夏と冬学生時代を共に過ごしたYMCAの仲間と会う
再会が始まったのは神戸の震災の後だ
半壊の家の中大きな余震に覚悟を決めた
人生を精算しようとするとき
人はその一生を走馬灯のように見るという
まさしくその思いをした
しばらく会っていないYMCAリ-ダ-たちを深く思い感謝した
それぞれにどれほど良い感化を受け
今の自分が形成されているかしみじみわかった
もう会えないとわかってよけい深い感謝を感じた
素晴らしい経験をさせていただいたYMCAの組織にも感謝した
ここでこの命は終わります
伝えることができなかったけど
学生時代以上に深く感謝しています
ありがとうございます
不思議に最期の恐怖が薄らいでいった
ああ今もこうやって愛されてる
そう感じた
半壊のままなんとか埋もれず存えた
どうしても声に出して感謝の思いを伝えたくなった
生きてるんだもの
会いたい
皆に声かけた
それから毎年集まりが始まった
そこは私の故郷
なにもしゃべらなくてもいい
そばにいるだけで安心する
そんな仲間だ
友達は財産
ありがとうございます