
入退院を繰り返す病弱な御義母様を
献身的に看病する友
外で会っても
彼女だけは義母の世話があるからと
一人早々と引き上げる
いつも感心する
あまりに長年の生活に
心折れそうになることもあったという
久々に会い
朗報を聞いた
あるとき心からお義母さまを愛おしく思い
おかあさま だいすきよ
心底つぶやいたという
すると寝たきりのしゃべれないはずの御義母様が
声をふりしぼって何かを伝えようとされたという
そしてその日をきっかけに快復に向かい
今は家の中を歩いて過ごされてるという
以前話を聞いたときに
お義母さまを許してないのかもね
偉そうにもそう言ったらしい
そのことがずっとひっかかてて
あのときストンと許せた気がした
あなたの言葉のおかげよありがとうと
もちろんそればかりじゃないはずだけど
ちゃんとお礼をいってくれる心配りと優しさ
奇跡の前には
たゆまない努力が続いていることを知っている
御蔭様で
共に励まし合う友がいる
いつも有難う御座います