言葉
「言」
この漢字は「口」の上に「辛」
「辛」
これは把手のついている短い針
これで肌に入れ墨をしたという
「口」
口ではなく入れ物を示しているという
祝詞や呪文のような大事な言葉
つまりは言霊を
紙や木に書いていれておく箱
「言」という文字は
神に祈って何かを誓うときの
神聖な言葉を示したという
もしその言葉に偽りがあるときは
鋭い針で入れ墨の刑をうけた
そのため「辛」が上についているという
言霊を発するにはそれほどの
緊張感をもって言葉を選んでいたんだ
古代は
その時代なら入れ墨だらけだ
いや他者が刑を与えなくとも
皮下で目に見えぬ入れ墨が今も広がっているのかもしれない
ネットではその言葉だけで人もつぶす
言葉の魔力について正しく学ぶときかもしれない
注意深く
間違えないように
良い言葉ばかりを言わなくていい
悪い言葉を言わなければいい
白川静氏の本を読むように薦めてくれた
読書仲間の先輩
いつもありがとうございます