2009年4月9日木曜日

いかなご


いかなご
今年も送られてきた

須磨に住むまで
いかなごの存在を知らなかった

この時期になると
コンテストでもあるのかと思うくらい
どこの家からも
いかなごを炊く香りがする

神戸で務めていた頃は
数件からいただいていた
不思議なことに
どれも同じ味はない
どれもおいしい

仕事の縁がきれてもなお
毎年送り続けてくださる
お寺の大奥様

送る前と
送った後に
お電話いただく

年賀状のかわり
一年に一度の挨拶

今は何もしてませんのに

 いやいや先生のお蔭で
 今があるんでございます

ホントに何もしてない

いかなごもありがたいが
こんなお方といつまでも
繋がっていられることが
ありがたい

なくなってもいいご縁を
いつまでも感謝の気持ちで
繋げてくださる

ご飯にいかなごを混ぜて
おにぎりにして持っていく

小さな一尾一尾のいかなごが
感謝と喜びとなって
身体に入る

いかなごは
小さい身体で
すごい役割をもってる

おそらくなにかすごいパワ-が
あるのだ

いかなごの獲れる時期の
奥様方のパワ-は
尋常ではない

これはこの地域のひとにしかわからない

やっぱりそうだったのだ

来年もいかなごのパワ-を
もらえますように

いつもありがとうございます