鳥居の下で挨拶をして
境内へ
参道を進むうち
いつの間にかもう
神鶏たちの元気な声に
迎えられた
あれあれ
鳥居で立ち止まっていない
ことに気付き
何度も振り返る
ついに参道の入口まで戻り
確かめる
「現在大鳥居修復中です
社務所」
ちゃんと貼紙があった
立ち止まるべきときに
立ち止まり
頭を下げるべきときに
頭を下げる
それをしないと
なんとも気持ち悪いもの
あらためて
境内に入らせていただく
ここは
いつも気持ちのよいところ
『風そよぐ
ならの小川の
夕暮れは
みそぎぞ夏の
しるしなりける』
今月の言葉として
新勅撰集
藤原家隆
とある
どんなに暑くとも
神域のある部分は
ひんやり感じるのは
どうしてだろう
御蔭様で
猛暑の対策を
ひとつ得る
いつも有難う御座います