ケ-キと花束をもって母に会いに行った
観劇に誘ったが家にいたいという
今日はひたすらゆっくり話しを聞こう
そう決めたが4時間でギヴアップ
田舎の話になり
戦争の話になり
結婚の話になり
トイレ休憩の暇も与えないほど
立て続けに話し続ける
3時間を過ぎた頃にようやく
兄が生まれた
おかあさん
申し訳ありません
続きはまたゆっくりと
今日までどうもありがとうございます
我ながら情けないと思いながらも
またの機会をもつことが母へのプレゼント
勝手にそう判断した
いつもゆっくり話をきいてあげられなくて
ごめんなさい
それから
大阪天満宮へ
将軍社へ
晴れ着の娘さんが目立つ
今日は成人式か
20歳のとき私も晴れ着を着せてもらった
すべて母が用意してくれた
娘をきれいに見せようと一生懸命だったんだ
天満宮のたくさんある社に
順に母の誕生日を報告した
母のお蔭で今日まで生きてこれました
ありがとうございます