2016年6月7日火曜日

コンサ-ト「ヒラリ-・ハ-ン ヴァイオリン・リサイタル」

東京文化会館大ホ-ルへ

モ-ツァルト
ヴァイオリン・ソナタ ト長調 K379

J.S.バッハ
無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番 ハ長調 BWV1005

前半は完璧過ぎるお手本のような演奏

完璧なのになぜか物足りない

アントン・ガルシア・アプリル
無伴奏ヴァイオリンのための6つのパルティ-タより
第2曲「無限の広がり」
第3曲「愛」

ア-ロン・コ-プランド
ヴァイオリンとピアノのためのソナタ

ティナ・デヴィットソン
地上の青い曲線

仕事帰りなので後半は眠るかなと懸念していたが
なんのなんの
眠らせてはくれない

前半とまったく違う激しいうねり

超絶技巧に圧倒されるも
その一つ一つの音に
全くブレがない

途中から口をポカンと開け
笑いながら見入り聴き入ってしまった

フワフワのドレスがシ-スル-であればよかったのに

全身全霊での演奏だとひしひし伝わる

激しい脚の動きまで見たかった

ブラボ-
ブラボ-

スタンディングオベ-ションに応え
3回ものアンコ-ルを演奏してくれる

日本語で曲紹介してくれたが
マイクがなくちょっと聞き取れなかった

その小曲たちも素晴らしかった

仕事の疲れもなにもかもふっとんだ

音楽の力をまざまざと感じ知った

ヒラリ-・ハ-ン
貴女に感謝致します




2016年5月5日木曜日

映画『レヴェナント 蘇えりし者』

アカデミ-賞を総なめしたというから
観てみましょう

いや-すごい

とは思うが
サバイバルのリアルさでは
仲代達也の『人間の条件』を
乗馬シ-ンでは
クリントイ-ストウッドの西部劇を思い出しながら
ううんと唸る

CGがいけない

CGが入ると
すべて嘘くさくなる

CG禁止の映画部門を分けて
評価があるべきじゃないかな

2016年4月22日金曜日

舞台『あぶない刑事にヨロシク』

下北沢 本多劇場へ

大人計画の面々

あぶない刑事の続編ではありません と
わざわざ注意書きがある

わっ あぶない の あぶない

皆川猿時の体力やすごい

あれを毎日演ることを考えると
ドタバタでも感心する

荒川良々はどんどん体力を消耗せず
笑いをとる術を身につけてる

生演奏のドラムがグンと質を上げてる

客席まで巻き込む演出が
ただのコメディで終わらない凄さ

2016年4月15日金曜日

鶴瓶噺

4月の最初の舞台は芝居ではない

三軒茶屋の世田谷パブリックシアタ-へ

つるべばなし

落語でもない

ただおしゃべりを聴くだけ

キラキラアフロで観聞いた話ばかり

あれも知ってる
これももう聞いた

なのにお腹抱えて笑い続けた

涙拭きながら笑い続けた

若いときからよお存じている

特にファンでもないと思ってた

でも
また行くかもしれない

とにかく
健康にいい

2016年3月25日金曜日

舞台『かあちゃん』


明治座へ

3月3回目の舞台鑑賞

藤山直美は藤山寛美さん育ちの者には
やはり面影を捜さずにはいられない

憧れの八千草薫さんを間近に拝めるのも
今回の愉しみ

山本周五郎作
鎌田敏夫脚本
石井ふく子演出

展開は十分に想像できる

想像はできたが
子を奉公に出すとき気丈に送り出し
その後一人泣く母親のつらさの演技には
共感し涙した

昨日甲子園で惜しくも一回戦敗退した
二十一世紀枠で出場した長田高校を卒業した長男が
東京の大学に行く日
気丈に送り出したと思ったが直後
弟の膝に泣き崩れた
肩打ち震わせ全身全霊で泣き続けた
とめどなく流れる涙は
止めようとしても溢れ出続けた
感情も思考も追いつかないほど
身体は悲しみに支配され制御不能となった

弟は初めて見る母の取り乱しように
圧倒され身動きできなかったろう

長い長い時間
弟も支えとなってくれた

あんな経験はあとにも先にもない

かあちゃん

かあちゃんもまたこの経験をしたのかもしれない

かあちゃんとしてまた生きねばならない

2016年3月18日金曜日

舞台『ETERNAL CHIKAMATSU』


渋谷シアタ-コク-ンへ

最近近松ものが続く
またブ-ムなのか

深津絵里は以前観た
谷崎純一郎の舞台『春琴抄』で素晴らしかった

近松門左衛門の『心中天網島』より

その時代と現代とを行き来する演出

現在の娼婦の深津絵里が
大阪の梅田橋で思い悩んでいるときに
タイムスリップし
大阪の梅田橋の昔
同じように恋に悩む遊女の七之助に出会う

 
中村七之助の美しいこと

恋の想いだけは
時代を超えて
なお変わらず

梅田曽根崎蜆川

なんと懐かし親しい地名

何度も参った梅田曽根崎お初天神

また参りましょう
恋の想い出と共に



2016年3月5日土曜日

舞台『逆鱗』


3月のはじめの舞台は『逆鱗』

東京芸術劇場プレイハウスへ

野田マップは『MIWA』『EGG』と
運よく続けて観せてもらえる

阿部サダヲはやっぱりすごい
松たか子はやっぱりすごい

前半とまったく違う結末に
涙

奇想天外なフィクションを
ノンフィクションに変えていく

前職でお世話になった税理士の先生の話を思い出す
呉の海軍で明日出陣の命令を受けたまさに翌日に
玉音放送を聞いたという
死なずに済んだはずなのに
一日違いで先に逝った戦友に対する後ろめたさはずっと消えないと

コントにしか見えない滑稽な出来事が
まさかの事実

そしてまさかの今もなお