覚悟はしていても
そのときを
都合よく
延ばし延ばしに
していた
たっぷり付き添い
たっぷり感謝の気持ちを
伝えることができた
とはいへ
もうすでに
過ぎた日々を思い
後悔してばかり
一生懸命
育てていただいたのに
なんと親不孝な娘であったか
思い出の数だけ
自分の罪を
数えることになる
ここでまた
母よりも
自分のことを
考えてる
自分に気付く
看病とて
自分の気の済むように
したに過ぎない
母の思いに
母の痛みに
心から
添う
そうできただろうか
命がなくなる
頭では
知っていたつもりだったが
母の命がなくなる
こればかりは特別
のような気がする
御蔭様で
いまさら
撫でる
お湯潅の儀
いつも有難う御座います