯覚を感じた
そのお方の方が
先に「ありがとう」と
書いてくださっていた
そのお方は人生の大先輩
こちらは
「ありがとう」
といわれるような立場ではない
御礼の電話をしてみる
私と出逢ったことが
私を知ってることが
今もうれしい
そんなもったいないお言葉をいただく
こんなふうに
ときどき
怠惰から引き上げようと
手が差し伸べられる
御蔭様で
身の程知るから
身が引き締まる
いつも有難う御座います