第110回オーケストラ定期演奏会
2008年12月10日(水)
東京芸術劇場大ホール
東京にきている
A.ドヴォルザーク/序曲「謝肉祭」作品92
A.ドヴォルザーク/チェロ協奏曲 ロ短調 作品104
J.ブラームス/交響曲第4番 ホ短調 作品98
卒業年最後のオーケストラ
クラシックをオケで弾くのは最後かもしれない
不思議な感慨だ
演奏会にはよくいくほうかな
実は演奏が始まる前の音出しの時間が一番好きだ
がちゃがちゃと出てきておのおの勝手に音を出している
それぞれに真剣に音合わせをしているのだろうが
すぐそばにいる者の音には全く振るがず
自分の音に耳を集中している
できない者にとっては
その集中力に驚かされる
メロディになってはいないが
それぞれにきれいな音を同時に出している
そのなんと耳障りのいいこと
これは生の演奏会にいる者にしか味わえない蔵出しのようなものだ
この時間が好きなので
できるだけ長く音出しをしていただきたい
始まってからの完成されたものより
その前のそこに向かおうとする緊張感を感じ
こちらも興奮する
バラバラの個性が協調して壮大なるものを創り上げる
オーケストラは社会なんだなあ
完成されたものよりその過程をおもしろがる
人生もおもしろいよなあ
アンコールはスラブ舞曲
踊りましょ