2009年6月13日土曜日

語尾に品性

会議が続く

お蔭さまで立派な方々と同席させていただける
お蔭さまでこれでも若輩者で発言の機会は少ない
お蔭さまでたっぷり観察できる

歳を重ねる方々はそれぞれに自分の歴史をもっておられる
社会的に立派であられたにはしっかりした哲学もおありのよう
ゆえにご自分の考えに自信もおありで
そういう方々の集まりでは譲られないこともある

それぞれのお考えになるほどもっともと思う
それぞれなかなか説得力のある含蓄の在る言い方をされる

よくよく観察すると
流れは内容ではない

内容を言葉にされているようで
気持ちを伝えておられる

その気持ちは話し方の語尾に表現される

その語尾によって
次の流れに入る

せっかく素晴らしい内容の意見をいわれても
語尾で人を動かせない方もある

そして語尾にこそ
品性がにじみ出る

怒りの感情を表に出そうとされるとき
じっとその方を見つめると
語尾が和らぐよう

人のことだから冷静にわかる
自分は失敗だらけ
自分は後悔だらけ
怖くてしゃべれない
それぐらいでちょうどいい

いつも有難う御座います