2012年2月1日水曜日

書道教室


3時を過ぎると
小学生がやってくる

長机に正座

来る順で席が決まる

後ろの子が墨をつけたと叫んでる

先生が
静かにしなさいと叫んでる

前の子が席変わりたいと叫んでる

先生が
そこ席変わりなさいと叫んでる

子どもたちは半泣き

先生は半笑い

この光景を見たことある

小学生のときの書道教室

おとなになってきくと
おとなたちの言葉はそれほど重くはない

子どもの頃は
おとなの言葉は絶対だと思って
そのときどきでつらい思いをしていた

ちょっとした注意が
ひどく叱られたように受け取ってしまう

半泣きの子どもを
泣きそうな思いで見るが
なにもしてあげられない

わかるよ

その昔も
そんな思いで
見守ってくれていたおとなが
そばにいたかもしれない

同じ道を
折り返してるような気がする

御蔭様で
だんだん
よく見えるように

いつも有難う御座います